テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
遅くなった。誤字脱字ごめんね矛盾あるかも
wki side
ryoちゃんに家から無理やり引っ張り出されて今病室の目の前です。
俺が駄々こねて入りたがらないから、ryoちゃんが先に入って流れをつくってくれることになった。
中から二人の話す声が聞こえる。
いつ呼び出されるのかなーって、ちょっとだけmtkに会えるのを期待してる俺。
…あ、呼ばれた。
扉からひょこっと顔を覗かせれば、嬉しそうに口角を上げて「wki!」とか言うmtkの姿。
記憶なくなる前のmtkにそっくりで、つい口角が緩んだ。
しかもベッドから立ち上がってよろよろしながら歩いてきた。生まれたばかりの赤ちゃんみたいで、父性みたいなものが唆られた。
でも危なっかしくて、アワアワと行き場のない手を伸ばしたり引っ込めたりしてしまう。
俺付近にくると、手を伸ばし上目遣いで嬉しそうに目をみてくるので思わず抱きしめたくなったけど我慢した俺は偉い。
急いで手を取って支えてあげると、mtkは安心したように俺の胸に手を置いてもたれ掛かってくる。
ryoちゃんから聞いた話だが、前までは杖や持手すりがないと歩くのが精一杯だったらしい。
それでも頑張って歩こうとするので、理由を聞いてみたらしい。
「wkiすぐ逃げるから、捕まえたいの」
…だってさ。
まぁ…うん、逃げてるけど…もし追いかけられたら反射的にもっと逃げるぞ俺。
でもその思いが嬉しくて、話を聞いた時は呆れと愛おしさが混じったため息が出た。
まぁおさらいはここまでにして…
ryoちゃんが廊下にある消火器の箱の影からチラチラ見てるのを少し笑いながらmtkと散歩に向かう。
「…歩ける?」
「うん、大丈夫。」
ここの廊下は長くて手すりは所々途切れている。大丈夫とは言っていたが少し心配なので、その度に俺はさり気なくmtkの腰を抱いて支える。
腰を抱くと、mtkはチラッとこちらを見てからすぐに足元に目線を戻した。どうやら気になるらしい。
「…嫌?」
一応聞いてみた。これで嫌とか言われたらさすがにショック…まぁ前にも結構傷ついてるからマシな方なんだけどね。
「んーん、嫌じゃない。ありがと」
…セーフ。よかった。
さすがに階段はきついmtkの為、エレベーターを乗る。でも降りてきたエレベーターは、いっぱい人が乗っていた。
けど丁度2人分ほどのスペースがあったのでmtkを先に乗せてから俺も足を踏み入れる。
ピーーーッ
あ、ブザーなっちゃった。体重制限か…
よく見れば、エレベーターの奥にふくよかな体型の男性が。仕方なく俺は一歩下がり、mtkに言う。
「俺階段で行くから、先行って待ってて。」
「…えっ、…やだ。」
…ん?やだ?どゆこと?
俺が疑問符を浮かべている間に、mtkはエレベーターから降りて乗っている人達に「どうぞ」と手振りを示す。
エレベーターは閉じて下に行ってしまった。
「…よかったの?」
「…うん、一人嫌だから。」
そうしてまたエレベーターに乗り直すことを決めた。けど、暫く待っても来る様子はない。
下の階を窓から覗いてみると、なんだか揉めてるみたい。そのせいで止まってるのか…
「…揉めてるみたい、暫くエレベーター来ないかも。」
「そっか、じゃあ階段でいく。」
そう言いmtkは階段から降り始める。
一歩、また一歩と踏み出すmtkの姿は危なっかしくて見てられない。ツルッと滑っちゃいそうで…
俺は見てられなくなり、しょうがなくmtkを肩に担ぐ。お姫様だっこでもよかったんだけど、さすがにびっくりするだろうし…足に怪我もあるしね。
「…ぁえっ、ちょ…wki、 ?」
「いいから、しっかり捕まっててね。」
mtkを担ぎながら階段を慎重に降りる。
そわそわしながら俺の背中側の服を掴み、足をバタバタと上下させているmtk。
通りすがる人に不思議そうに見られてたけど、俺は気にしなかった。俺はね。
「どっこいしょ…、」
「…ありがと…」
一階について、やっと一息つく。
あまり食べていなかったのか、mtkは軽かった。まぁそれでも疲れるんだけどね…
やっと外に出ると、mtkは気持ちよさそうに伸びをしてはしゃぎながら先を歩き出す。
いつ転んでもいいように、俺も慌てて歩き出し、すぐ後ろを陣取る。mtkは何か言いたげにチラチラと俺を振り返る。
「…ねぇ、なんで後ろ歩いてるの?」
「mtkがいつ転んでもいいように…、」
すると、mtkは不満そうに唇を尖らせながら俺の上着の袖を掴んで言う。
「横歩いてよ。その方が好き。」
好きって、久しぶりに聞いた。もちろん俺のことが…とか、そうゆう意味じゃないのは分かってる。それでも好きって言葉が俺の心を溶かすのは前と変わらなかった。
「…はは、わかったよ。」
俺が横に付けば満足そうに前を向いて歩き出す。ちなみに袖は掴まれたままです。
嫌な訳ないので袖はそのままにしてたけど、すぐそばにあるmtkの手にどうしても意識がいく。
こんなに近いんだったらもう手繋いだほうがよくね?的な謎思考で、軽く指でmtkの甲を撫でる。
すると、ピクッと反応してから袖を掴んでいたmtkの手が開かれる。
…これは…いいと言うことなのか?
mtkの顔を伺おうとしても、mtkは前を向いたままで歩きながらでは視点がズレてよくわからない。
暫く躊躇っていると、我慢出来なくなったようにmtkは振り向いて俺の手を握ってくる。
「…なんで握ってくれないの、?」
不満そうに頬袋に空気を溜めて膨らませるmtkの耳は、少し赤みがあった。
「…あぁ、いや…握っても良いのかなって…」
「良いって言ってるでしょ〜」
少し拗ねたように言うmtk。
あんなに俺に触れられるのを嫌がってたのに…少しは慣れたからかな?よかった…
俺はしっかりとmtkの手を握り直して歩き出す。懐かしいmtkの手、柔らかくて温かい。
「…ふーー…、」
mtkの謎の吐息が聞こえた。少し俯いていたので、腰を曲げて覗いてみると、赤面し手で口を押さえているmtkの姿。
「…えっ、」
俺が驚きの声をあげると、「バレた」と言うように急いで顔を逸らしてしまう。
…やっばい、今の顔。
汚い話するんだけど、付き合い始めて今日こそヤるぞ…!って日に見たmtkにそっくりだった。
赤面して、声を抑えようと手で覆ってて…
髪が乱れてた姿と重なってしまった。
「…なんでもない、」
嘘だろ、絶対照れてるよね!!?
mtkの顔を優しく掴んで無理やりこっちを向かせてみると、
「…さいあく…、//」
そう言い彼は諦めたようにため息をついた。
…最悪なのはこっちだよ。
勃っちゃったじゃん…!!!
さっきから我慢してた欲求が一気に俺を襲う
「…mtk。」
「…なんだよ、」
俺は勢いに任せてmtkの唇を奪う。
「…んッ、!?」
驚いて後ろに転びそうになるmtkの腰に手を回して支える。片手は顔を優しく掴んでる。
さすがに理性を取り戻してすぐに離れる。
「…はッ、ぇ…ッ!?//」
元々真っ赤だった顔がさらに赤みが増す。
あまりに恥ずかしかったのか、mtkは
プシュ~…と力が抜けたように蹲ってしまう。
「…ぁ、ちょッ…ごめんッ…!!」
思わず逃げ出してしまう情けない俺。
そんな俺を見て、慌てて追いかけようと足を踏み出すmtk。
しまった、そう思った時には既に転んで地面にうつ伏せになっていた。幸い受け身はちゃんと取れた様子だった。
「…wkiッ、いかないでよぉ…ッ…」
涙目&涙声で顔を少し上げて言う子供のような姿に、俺は罪悪感と所有欲に苛まれる。
慌ててmtkに駆け寄り支えながら立たせる。
すると、弱々しく甘えるように寄りかかってくる彼。
「…なんで逃げるの…?」
さっきもそうだったけど、雰囲気もありこんなに近くにいて触れるのは少しはずかしくて、行き場のない手を「何もしてません。」と言うように上に上げ降参のポーズを取る。
そんな緊張している俺を見て、暫く戸惑ったような表情をしてからクスクスと笑うmtk。
「…ははッ、なにしてんの…笑」
そんな彼は俺が今どうゆう思考なのか知ったこっちゃなしに甘えてくる。
理性総動員して堪えてんの知ってんのか?
もーほんと最悪、これ勃ってんのバレたら…
「…?」
あれ?なんか、俺の太ももら辺に何か…
同じことを思ったのか、mtkも恥ずかしそうに目をあわせてくる。
どうやら、もう遅かったらしい。
…でも、最悪のパターンじゃないみたいだ。
「…ねぇ、もしかして勃ってる…?」
「…wkiもね、…何考えてんだ変態…」
まぁ俺はわかるよ?あんなに好きな人(恋人)甘えられてあーなるのはわかるよね?
けどmtkに関しては…まさかキスだけで勃ったってこと…?笑
「…ね、キスだけでそうなったの?笑」
「…うるせぇ。」
これは結構チャンスじゃない…?♡
結構かいたよ
展開思いつかないなぁ…意見ください!!🙇
ちなみにリバ予定ですので地雷注意ね。
おやすみ
コメント
22件
ふわわわわ最高過ぎまふ😆 もう天才過ぎる✨これでリバひ神以外の何者でもない‼︎ 続きが楽しみ過ぎる‼︎‼︎‼︎
やばいやばいやばいって!!!この展開まさかの展開だと!?関係がどんどん深まっていく!神作品ありがとう😭
心臓出てくるところでしたよ…照れてる❤さん可愛すぎる🤦♀️💘どっちもたっちゃったんだね…😚😚え?!この展開でリバ!?!?ぉぉぉおおおぉ!!!!こういう系(?)のリバ大好き💪💪💪💪💪💪💪💪💪💪💪💪💪💪💪💪💪💪💪