/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
nksr
クリスマス/甘め/お付き合い済
辺りはもうクリスマスだ。
この空気感が好きな俺は少し気持ちが浮きだっている。
｢さみぃ…｣
息を吸うと乾いた冷たい空気が、鼻の奥をつんとさせる
その時、ポケットの中でブーッとスマホが震えた
手を入れているため、直に伝わるスマホの振動に面倒くさく思いながらも顔の前に出す
『ついたで』
その振動の正体はボビーからの連絡だった
『もうすぐつくよー』
めんどくさくて返すか迷ったが、せっかく寒い中、ポケットから手を出したと言うのに何もしないのも癪だな、と寒さで少し動かしにくい指でキーボードに滑らせる
『りょ』
すぐに返ってきた返信を確認し、再びスマホとともにポケットに手を入れ、目的地に向かう
｢ぼびー｣
｢おぅおつ｣
待ち合わせ場所にはスマホをいじって待っているボビーの姿があった
声をかけるとすぐにぱっ、と顔を上げる
｢10分遅刻｣
｢10分は遅刻にはいりませ〜ん｣
実は今日会う約束をしたのは1日前に遡る。
･･･
｢クリスマスだねぇ｣
｢クリスマスやなぁ｣
やはりクリスマス前日という事で当たり前にこの話題があがった。
｢どっか行くの？｣
｢整体｣
｢その後は？｣
｢なんもないな｣
｢ふぅん｣
その時ふと思いついた、
｢なんやねん｣
｢イルミ見に行く？｣
｢え、イルミ好きやないやろ？｣
予想外のことを言われたようでボビーは拍子抜けた声をで話す
｢えーなんとなく？世の中のカップルに便乗しとこうかなって｣
｢んー、ええよ｣
とても軽く決まった、はたしてそう言っていいか分からないデートの予定。
クリスマスという物には興味はないが、世間で特別な日に好きな人と過ごせるということに、少し気持ちが浮つきながら次の日を待った。
･･･
｢うわっきれ〜！！｣
｢お〜すげぇ電気代高そう｣
きらきらと光っている並ぶ木のライトアップに俺らは少しばかりテンションがあがる
｢えーボビー夢ないー｣
じとーっと睨む、俺も思ったことは秘密だ
｢それにしてもカップル多いな、｣
｢そうだねえ｣
俺はなんとも気にしないけれどボビーは少し肩身狭い、というような顔をしている
街がキラキラしていて2人して静かに眺める
この光や街の空気をぼーっとしながらいいなぁ、なんて思う
その時、手にひんやりとした何かが触れた。
手に目をやるとボビーが俺の手を握っている、当の本人は恥ずかしいのか、顔を背けてこちらを見てはいない。
少し遠慮をしているのか、俺の手の指先だけをぎゅっと握っている
｢えっ、え、｣
びっくりした俺はあからさまに驚いた声をあげてしまった
｢……誰も俺らのことなんか見てへんよ。｣
俺にだけ聴こえる小さな声で言う、 ボビーの耳が赤い
｢っ…｣
そんなボビーを見ておれもなんだか照れてしまう、寒いはずなの身体が火照るように熱い
申し訳程度に握られているボビーの手をしっかりと繋ぎ直した、
いきなり握られてびくっとしたボビーの手、かわいいな、なんて思いながらくすっと笑う
恥ずかしさによって少しむすっとした顔で俺の方を見てくる
目が合った
｢わっ、｣
俺は我慢できずに繋いでいる手を引っ張ってボビーを引き寄せ、キスをした。
｢はっ、ぇ、｣
｢誰も見てないよ、｣
口元を手で覆いながら驚いているボビーを愛おしく思いながら先程にボビーから伝えられた言葉を伝える
｢……うるせ…｣
｢かわい〜ね〜ww｣
照れているボビーをからかうとぷいっとそっぽを向かれてしまう、
｢ごめんごめんwケーキでも買って帰ろっか ｣
｢…おん｣
少しの間離れてしまっていた手を、次は俺から繋ぐ、 ボビーも優しい力で握り返してくれる
俺らとしたことが、街中で手を繋いでキスをして、バカップルも甚だしい、
でもそれでも今日はクリスマスだから、きっと俺らのことなんて誰も見ちゃいない、
この赤くなっている耳は寒さのせいにしてしまおう。
…
クリスマスまで仕事だった私は街がクリスマスに染まっているのを見て悲しくなってくる
イルミネーションでライトアップされている道を通るんじゃなかった、 カップルしかいない…と辺りを見渡す、
……あれニキくんとしろせんせー？！！？
えっやばっ好きな活動者さんに出会うとかやばっ、えっ声かけようかな…？！
最近自分の中で熱い活動者さんを見つけて、とても大盛り上がりしている、気持ちだけで言ったらきっとここに居る人達といい勝負が出来るだろう。
どうしようどうしよう、と2人を見つめる
その時、いきなりしろせんせーがニキくんの方に引っ張られ、キスをした。
……え？キスした…？
困惑する気持ちをどうにか抑えて頭をフル回転する、よく見るとしろせんせーがすごく照れている、
唖然としていると2人は歩きはじめた、
そこには手を繋いでいるニキくんとしろせんせーの姿があった。
end
雑談…
このネタを先日思いつき、クリスマス終了までにどうにか、と思い決死の思いで書き上げました。 最後はモブ視点となります
MerryChristmas🎅🏻
コメント
3件
主様？？天才過ぎではありません？1回で良いから最後のモブ視線になってみたい！！
最高すぎます、ほんと、毎回神作品すぎますよ、🫶😭主様、一生推します。🥺🫰
