テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
RanJam
#きまぐれ投稿
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
君に会いたくなって
寄り道をした
ほんの数百万年前
あのスピカもさ
もう亡くなる頃だ
それなのに今
電車の窓に映る顔が
はるか昔の誰かに
似てる気がして
遠いことだけ見えるのに
手の届く距離だと
ぼやけていく
改札に抜ける風
懐かしい香りが届いて
宛ても無くゆららと
揺れている
宛てもないはずの 魂は
結局、君に辿り着いた。
ずっと一緒なんて言わないからさ
その顔が隣で見れる距離に
今だけ居れたら
それだけで満たされるんだ
小さな足音が
床に跳ねた
君の笑い声も
ドアをすり抜けて
よく聞こえてきた
光の粒が
カーテン越しに舞うんだ
昨日も明日も
全て箱に詰めて
気持ちが軽くなったようだ
時々あのときに見た
星につまずくけど
君が笑えるなら
何でもいいや
最期に見上げた星は
数百万年前のスピカに
似ていたなんて
信じられないよね
小さな町を抜けて
人混みに揉まれて
そんな日常を繰り返しながら
僕らはあの星に還るんだ