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試作
rb視点
rb『小柳くん、好きだよ』
ru「…、ん」
付き合って早一年。付き合いたては愛情表現をすると小柳くんは頬を赤らめたり、返してくれたこともあった。
それに対し、さっきの反応…おかしかった
今日が初めてではないことが問題だ
この反応をされる度、小柳くんは本当に俺のことが好きなのか、もう飽きられてしまったのではないかと不安になってしまう
いままで一緒に過ごしてきてそれは無いと思うが、思いたくないのだが、
rb『小柳くん、俺のこと好き?』
この質問も何回目かわからない
そして彼は必ずこう答える
ru「…当たり前。」
当たり前ってなんだろう。
小柳くんなりの愛情表現なんだろうか
俺がただ、欲張りなだけかもしれないが、ちゃんとスマホじゃなくて俺の目を見て
「好き」って言ってほしい
本当にそれだけなんだ
ru視点
俺には最近、悩みがある。
恋人の星導にも相談できない悩み
それは俺が星導に対する愛情表現が下手なこと
解決しないと星導に飽きられて捨てられてしまうかもしれないからそれだけは嫌だ
星導はいつも「好き」と伝えてくれる
反して俺はなんだ?星導に何を伝えている?何を尽くせている?
いつも思い返すといつもなにも出てこない
こんな俺を殴りたい
ただ、「好き」って伝えればいいだけだ。
なのにどうしてこんな簡単なことができない?
rb『小柳くん、俺のこと好き?』
俺が「好き」と伝えたら終わるこの質問
ru「…当たり前。』
恋人としては終わってるこの返答
この言葉を聞く星導の顔はいつも儚い
この質問がなくなったら悩みがなくなったことと一緒なのに
俺の心に聞いてろくでも無い答えを無理やり出している
やはり誰かに相談するべきか…
mn『…んで、なんで俺に相談したん!?』
ru「だって、…いいところにいたから」
mn『なんや、その理由!?リトとかの方が絶対良かったやろ!!』
単純に通話履歴が星導の次だったから、電話をかけ、呼びだし相談に乗ってもらうことにした
mn『まず俺、独り身やし。期待できるほどの返答でてこんで?』
ru「別に。相談聞いてもらえるだけ嬉しいし。」
mn『そうか?、頼ってくれんのは嬉しいけど。で、悩みってのは?』
ru「…愛情表現ってどうやってすんの?」
mn『まじか、…』
ru「…なるほど、?」
mn『ほんとにわかったんか、』
ru「まあ…愛情表現をものにしたらいいってことだろ」
mn『そうや、なんか好きなものとかを星導にプレゼントしたら絶対喜ぶやろ!』
ru「わかった。…何をあげたらいい?」
mn『だから!…、もう!!行くぞ!』
rb視点
起きたんだ。遅めに
そうしたら家に小柳くんがいなかった
これまで出かけるときは必ず俺に伝えてくれたのに
リビングにはラップがかかった目玉焼きとウインナーが置いてあった
いつも朝食を作るのは俺だから小柳くんなりに用意してくれたんだ
嬉しいのに…
起こして「いってきます」って言ってくれたら良かったのに
まず、どこに行ったんだ。
誰かと?俺じゃだめだったんだ、
なんで…、なんで、
もう俺に飽きたのかな、?
捨てられた、小柳くんに…
やっぱりとっくにフラれてた、?
いや…落ち着け
まだ、そんな訳ない、小柳くんは無言で俺のこと捨てるわけないよね
俺はまだ好きなんだ。信じてる
空気悪いし、外で散歩にでも行こう
小柳くん…見つかるかな
散歩をはじめて10分ぐらい経った
ここらへんは都会と言えるほど人がいる
午前中でも人がたくさん。最近は任務が少なかったため人酔いしそう
最低限、スマホと財布を持ってきた。コンビニで水でも買うとしよう
小柳くんにも何か買っていこ。何がいいかな?、お腹空いてるかな?
でも少食だしそれはないか
…そういえば、ココア無くなってたな。
〈ありがとうございました〜〉
水と帰ったあとのおやつも買っておいた
小柳くん用にココアも買ったし、喜んでくれるかな〜
夜には帰ってくるだろうし、大人しく待っていよう
俺に飽きて他の男と…なんてことは絶対に
rb『はあ…、散歩した意味がなくなっちゃう。』
ほんとに人が多ッ…
ru「_____?、____!!笑」
小柳くん…ッだ!!
rb『小柳くんッ』
mn『__!!!!、___笑』
は?
なんでマナ、が?
2話で終わるお話です
長くなるので分けました
2話目もすぐ出す予定です
ハートを押して待っていてください