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やっほー、クロッちです!

今回も続き出していくよ!相変わらずコピペです!

続きがいち早く見たい人はpixivで『忘れ物…..』ってタイトルで検索してみて!まだ途中だから気になるかもだけど。

それじゃ行ってらっしゃい!










⚠️注意事項⚠️

・前回の続き

・オメガバース➕現代パロ

・誤字脱字あり!

・若干悟のキャラ崩壊あり



悟side__


目を覚ますと、大学では無い場所にいた。

「あっ、気がついた?」

「……誰だお前」

「目覚めの第一声が失礼なやつね、」

「うるせぇよ……ここどこ?」

「野薔薇ー、悟目覚めたか?」

「あ!真希さん、目覚めましたよー」


知らない場所にいて知らない人がいて、状況が読み込めないところに、聞き覚えのある名前が聞こえた。


「真希?……あぁ、お前か」

「匿った相手に対して使う口調じゃないな。体調は大丈夫か?」

「………まだぼーっとする。それより今何時…ここどこ?そしてこの人誰?」


大学に来ていたはずなのに気がついたら真希と知らないやつがいる部屋で状況を理解したくて真希に聞きたいことを全部きいた。


「ここは居酒屋禪院の2階、私の部屋だ。時間は17時ってところだな、そしてこいつは私の番。」

「禪院野薔薇、あなたと同じオメガよ。事情は全部貴方のお友達から聞いたわ、大丈夫?」

「事情?なんの事……それより俺帰らないと。あの人が心配しちゃうから……」


どうして真希の所にいるのか、なんで気絶したのかは特におぼえてないが、俺は親父の事がきになり帰るといった。


「はぁ?帰る必要ねーよ。お前の自我が戻るまではうちでお前を預かることになった。」

「私としては真希さんと2人になれなくて残念だけど、話を聞くに仕方ないから預かるわよ。」


事情とかなんとか、訳の分からないはなしを2人はしているが、俺はどうしても早く親父に会いたかった。


「さっきからなんの話しをしてるんだ……俺は帰らないと……あの人が寂しがってる。」

「んなのほっとけ、お前の親父がお前にしたこと覚えてないのかよ!」

「???覚えてるよ。俺の事が好きだから…俺をお袋と同じにしたいから…沢山気持ちいい事教えてくれた……1週間…ずっと俺の事気持ちよくしてくれてたよ……赤ちゃん欲しいんだって……沢山中に出してくれてた。だから早く帰って…あの人のそばで大人しくしてないと……」

「こいつ!」

「真希さん、事情は聞いたでしょ。この人は今は無理矢理番わされて、放心状態が治ってないの。その期間はとにかく番である相手のそばに居ないとオメガは落ち着かないの。私もそうだったからわかる。でもこの人……幸せな顔してない。」

「あぁ、番ってのはお互いの意思で一生を共にしたいやつとなるもんだ。こんな無理矢理で精神不安定な奴に漬け込むクソ野郎は許しておけねぇな。」

「邪魔しないで……早く帰らないと」

「ダメよ、下であなたのお友達が話をしてる。呼んでくるからまってて」


野薔薇が硝子達を呼びに下の階に降りていく、その様子を見てもやはり俺は親父のところに帰りたい。それしか頭の中になかった。


「……いい、俺帰るから……」

「返さないって言ってるだろ。大人しく私らの家にいろ」

「やだ……あの人に心配かけちゃう…帰らないと。」


真希が腕やら足やら掴んで俺が帰ろうとするのを必死で止めてくる。


「離せよ…なんで自分家帰るのがダメなんだよ!」

「今のお前はお前じゃねぇんだよ!」

「意味わかんねぇよ、はなせ!」


俺たちが言い争いをしていると、1階から夏油と硝子が上がってくる。


「五条くん!落ち着いて、真希さん離してもらってもいいですか?」

「いいけど、ぜってーここから出すんじゃねぇぞ」

「分かっています。」


俺は自由になると階段に向かって歩き出した。だが夏油と硝子に止められた。


「なんだよお前ら……ここに俺を…監禁するつもりかよ…警察呼ぶぞ……」

「呼べないしこれは君のためなんだ。ひと月でいい、ここにいてくれ五条くん」

「ひと月……そんなの無理だ……帰る…帰らせてくれよ」

「五条…今のお前はお前じゃない…ひと月たったら返してやる、だからひと月だけここにいろ。」

「なんだよ……硝子まで……なんでみんな俺とあの人を……引き離そうとするんだよ…」

「「「「……………」」」」


俺が膝を着いて泣き始めると、その場の全員が黙り俺の泣いてる声だけだ部屋に響き渡った。


しばらくして諦めた俺は、真希の部屋を使わせてもらうことになり、1人でただ部屋の隅にうずくまっていた。期間はひと月、既にもう2週間はたっている。でも俺はあの人に会いたい…その事だけが頭を過り、早くひと月たって欲しいと願っていた。


(あの人……心配して探し回っているだろうな……凄い寂しがり屋だから……泣いてないかな…)


「おはよう、あんた相変らす辛気臭いわね」

「………帰りたい」

「はぁ…あと2週間の我慢よ、さっさと慣れなさいよね。私も疲れるから」

「………」


一人でいたいのに、この野薔薇とかいう奴は俺の見張りとしてしょっちゅう俺の所に来て無駄話をする。


「あの時の真希さんは…」「それで真希さんが…」「その時真希さんが……」


真希さん、真希さん、真希さん、真希さん……ずっと番の真希の話ばかりしてくる。俺への嫌がらせなのなのだろうか。俺だって早くあの人に会いたい。それなのに俺は家に帰れない……なら俺も自分の番の話でもしてマウントを取ってやろうとおもった。


「お、俺の…番…の、話も…聞いて…」

「!?」


俺が帰りたい以外の言葉を発した事に驚いているのか、野薔薇は俺の方を見た。


「あら、私ばかり話してすまなかったわね。好きなだけ話しなさい。私も聞きたいわ」

「……あ、あの人は…」

「ん?」

「…………」


俺はあの人の話をしようとしたけど、今になって話せることがないことに気づく。


(あれ、なんで何も話せないんだ……あの人のいい所、可愛いところ………あれ…あれ、)

「ちょっと、どうしたの?……大丈夫?」

「……わから…ない…」

「えっ?」

「あの人のこと……大事にしたい……でもなんで……あの人のこと……すきじゃない……でも、なんで、なんで?」

「!?」


野薔薇は自我を取り戻しつつある俺の反応を見て、すぐき真希を呼んだ。


「真希さん!すぐに来てください。」

「野薔薇……!?悟になにかあったのか!」


野薔薇の声を聞き付けて真希もすぐすぐさま1階から駆け上がってくる。


「どうした野薔薇」

「こいつ……自我が戻りかけています。でもまだ時間はかかりますね。私の予想ですけどあと数日以内には自我が戻ると思います。念の為カウンセラーを呼んでてください。」

「……わかった。」

「お願いします…すみませんこんなことで呼び出して。」

「いいってことさ。お前もこんな重に任せてごめんな。」

「大丈夫ですよ。」


俺の隣で幸せそうに笑う2人をみて、俺も最愛の人に会いたくなった。でも直ぐに浮かんだのはあの人の顔じゃなくてぼんやりと浮かぶ別の誰かの顔だった。

(あれ…誰だっけ……まだ思い出せないや。でも大丈夫だ、あと2週間……まっててね、すぐ帰るから………なんのために?)







その頃の五条家__

「……おい」

「はい、なんでしょう旦那様」

「最近悟が、帰ってきてないそうじゃないか。ちゃんと見張っていたのか。」

「申し訳ありません。悟様は最後に大学に送迎した日より1度も帰宅されておりません。連絡も取れなくなっており、大学でのご予定なども特にそのような予定は入っておらず、おそらく誰かに連れ去られた模様です。」

「そうか……まぁよい。どこにいても分かるようにしておいたからな。」

「といいますと?」

「今宵悟を迎えにいくぞ、帰りたくて仕方ないと思うからな。」

「かしこまりました」





再び居酒屋禪院__真希side__


悟を家で預かってもう2週間、ようやく自我がもどり始めたか、だがまだ油断はできないな。

たとえ自我が戻ったとしても、無理やり番にされたのなら、心に深い傷をおってるはずだ。

(悟はどうなるのものかな…)

そう思いながら店の営業準備をしていると、まだ営業時間でもないのに客がはいってきた。


「あぁ悪い、まだ営業時間じゃないんだ。1度出直すか表で待っててくれ」

「いえおかまいなく、私たちは息子を迎えに来ただけですので」


息子と言う言葉に私は眉を動かすも、ひとまず冷静に対応する


「息子さんですか?家には生憎、今は私の番の女しかいないが。何かかんちがいをしていないか?」

「いいえ、確かにここです。なんせ息子の匂いがここからしますし、居場所を知らせるGPSもここだと示しています」

「ほぉ…無理やり番にした息子にそこまで執着するのか。」

「あなた方が何を聞いたかはご存知ありませんが、息子は私の番です。自らの意思で私とつがいになりました。証拠もございます、拝見致しますか?」

「食事処で何を見せるつもりだ、遠慮願いたいね、それにようやく元の悟に戻りかけてるってのに、返す訳には行かないな。」


私は隠し扉に入れて置いた三節棍を取り出し構えた。


「真希さん!」


野薔薇が慌てて降りてくる。おそらく悟も自分の番が来たことに気がついたんだろうな。でも今悟を親父に合わせる訳にはいかない。戻り掛けの不安定な精神状態で合わせてしまったら。どうなるかわからん。


「野薔薇、悟との所にいろ」

「でも!」

「いいから!今あの二人はまだ大学だ、お前しか悟を守れる奴いないんだぞ!」

「………怪我だけはしないでくださいよ!」

「誰に言っているんだよ」

「おやおや、実の息子を連れ帰ろうとしているのにこの仕打ちとは。誘拐として警察に訴えてもよろしいのですよ」

「それならこちらも訴えたっていいんだ。あんたらが自分の息子に何をしたのか、全部きいたぜ。」

「ふん、余計なことを…お前らなんぞ私の手にかかれば潰すことなど容易いのだぞ」

「できるもんならやってみな。生憎私の実家も権力持ちでね、一言言えばどうにでもなるもんなんだよ。」

「生意気な、でも悟はうちに帰りたがってるみたいですよ。なぁ、悟」

「なに……!?」


相手が私から視線をずらした先には、2階から悟が降りてきていた。

野薔薇が必死に止めていたみたいだが、同じオメガとしても男女の力量さでとめきれなかったようだ。


「悟…こっちにおいで」

「ダメ!」

「行くな!悟!」

「……離…して」


私と野薔薇で必死に止めるも、悟は誘導されるように親父の元へ行こうとする。


「ほら早く…悟ならそんな奴ら簡単に追い払えるだろ?」

「やめろ悟!あいつの話をきくな!」


同じアルファの命令でも、やっぱり番になってしまった悟にはきかなかった。


「悟!目を覚ませ!いつまでいえの人形になるつもりだよ!」

「悟さん!だめですって」

「離して……離せよ!」

「あぁ悟、可哀想に…今連れ戻してやるからな。」


悟の親父がこちらに近づいてくる。

私たちは2人がかりで止めているものだから、今私が離れたら確実に詰みだ。


(くそ、どうする………)

「……あ、な、何……身体が……変…」


私達が、必死に悟を近づかせないようしていると。悟の様子が急におかしくなった。体がおかしくなったと言い出したかと思えば、急に震えて苦しみ出している。


「あっ…はぁ…カヒュツ……う、上手く…息…出来ない。」

「悟、どうしたんだい急に…どこか具合でも悪いのか……」

「私たちの悟に何か用ですか?」

「!?お、お前は!」

「お久しぶりですね、悟の親父さん。いいえ、楼真さん」


私たちが振り返ると、そこには大学が終わり様子を見に来た硝子と、怖いくらいに殺気に満ちて返り血を浴びた傑の姿があった。

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