ネット

「早く返さないと…返信しないと…、」

_,

「はぁ~…」

大きなため息を漏らす

今日も学校か…憂鬱だ、

でも勉強はしないといけないし、お母さんも先生も学校に行けって言う

見て見ぬ振りばっかりのくせに

来るだけで頭がガンガンする

そして誰かに会ったら容姿批判、暴力、その他罵倒諸々浴びせられる

虐め

先生は見て見ぬ振りするし、僕に味方はいない

あ ~あ、死ぬ勇気があればな

何度思ったことだろう

死んだ方が楽なはずなのに、怖いんだよなぁ

ずっとこのままの方が怖いに決まってるのに

、

「痛ｯ…」

と、声を出せば、うるせぇだのきもい声聞かせんなだの

マジでこっちの台詞だっつの

そもそも被害者の僕が死なないといけないのおかしいだろ、御前等が死ねばいいのに

まぁそんなこと言えるわけもなく、今日もぼろぼろで家に帰った

、

「ん…」

LINEを開く

…やり取り相手なんか居ないけど

無料のゲームアプリを開く

…圧倒的クソゲー

そろそろ彼奴等も帰って、LINEでも虐めが始まる頃かもな

なんて考えていた

__

「…ぁ、寝てた…、」

スマホを見ると大量の通知

やっば、これ反応しないとクッソ怒るんだよな、猿の如く

明日がいつも以上に憂鬱だ

、

「ぃ゛ｯ、ぅ゛、ぉえ゛ｯ、」

や~べぇ、吐いた

きもいとか汚ねぇとか言ってるけどよ

いや、御前等の所為だからwww

腹何度も殴りゃそうなるだろww

微塵子以下、むしろ比べられる微塵子が可哀想www

は ~、やべぇ、意識朦朧とする

でも歩けるし、ギリギリ保ったな、

歩いて帰れそう、よかった~、

…

次の日から、僕は部屋に引き篭もった

流石に死ぬ

命の危機すぎるわ

今更ながらそう考え始め、お母さんの声も無視し続けた

「…ん…？」

暇つぶしにアプリを探していたら、気になるSNS

まぁ、無料だしいれてみるか

其処から、僕の人生は一変した気がした

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