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いつもより一つ多いドアの開く音。久しぶりに聞く声。以前と変わらない覇気のない声。久しぶりに見る顔。久しぶりに見ても何一つ変わっていない。

幹部一同「お疲れ様です」

「ただいま🌸」

🌸「おかえり万次郎。」

万次郎。私がそう呼ぶ彼はこの組織のトップに立つ男だ。本名は佐野万次郎。私をここへ連れてきた張本人でもある。

万次郎「いい子にしてた?」

🌸「うん」

蘭「えー?全然ご飯も食べないくせにー?笑」

竜胆『うわっ、、兄ちゃん黙っとけよ…』

三途「テメェ灰谷!黙ってろ!クソが!」

万次郎「ご飯食べなかったの?」

🌸「食べたよ」

万次郎「そっか、良かった」

🌸「うん」

そう短く言葉を交わした後、万次郎はどこかへ行ってしまった。相変わらず三途と灰谷兄は言い合いをしている。

「お前そろそろ口じゃなくて手を動かせよ」

三途「あ?お前帰ってたのか」

「さっきマイキーと帰ってきたわ」

「よぉ🌸、土産あるからこっちこいよ」

そう私に話しかけるのはここの人達で数少ない常識人であり、お金を作る天才と呼ばれる九井一だ。彼は万次郎と一緒に仕事をしてきたらしい。彼は遠方の仕事だといつもなにか買ってきてくれる。

九井「どれがいい?好きなの選べよ」

そう言われ、目の前にあるのは大量のブランド品。腕時計やらアクセサリーやら大量だ。正直どれもいらない。いつもそう断るのだが、無理やりでも一つ持たせようとしてくるので、しょうがなく一つもらうことにしている。今日は何がいいだろうか。

九井「悩んでんのか?いいぞ、全部持ってけ」

蘭「俺も欲しい〜」

蘭「腕時計もーらい」

九井「あ、おい!🌸が選んでねえだろ!」

蘭が選んだのはいかにも高そうな腕時計だ。私はそんなもの選ぶつもりはない。私は指輪を一つもらうことにした。

九井「それだけでいいのか?全部持ってけよ」

🌸「これだけでいい。ありがと。」

九井「そうか。わかった。」

竜胆「んじゃあともらってい?」

九井「好きにしろ」

九井「🌸、これマイキーのとこに届けてくれ。」

そういい、機密情報の入ったUSBを渡された。

[コンコンコン]

🌸「マイキー入るよ」

🌸「九井から渡された。」

万次郎「ん、ありがと」

USBを渡し、部屋を出ようとすると腕を掴まれ引き止められた。マイキーは無言のまま腕を掴み続けている。なんだろうか。

🌸「………なに??」

マイキーは無言のまま私を隣に座らせた。そしてそのままUSBの中身を見始めた。なぜこんなことをするのだろう。私は黙って中身を見ることにした。そこに映っていたのは見るに堪えない映像だった。私はいったいなにを見せられているのだろうか。

万次郎「怖い?」

怖い?この映像が怖くないわけがないだろう。どうしてそんなことを聞くのか。マイキーの顔を見ると、表情は何一つ変わっていなかった。

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