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〜佐久間side〜
🩷『…はぁ…やっちゃったなぁ…』
右腕から血が流れている…
化け物たちから逃げてくる途中で怪我したらしい…
あまりに逃げるので必死になって気がつかなかった…
💚『…佐久間?』
🩷『阿部ちゃん!』
💚『良かった…誰かに会えて…ってその腕!』
🩷『あぁごめん…。怪我しちゃった笑』
💚『笑い事じゃないでしょ…。』
たまたま近くに逃げてきていた阿部ちゃんと合流できた。
怪我した右腕を見た阿部ちゃんに頭をコツンとされたけど…この状況でもあざといな!
💚『…もしかして戦ったの?化け物と。』
🩷『…まぁ…うん。』
俺の右手には鉄パイプが握られていて俺は化け物たちと戦いながら逃げてきていた。
💚『…いくら舞台で殺陣の経験はあったけど無茶し過ぎだよ…』
🩷『…ごめん。…けど耐えられなくて…。』
逃げている途中に多くの人たちが化け物たちに呑み込まれていた。
子どもも動物も…。
それをただ逃げる事しか出来ないのが悔しくて…
だから俺は近くにころがっていた鉄パイプを拾って無我夢中で化け物たちと戦った。
…まぁ結果怪我しちゃったんだけど…。
💚『…どうしようかな…。』
近くに治療用具なんてあるはずないしどうにもできない…
阿部ちゃんに余計な心配かけちゃってるのが申し訳ない…
❤️『佐久間らしいね。耐えられなくて戦ったなんて。すごいよ。』
💙『…けどガチで無茶しすぎだ!』
🩷『涼太と翔太!』
そんな俺たちのところにまたまた2人で合流して一緒に居た幼なじみの2人がやって来た。
いつでもどこでも一緒になるってさすがだな!笑
❤️『とにかく治療しよう。佐久間、腕見せて?』
🩷『ありがとう。』
手に持っていた医療道具で俺の怪我の治療をしてくれる涼太。
さすが器用だ。
💚『でもこれどこで…』
💙『置いてあったのを持ってきたんだけど…』
置いてあったか…
つまり、誰かが使っている時に化け物に襲われたってこと…
❤️『…勝手に持ってきちゃったけど一大事だったし。ね?翔太。』
💚『…翔太?』
💙『…俺は別にかすり傷だし…』
翔太の右腕にも化け物に襲われてできたらしい傷があって涼太が治療してあげたらしい。
たくさんの絆創膏が貼ってあった。
🩷『お前俺の事言えねーじゃん!』
💙『うるせぇ!お前よりはよっぽど軽傷だって!』
💚『…いや、怪我は怪我だからね?そんな子供みたいな言い合いしないでよ…。』
阿部ちゃんに呆れられた…
❤️『はい。終わったよ。』
🩷『ありがとう涼太。』
❤️『どういたしまして。』
💙『どうすんだこれから。』
💚『静かになったしもう大丈夫だと思うけど…』
いつの間にか化け物は消えたけど真っ暗になってしまっていた…
俺たちは警戒しながら元の場所へと歩いていった。