〈 attention 〉
fw✖️knmc (nmmnです)
🔞、後半ほぼヤってるだけ
「ぉ”あッ♡ね”、ぇ”、とえて♡とめ”て!♡♡♡ぁ”たまッ、バカになるからぁ♡♡♡♡」
『んふ♡もちさん気持ちよさそうだねぇ~♡』
「や”ッッ♡ほんとに…やめてよ、ぉ”ッッッ♡」 「イ”、もぅイ”くからぁ”ぁあッ♡♡♡」
『だぁめ。まだダメ、まだイかせないよ』
イく後一歩の所で動きを止められる。不破は行為が始まった時からこれを繰り返している。 焦ったいだけの行為、早くイかせて欲しい、早くイきたいと剣持はそれだけを願い思考をドロドロに溶かされていた。
剣持は後悔していた。数時間前に吐いた自分の嘘に。
「(あんな嘘、吐くんじゃなかった…)」
ネオンの光がぎらつく歌舞伎町の街を見下ろせる程の高さにある高級マンションの一角。黒と藍色が混ざった夜の気配に酔わされ、剣持と不破はソファで並んでくつろでいた。部屋に焚いてあるアロマの香りがした。ロマンス映画も吃驚のロマンチックなシチュエーションだ。
不破は剣持を自分の方へ抱き寄せ、深い口づけを交わした。
『にゃは、もちさん顔真っ赤』
銀色の糸を引き名残り惜しそうに口が離れていく。暴力的なまでに美しい顔面が楽しそうに口角を上げた。
『タコみたいやぁ~』 「もっとマシな例えあっただろ」
最初こそ長い口づけに息も絶え絶えだった剣持だが時間が経てばいつもの調子が戻ってくる。しかし顔は依然として真っ赤なまま。威嚇もまるで効果がない。
『そんな真っ赤な顔で睨まれても可愛いだけやでぇ。もちさんほんまに耐性ないんやね』 「…チッくそ」
何せ剣持は不破と付き合うまで彼女(彼氏)いない歴=年齢だったため他人からの接触にあまり耐性がないのである。対して不破はホストと言う職種もあり、他人からの接触にも慣れ割と耐性がある。それが剣持本人には不服らしい。だからこそこの後の失言に至ってしまうのだ。
「…別に、彼氏とキスした事ぐらい、ありますけど? 」
もう一度お伝えしよう。剣持は彼女いない歴=年齢なのだ。彼氏が居た訳でもない。ならばこれは完全に見栄なのだ。がこの時剣持は何も気づいていない。不破の顔が真顔になっている事に。
『は?』
腹の底から底冷えする様な冷たい声色だった。 剣持は思わずびくっと体が震え口を閉ざしてしまった。
『もちさん、彼氏いた事あんの?ほんでキスもしたん?聞いてへんのやけど』
剣持はここで気づいた。自分のしでかした事の重大さに。 冷や汗がだらだらと流れていく感覚がする。何故なら前も何も剣持に彼氏が居た事は無いから。不破に揶揄われるのが恥ずかしかったから吐いた虚勢である。そして不破のこの感情は嫉妬、つまり、不破は存在しない剣持の元彼に嫉妬しているのである。
人間とは末恐ろしい。一つの言葉で先程の甘い雰囲気が死刑宣告の時かと思うほどの緊張感と圧迫感が漂う地獄になるのだ 。 ここで"本当は元彼なんて居ませ~ん"なんて事を言える図太い神経を生憎ながら剣持は持ち合わせていない。
「あの、まずお風呂に」
『だめ、今日は激しく抱くから。 ほんまは今日優しくするつもりやったけど無理やわ。覚悟しぃよ。』
剣持の言葉を遮り本当に剣持にとっては死刑宣告に等しい言葉を投げかける。
ネオンの光の様にギラついた獣の瞳に剣持は怯えた。
『なぁに考えてんの、もちさんッッッ』
ごちゅん♡、と思いっきり奥を突かれる。飛んでいた意識が強制的に戻される。
「かひゅッ♡ゃ”ああ”ぁぁあぁ”あッッ♡♡」
可哀想な程に奥を思い切り潰される。奥を思い切り突かれるごとに人の体内からしてはいけない様な音が部屋に鳴り響く。
不破は剣持の頭をベットの枕に押し付け寝バックの体制で犯す。普段よりもずっと深く奥に不破のものが入ってくる為声を我慢する事が出来ずつい声を出してしまう。剣持の手は不破によって固定されている為手で口を覆うことさえも叶わない。いつもは正常位でしかしないため慣れない体制に剣持は戸惑いながら無様に犯されるしかない。
「う”ぅ~、ひぅッッ………ぁ♡」
ここで剣持は気づく。イくイく言わなければイけるんじゃないか、と。ただでさえうつ伏せで顔が見えないのだからいけるんじゃないか。不破によってドロドロに蕩けさせられた頭は正常な判断など下せなかった。
「ん”ぉ♡…ふ~、~♡♡♡」
イける、イくいくいくいく♡あとちょっと。 イけると思ったその矢先
『ふふ、』
優しい微笑みと共にピタリ、と不破の律動が止まった。
「はぇ?」
完全にイけるそう思っていただけあって頭が混乱する。
『いくいくしなきゃイけるって思ったでしょ? 無意識かも知んないけど腰へこへこ♡してたからバレバレやで♡』
にこり、と顔面国宝級の顔が自分の顔の近くにある。意地悪く、悪戯っぽく笑うアメジストと目が合った。 その顔が離れたかと思えば吐息混じりの甘い声が耳を犯す。それだけで頭がぐちゃぐちゃになって蕩けてしまう。
『こんなちょっとした快楽にも抗えないなんてもちさんはほんまに弱々やね~♡ちょっと乳首触っただけでイきそうになるんやろ?♡ 前の彼氏に開発でもされた?ど淫乱やな』
喋りがらも奥と前立腺を交互に攻め続けられ強い快楽が絶えず襲う。
ぎり、と突然片方の乳首を捻られる。痛みこそ一瞬あれどすぐに快楽に変わる 。獣じみた悲鳴に近い喘ぎの声をあげ快楽を享受する。
「や”♡ち、くびッしゃわんないでぇ”ぇえッッッ♡♡♡……ぁ”へっ?♡ 」 「む”りぃ”ぃッッッ…あ、ぉ”~~~~♡♡」
大きく仰け反った剣持。だが剣持のちんこは不破が握っているのでイけない。
『本当に乳首だけでイきそうやん。触ってない方の乳首ぴくぴくしてんで?』
「ね”♡ふわく、も”♡いかせてッッッ」 「ぼくが、ぼくが悪かったからぁ♡♡…あ、れぇ嘘だからッッッ♡ぼく、かれし不破くん以外いたことッ♡なぁ”、い♡♡♡」
『えっ?』
素っ頓狂な声が不破から飛び出した。それまで剣持の甘い声が響いていた部屋に静寂が訪れる。
『え、ぇじゃぁもちさんが彼氏いるって言ったのって』 「ふっ♡………ぁれは、ふわくんに揶揄われてむっと、しちゃってつい出ちゃったうそです」
『ぇぇええええ!?やったらおれ、俺もちさんにめっちゃ可哀想な事しちゃったやん!!!』
剣持が包み隠さず真実を伝えると涙目になりながら剣持を正面から抱きしめた。先程の狼のような様子とは打って変わってその姿は宛ら大型犬の様。
力一杯剣持を抱きしめる。剣持は苦しそうにしながらも幸せそうにへにゃり、と破顔し不破の背中を叩く。
「不破くん、苦しいよ」 『いやほんまにごめん。怖かったやろぉ?』
剣持の肩に顔を埋めたまま喋る。剣持が苦しいと伝えたためほんの少し抱きしめる力が弱まった。
「ううん、僕こそ嫌な嘘ついてごめんね」
素直に剣持が謝ると、怒涛の不破の質問が投げかけられた。
『本当に彼氏いた事ないんやんな』 「もちろん」 『彼女もいた事ない?』 「ないよ」 『俺に抱かれるまで他の人に抱かれた経験とかは?』 「ないに決まってるじゃん」 『キスも?』 「キスも不破くんが初めてだよ」 『男でも女でも告白された事は?』 「ないし、あっても絶対断ってるよ」 『うそ』 「ほんと」
不破は剣持の肩から顔を離しじっ、と剣持を見据える。真っ直ぐな翡翠の瞳に嘘は混じっていない。
『はぁぁぁぁぁ…。ほんっまに安心した』
本当に安堵しきっている不破に一抹の申し訳なさを感じた剣持。
「あの…、本当にごめんね不破くん。タチの悪い嘘ついた 」 『…ほんまに、!もう絶対つかないでね』
ぷりぷり、と怒る不破に思わず剣持に笑いが溢れた。
『でも、俺まだ嘘ついたこと許してないからね』
不破はゆるりと口の端を持ち上げた。先程の獣の様な色気とは違いしたたるような色気に剣持は目眩がした。大きなベッドの上で逃走を図るが再び手を固定され組み敷かれる。顔を引き攣らせる剣持に不破は満足げに笑う。
「へ、」
『俺に許されたいなら今夜は何もせんで?俺に 刀也の全部を頂戴。ね?』
うすらと微笑む不破は普段のふわふわしたものとは違いその姿たるや正に支配者そのもの。 剣持は唸り、考え迷い_やがて観念した。
「…僕の全部をあげるんだから、絶対後悔させないでよ」 『言われなくても』
二人の影がベッドに沈み込んだ。
おまけ(えっちシーン)
「~~~お”♡っふあ”くッッッ♡♡ひゃぁんっ♡」 『んふ、ひゃんだってかぁわい』
勢いよく白濁液が飛び出す。後ろだけでもう三回ほど絶頂に達している。もういっそ、このまま後ろでしかイけない体に作り変えてしまいたいと言う考えが不破の脳裏を掠めた。
「や”ぁッ♡まだッイぐッッッ♡♡」 「だめ♡だめなところッ…はぃ”っちゃぁ”ってる♡♡」
ぐぽんっ♡とどこかにハマった音がした。
「ひゃ”あ”ぁあぁぁぁ”ああぁッッッ♡♡♡」
いやいやと否定的な言葉を口にするがその実中は不破のものを締め付け離さんとしている。
「んおぉ”っ♡」 「むりぃ”………♡おちんぽ、擦れてるぅぅ”うぅ♡♡あ”♡だめだめ!♡ィ”、だからぁ”ッッッ♡」
『…ふっ”♡』
何度も何度も絶頂を迎える。その度に媚薬が盛られたかの様に感度は上がっていく。もうずっと前から剣持の頭は正常に働いていない。意味がわからない、この快楽は永久に続くかの様に感じられる。だけど、そんな状態なのに感じてしまっている自分は確かにそこにいる。その意識が剣持の感度をまた一段上へと引き上げる。
『や…ばぁ…♡今日感度えぐいね♡…興奮してる?♡』
ぼそりと囁かれる。ちらりと不破の方を見やると血走っためで興奮してます、と顔に書かれている。
「んふ…♡れも、ふわくんも僕にこ~ふんしてるんでしょ?♡♡…ぉ”ッ♡
えっち♡」
『~~~!!!♡…ほんっまにええ加減にしぃよぉ…、絶対後悔させたるッッッ♡』
誘い受けもほどほどにして欲しい。高校生とは思えないほどの色気をもち恋人を夢中にさせる。そんな剣持の煽りに耐えられる余裕も不破には残されていない。まるで荒れ狂う獣の様に剣持の体を余す事なく貪り食った。
「あ”ぁぁ”あぁああぁッッッ!?!?♡♡」
「ぬ”ぃてぇッ♡ぬぃて!♡こわぁ”ぃぃ♡♡♡」
『にゃは、もう精子なくなってきたね。発情しきっててかわいい』
酷く甘い音を立てて剣持は快楽の波にもまれていく。思い切り突き上げれば剣持からは悲鳴じみた嬌声が聞こえる。一突き一突きする度に剣持のものからはカウバーか精子かはたまた潮かよく分からないものを無駄打ちし続けている。
「ねっ♡ふわく、ぎゅってしてくら”さぃ♡♡」『仰せのままに。お姫様』
不破は正面から剣持を抱きしめる。そして剣持の耳元で愛をうたう。
『刀也、ずぅっとずっと大好きだよ。』
「…ぼくも、湊とならずっと一緒にいれるよ」
不器用で下手くそな愛の伝え方。でもこれでいい。これがいい。これが彼らの愛の伝え方。
甘い匂いが立ち込める部屋に男が二人。その姿は幸福感にあふれている。
「腰…ばっきばきなんですけど」 『本当にごめん』
明日の早朝の出来事である。
あ。です。
前作「ショタ化なんてありきたりなそれ」を非公開にしました。やっぱ気に入らなかったです。
読んでくださった方本当に申し訳ありません。
その代わりと言ってはなんですが同時に書いていたこちらを爆速で仕上げましたので読んで頂ければ幸いです。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!