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10年くらい前のお話
私は草薙美菜(くさなぎみな)高校2年生
私の周りにはいじめっ子の三人が居る
いつでも自分が中心だと思ってる、愛香
SNSで有名なモデル、莉衣奈
料理上手で勉強も得意、智恵
その三人に私はいじめられている
その発端は高一の秋、体育祭で
リレーで最後のラストスパートで
私がコケてしまい
それを台無しにしてしまっからだ、
こんなクソみたいな理由で私はいじめられている
私と会うと死ねなどの暴言
オマケに物や彼氏なども全て奪われた
高二の夏、私の大親友の詩音が帰ってくると聞いた
私はとても嬉しくなった、いつも私を守ってくれたかっこいい私の大親友
それだけでも嬉しかった
詩音が帰ってきた日
『皆さん初めまして山崎詩音ですよろしくお願いします!』
先生「それじゃあー草薙さんの隣で」
『あ!美菜!』
【詩音!久しぶり2年ぶりだったっけ?】
『そうそう2年ぶりだよー!』
【詩音だいぶ髪切ったね!】
久しぶりに会った彼女は昔よりかなりボーイッシュになっていた
【すごい似合ってるよ!】
『うんありがとう!』
そして彼女が来てからいじめがグレードアップした
前よりも酷く、見えないところに沢山のアザをつけられ、そしてヤバい時はカッターで切られた
もう苦しかった、
ある日突然、詩音と愛香達が話してるのを聞いた
愛香「いい加減美菜と絡むの辞めたら?」
『なんでですか?僕は美菜と絡みたいから話に行ってるんですよ』
愛香が舌打ちをする
愛香「いい加減にしないとお前もいじめるぞ!」
その時詩音は何故か私の方向を見た
『僕はいじめられても良いんです、美菜が苦しまなかったら』
愛香「本当に!」
莉衣奈「ちょっと愛香まだダメだよもうちょっと待ってから」
愛香「もう無理よ!」
愛香が詩音に殴りかかろうとする瞬間
詩音は回し蹴りを愛香に喰らわせた
『話はこれだけですか?それじゃあさようなら』
詩音が玄関へと歩いていく
愛香があいつとボソッと言ったあとカッターを取り出し走ったが直前で手を滑らせ、愛香は、自分の体に刺してしまった、そしてその後、愛香はその怪我を詩音のせいにし、詩音を悪に染めた、
高二の冬、私は詩音にこういってしまった
【私、今度の〇日に駅で自殺するんだ】
『本当に?』
【うん、なんかもう疲れちゃって】
『じゃあ僕も逝く』
【何で?詩音には関係ないじゃない!】
『僕、実はずっと美菜のこと好きだったんだ、だからもし美菜が死んでも、僕は絶対美菜のこと見つけるから』
【そう、なんだ、じゃあ指切りげんまんしよ】
『うん』
指切りげんまん、嘘ついたら針千本飲ます、指切った
そして遂にその日はやってきた
私達は駅のホームで電車を待って、
電車が来た瞬間線路に飛び込んだ、
電車がブレーキを止める音が聞こえた、
そこで私の記憶は無くなった、
目が覚めるとそこは病院だった、
[あ、起きたんだ、]
彼女は理奈、中学からの大親友だ
[腕は大丈夫?]
彼女に言われる腕を見た
片腕が無い、そう思ったのだ
そして隣の部屋からニュースが聞こえ、
ニュースからは、電車の人身事故、1人死亡もう1人は意識不明の重体です。と
自分はしばらく泣いてしまった、
そこから10年経ったある日
突然、理奈が自分が居る精神病棟に来たのだ
[ん、着替え持って来たからこれ着て]
[今から何処行くのって?]
[墓参り、]
[早く準備して] と言われ急いで用意をする
そして病棟から出る
墓参りに行く道で理奈はこう言った
[あの人身事故が起きてからもう10年か、]と
あの人身事故が起きた日、詩音だけが死に自分が生き残った、それだけでも苦しかった
[早く会いに行こ、]走って墓場まで行った、
そして自分は墓を見て絶望した、
[ねえ、いつまで夢を見てるのここは]
そして墓には山崎家ではなく、草薙家と書いていた
そう、10年前のあの日、死んだのはボクではなく、美菜だったのだ、
あの日美菜は最後に僕に好きだよと伝えて死んでしまった、
終わり