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一人の女子が依頼に来た·····、皆そう思っていた。
(女子)『詩音さん、私とデートしてください!!』
(華月)『·····www』
女子がそう言った瞬間、少しの間、静かな時間が過ぎていった、だがそれも、すぐ終わってしまう、この一言によって、
(凛音)『だ、ダメです』
(詩音)『どうした?』
(華月)『www』
(凛音)『なんでもないです!でも、ダメです!』
(凛音)『私が絶対に許しません!』
(詩音)『ど、どうして?』
(凛音)『そ、それは·····ごにょごにょ』
(詩音)『ん?それは?』
(凛音)『と、とにかくダメなものはダメです!』
(華月)『www』
(華月)『好きなの?w』
(凛音)『ば、馬鹿じゃないですか?』
(華月)『なら1度ぐらいなら、いいんじゃね?』
(華月)『受けますよ、それ』
(凛音)『·····え、』
(凛音)『·····』
(女子)『ありがとうございます!デート先はこの学校のとあるとこに一緒に来て欲しいんです、恋が絶対に叶う扉を一緒に通って欲しいんです、それが確かなのか、確かめるためにも』
(詩音)『それぐらいなら』
(凛音)『い、嫌です、』
(詩音)『?』
(凛音)『た、確かめるだけなら誰でもいいんじゃないですか?』
(女子)『そうかもしれませんけど、別に好きじゃないなら、それがかなっても問題ないのでは?』
(凛音)『そ、それは·····』
(華月)『www』
(凛音)『も、もう知りません!勝手にしてください』
そして凛音は出ていってしまった。
············································································
放課後皆が帰って静まりかえった廊下、詩音と女子が、ひとつの扉の前にたっていた。
(女子)『そういえば私の名前まだでしたね、私の名前は、白咲鏡花しろさききょうかです、鏡花って呼んでください』
(詩音)『わかってる』
2人の後ろの方で、壁に隠れて見てる者がいた。
(凛音)『·····』
(華月)『何してんの?』
(凛音)『黙ってください、全部、あなたのせいなんですからね』
(華月)『やりすぎたね、ごめんごめん』
(華月)『でも、その問題はないと思うよ』
(凛音)『ど、どういうことですか?』
(華月)『だって、これ、いや、鏡花ってこ、あの子も詩音と同じ側の人間だから』
(凛音)『それって、どういう…』
(華月)『えっとね、今回のこれは怪奇だ』
(華月)『2つ目の旧七不思議』
(華月)『さみしそうな声って知ってる?』
(凛音)『はい、少し、皆が帰ったあと5時ぐらいに男女1人ずつでとある扉の前でたつと、なにか現れるとか声が聞こえるとかですよね』
(華月)『うん正解、それでさ、なんで詩音が、凛音を連れていかなったと思う?』
(凛音)『·····私よりあのひとがよかったから?』
(華月)『残念、不正解、全然違う、むしろ君のことが心配だから、今回、ものすごく危険だし』
(凛音)『え?』
そしてその時、急に声が聞こえてきたのだった。『死ぬよ』『助けて』『怖いよ』
(鏡花)『さて、来ましたね、詩音さん、いや詩音、演技はここまで』
(詩音)『あぁ、そうだな鏡花、本気で消そう、やつを』
続く·····