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1件
え、天才ですか?
竜胆家着
春「お邪魔しまーす、」
竜「おう、手ェ洗ってこいよ」
春「めんどくさ、」
竜「は?当たり前のことだろ」
春「へいへーい、」
竜胆の家に来たのはいいものの、GPSに録音機能が付いたものがオレに付けられてるって怖ぇな
アイツの場合どこからがダメなラインか分かんねーんだもん
竜「あ、お前水出しっぱ辞めろよ!!」
こんなことを考えるのに夢中で手を洗っているのを止めてぼーっとしていると竜胆に声をかけられた
春「あ?あー、わりわり、」
そう言って蛇口を止める
竜「あーもう辞めろよ水もったいねーんだから」
竜「お前だって一人暮らししてんだからわかンだろーよ」
一人暮らし、ではねーけど、
竜「お前話聞いてんのかよ。アホ面してよー」
春「あ?お前に言われたかねーよ」
タオルで手を拭きつつ、そう答える
竜「お前反抗癖やめろよな。てかオレ聞きたいことあンだよ」
春「は?なにそれ__」
オレが聞く暇も与えずに竜胆が腕を引っ張る
春「_で聞きたいことってなんだよ、」
竜「お前さ、」
竜「兄貴となんかあるよな?」
春「は?、なになんかあるよなって、」
竜「いや、なんか最近おかしいよ」
春「は??」
竜胆の思わぬ発言に動揺が隠せない
竜「お前さ、オレとホテルとかで泊まったりした後の今日もおかしかったし 」
竜「あとさ、オレ見ちゃったんだよね」
春「、なにが、」
心臓が自分でもわかるくらい、竜胆にも聞こえてるんじゃないかと思うくらい鼓動している
竜「お前が兄貴とおんなじ家に行くとこ」
春「なんっ、は、?」
春「いや、いやいや気の所為だろ」
春「おれ、え、まず蘭となんて、一緒に居ねえし」
手汗がすごい
竜「声震えてんぞ。語彙おかしいし」
竜「ま、別になんかあったとか知らねーけど」
竜「、、」
春「、、別になんもねーよ」
黙りこくった竜胆をみて焦る
竜「…」
春「、オレ帰るわ」
竜「、なんで」
春「なんとなく、じゃ、」
そう言い残し、逃げるようにリビングを飛び出し、玄関の扉をこじ開ける
竜「まあいーや、しーらね、」
春「…、今日の蘭とのLINE、なんか蘭おかしかったな」
なぜだろうと考えつつ、家に着きドアを開ける
リビングのドアが開いており、蘭が見える
おかえり、早かったね、と声をかけられ
春「おう、まあな、」
と言いながら靴を脱ぐ
リビングに入ると蘭がにやにやしながらこちらへ近付いてきた
蘭「ねえ、もっかい聞くけどさ、オレのこと好き?」
春「…」
春「だからどーだろーなって言った…」
蘭「好き?」
オレの言葉を遮るように問いかける
#執着攻め
春「…まあ、好きか嫌いかだったら普通…」
蘭「好き?嫌い?どっち????」
、圧が
、好きだけど、相手は男だし気持ち悪がられるよな
春「…きらい」
そう答えた途端、蘭の表情は暗くなり、更に距離を縮めた
もしかして、言っちゃだめだったか…
蘭「オレ期待してたのになァ〜、」
蘭は腰に手を当て、溜息混じりにそう言う
蘭「オレ、今までお前のこと落とそうと色々やってあげたのに?」
いつもより声色が低く、それは、逆らったら絶対やばい事になる、というのが分かる程の声の低さと圧力だった
そんなことを脳内でズラズラと並べている間にも蘭の圧力は治まってなくて
オレの首に蘭の手が置かれて、またあの時みたいに首を絞められて…という恐怖から震えが止まらなかった
蘭「奴隷と主人の関係は終わりかァ」
蘭が口を開いたと思えばそんなことを言われて
オレが反対する暇もなく、蘭はまた一言言葉を並べる
蘭「オレはちゃんと愛してたンだけどね〜?」
その発言に思わず、ばっ、と蘭の顔を見る
蘭は見上げたオレの顔をじっと見つめながら
蘭「奴隷っつーのはご主人様のことが好きじゃねーとできねーもんなぁ?」
蘭「ま、やらせたのオレだけど」
春「や、待って、」
その声は蘭に届いておらず、蘭はさっさとリビングへと戻ってしまった
_________
はぁ〜ッ♡
ほんとにかわいい春ちゃん
オレが奴隷と主人の関係やめるって言った瞬間に引き留めようとしちゃってさ〜
まあ辞めるつもりないけどね♡
いまオレがやってるのは、どうにかして好きを言わせてやろうと思っただけのただの意地悪
春千夜のしょげたような絶望って感じの表情が堪んないンだよなぁ
あぁ〜、ほんとにかわいい
そんなことを考えているとリビングのドアが静かに開いた
春「蘭、、ごめん、、」
背を丸めてリビングへと入ってきた春千夜の姿はいつもよりなんだか小さくなった感じがした
かわいい
蘭(そろそろかわいそーかな)
思いっきり抱きしめてやろーっと
オレが春千夜の方へと進むと春千夜はまだ何かされる、と思い込んでいるのか、目に見えるほどぶるっと震えた
ぎゅ、
春「、?!」
蘭「んはは、何その間抜け面笑」
オレがそう言って笑顔を見せると、少し安心したのかいつもの春千夜の表情に戻ってきた
春「…ンだよ。」
蘭「あはは笑笑さっきまでしょげてた奴とは思えねー程開き直ってやんの」
春「な、別にしょげてねーよ」
こんな簡単にハグして笑顔見せただけで安心しきっちゃうなんてほんとチョロいよな
こんな奴が反社で生きてけてたとは思えねーワ
蘭「しょげてたよ。特にオレが奴隷と主人の関係辞めるって言った時に〜…」
春「だあぁ!!言わなくていいだろそんな!」
オレがペラペラと喋れば、恥ずかしかったのかなんなのかオレが喋るのを止めるために口を抑えてきた
まあ勿論力ずくで手をひっぺはがしたけどやっぱ力は無いとは言い切れねーし、普通に強くて時間かかった
蘭「じゃーあ、そんな謝りに来た春千夜くんだけど、もう一度聞くね?オレのこと好き?」
オレがそう言うとまたその質問かよ、って言ってそうな表情をし、発言に迷っている様子だった
でも少しすると春千夜が口を開いた
春「好き…だけど、」
やっぱそうだよなァ〜〜!
蘭「オレも好き〜♡」
顔には出ていないが内心結構嬉しかった
春「ン…。ちょお前そんなくっつくなよ、暑い…」
そんな事を言ってる春ちゃんだけど満更でもなさそうでもうほんとにかわいい
蘭「ね、ほんとに好き?」
春「だから好きだって…」
蘭「じゃあ奴隷の関係やーめない♡」
ま、辞める気なんて無かったけど
と心の中でにやりと笑う
春「…」
ん、否定しないんだ
蘭「あれ?いーの?関係続けて」
春「うん、…」
そう答えた春千夜はすぐぷいっとそっぽを向いてしまった
春ちゃんにバレない程度に顔を覗くと、そこには恥ずかしさで赤面した顔と、なんだか嬉しそうに微笑んでいるような顔があった
蘭「あはは…。さすがオレの奴隷♡」
おわり
終わり方変だねごめんなさい