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茜said


午後の授業が終わり、すぐに私の席に手を置いて話しかけてきた女。


麗「あの!私麗日お茶子!」


『・・・』


あぁ、こいつが・・・。


『あぁ、よろしく』


麗「ねっ、よかったらお昼一緒に食べん?」


見る人誰もの心を優しく溶かすような笑顔に、まさに゛麗らか゛だな・・・と染々する。


『・・・じゃあ、一緒に行かせてもらってもいいか?』


お茶子と約束をしていると、さっき委員長に決まった緑谷と、悔しがっていた飯田が近寄ってきた。


緑「あ・・・」


私と目が合うと、少し頬を赤らめて会釈をしてくれた。


麗「今日は、茜ちゃんもお昼一緒にしていいかな!!」


いつも、3人でお昼を食べているのか。


私、邪魔じゃないか?


飯「勿論だ!紅条くん、さっきはすまなかった・・・」


アイツに質問したあれのことか。


『・・・気にしてない。邪魔して悪い』



麗「うわ・・・今日もすごい人」


食堂に行くと、清潔なフローリングと机椅子、多くの生徒が昼食をとっていた。


お勧めしてもらったオムライスと好物の唐揚げ定食を注文してから、4人座れるスペースを見つけて腰かけた。


緑「いざ委員長やるとなると、務まるか不安だよ・・・」


隣に座った緑谷が肩を落とす。


ネガティブなのか知らないけど、もっと自信を持てばいいのにって思った。


麗「勤まるっ」


飯「大丈夫さ。緑谷くんのここぞという時の胆力や判断力は、他を牽引するに値する。だから君に投票したのだ」


ん?


コイツ、委員長やりたがって気がするが。


自分に入れなかったのか。



ジリリリリリリリッ


途端、食堂内に響き渡る警報音。


緑「警報!?」


〈セキュリティ3が突破されました。生徒の皆さんは速やかに屋外に避難してください____〉


無機質な音声が流れ、すぐに食事中の皆席を立って出口に向かう。


「校舎内に誰かが侵入してきたってことだよ!!」


侵入・・・?


まさか・・・もう!?


緑「紅条さんも・・・速く行こう!!」


『あ・・・・あぁ、』


どうするか・・・。


もし本当に来ているのなら、行かなければ・・・。


皆一斉に避難を始めてパニックになっている。


窓まで追いやられて、外を見た。


『マスコミ・・・・?・・・!!あれは・・・!』


゛居てほしくない゛


私の願望は、大体いつも叶わない。






行かなきゃ。

去る者は日々に疎し

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