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いつしか俺は、定時に
居る事が日課になった、
村山は、いつも俺に
微笑んでいた、
【轟ちゃん、祭りとか好き?】
俺は言う、
【見た事あるけど
行ったの事はない、】
村山は、俺の頭を撫で言う、
【それじゃ、今度行ってみる?】
俺は、村山の顔を見る、
【でも最近は、コロナとかで
祭りとか中止になったから
だから無いはず】
俺は、微笑んで言う、
【あるんだよ、山王で
小さい祭りらしいんだけど、
コブラちゃんに誘われてさ、
ぜひ、轟もどうぞって、】
でも、と言葉が自分中で
止まり、段々と不安に
なって行き次第に、
【轟ちゃん・・大丈夫だよ
ゆっくり落ち着いて、】
俺は、轟を抱き締め
大丈夫を繰り返す、
しばらくすると
轟は、戻り俺は
安心を取り戻す、
【村山、祭り行ってみたい、
ダメか?】
俺は、轟の顔を見て言う、
【お前がそう言ってくれて
良かった、】
そして夕方になり
俺は、私服に着替え
ようとした時、
【轟ちゃんせっかくだから
浴衣に着替えておいで、
はい、浴衣きっと気に入る
と思うよ、】
しばらくすると部屋の
ドアが開き、轟の姿が
見えた、
【とっても似合ってるよ、
さぁ行こう、】
村山を見るといつもと
違って大人ぽい姿が
感じれた、
村山の手を握り歩き
始める、
しばらく歩いていると
山王の看板と祭りの
光が見えて来た、
俺達の姿が見えたのか
コブラちゃんが俺達の方に
歩いて来た、
【村山、轟、良く来たな、
楽しんで行くと良い、】
光が俺達を包む、
轟が少し俺の背中に
隠れている、
【轟、隠れなくても
大丈夫だよ、】俺は後ろから顔を出し
コブラさんを見る、
【こんばんは、コブラさん】
恥ずかしながらも
轟は、コブラちゃんに
挨拶をして居た、そのまま村山は、
俺の手を引き歩き出す、
【わぁ、こんな光り
見た事ない、ありがとう、】
色々村山と夜店を
周り俺がはしゃいだり
する時村山は、微笑んで
【気を付けてね】と一言
言い次第に顔が笑顔に
なる、
【村山、テツさんに
ベビーカステラ貰った、
ありがとうございます、】
久しぶりにはしゃぐ
轟を見て少し安心した、
あいつ最近元気なかった
から、でもよかった、
【良かったね、轟ちゃん】
俺が村山の側に行くと
村山は、俺を抱き締めた、
【村山?どうした?】
轟を抱き締めた腕を離し
コブラちゃんに言う、
【轟、もう遅いから
鬼邪高に帰ろ?】
俺は言う、【気を付けて帰ろよ、】
俺は言う、【うんわかった、ありがとう】
そして俺達は、帰り
定時の教室のベッドに
座り、そして轟を再び
抱き締める、
【嫌、だった?】
俺は、轟の言葉に
驚きもせず聞く、【どうして、そう思ったの?】
俺は、村山に抱き付き言う、
【何となく、でも、もし
そうじゃなかったら、
ごめん、】
俺がそう言うと村山は、
口付けをして来た、しばらく沈黙が続く中で
ふっと轟の顔を見ると
涙目になっていた、
【ごめん、轟ちゃん、
違うんだよ泣かせる
つもりは、無かったん
だよ、】
俺は、涙目を開き言う、
【何で、謝るの?大丈夫
だから続けて、】
村山に抱き締められ
ながら目を閉じ、
そっと彼の優しさに
浸っていた、光
暖かい、ずっと
感じていたい、体に染みるのは、
優しさの風だから、
俺の側にずっと
水練花が咲いていた、
end