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英日
それではどうぞ
日本さん、貴方は本当に可愛らしいです。真面目で優しく、放って置けない。
そんな貴方は私の側にいればそれで良いのです。
なのに何故貴方は…
🇺🇸よぉ日本!これめちゃくちゃ良くないか?
🇯🇵確かに良いですね。
🇺🇸買ってあげようか?
🇯🇵良いんですか?
🇺🇸おう!
いつもいつも、アメリカの側にいるのですか?確かに貴方はアメリカと同盟関係です。
ですが考えてみてください。
私の方が貴方との繋がりは長い筈です。それに私達も同盟を結んでいた仲です。
🇬🇧…
だから息子の側にいるのではなく、私の側にいてくださいよ日本さん。
🇫🇷何嫉妬してんのさイギリス?
🇬🇧…貴方には関係無い話ですよ。
🇫🇷君が恨めしそうにあの2人を見てるからでしょ?
🇬🇧…。
タイミング悪く、フランスが私に話しかけて来た。
話し掛けて来たのが貴方ではなく、日本さんだったら良かったのですが。
🇬🇧はぁ…とにかく貴方には関係ないので何処かに行ってください。
🇫🇷それは無理だな〜。あの2人の時間を君みたいな奴に邪魔をさせられないからねぇ。
🇬🇧は?それはどういう事ですか?
フランスの言う意味が分からず聞き返してしまった。
🇫🇷そのままの意味だよ。
意味ありげな発言をするフランスを他所に、私は日本さんとアメリカの方を振り向く。
🇬🇧…!
そして私はフランスの言う意味がこの事だと理解した。
アメリカと日本さんが手を繋いでいたのだ。
…日本さんは幸せそうな顔をしていた。
🇫🇷…ね。分かったでしょ。
🇬🇧…。
🇫🇷だから諦めなよ。
…諦める?馬鹿にしないでください。
私はフランスの言葉に笑いが溢れた。
🇬🇧…私と付き合いが長い貴方なら分かるでしょう?
🇫🇷…君…。
私がそう言うと、フランスは一瞬嫌な顔をしたが、溜息をついた。
🇫🇷あんまりし過ぎたら日本君に嫌われるからね。
そう言い、フランスは何処かに行ってしまった。
私はそんなフランスを見送り、アメリカと日本さんの方へ歩みを寄せる。
日本さん…私は昔から欲しいものは何としてでも手に入れる者なんですよ。
だから…貴方がアメリカと幸せだろうがなんだろうが、私は貴方が欲しいのです。
貴方の今の幸せを壊してしまうかもしれませんが、そんなの忘れて私と一緒に新しい幸せを作りましょう。
日本さん♡
『終』