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・黒青
・女体化
・年齢操作.学パロ
黒━高3
青━高2
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青side
学校の端に位置する、小さな放送室。
ここはその年放送委員になった人しか入れない。…のは、分かってるだろうけど。放送委員以外の人が入った場合、先生に激怒されてしまう。そこまで怒らなくたって、別にいいのにな。
機械のスイッチをONにし、音声のボリュームをあげる。外にも行き渡るよう、『グラウンド』と書いてあるボタンを押す。
言わなければならない文言が書いてある紙を手に取り、チャイムを鳴らす。
《下校時間になりましたので、まだ校内に残っている生徒は全員帰れ…帰ってくださぁい。繰り返しますぅ。》
同じ言葉を繰り返したあと、もうひとつのチャイムを鳴らし、ボリュームを下げ、機械の電源を落とす。
先輩に許されているため、いつもタメ口で喋っているからなんだかこの口調は難しい。それに、私は関西人だから標準語を言うのも…正直だるい。
…あぁ、またか。
“ガラララッ!!”
「まろぉ、やっほー!!」
「アニキ…ここ、入っちゃダメ。」
「いやギリ入ってないからセーフ!!!」
とてもでかくて、通る声が放送室に響き渡る。この人まだ帰ってなかったのかよ、まぁ私を待ってくれていたんだろうけど。
「アニキ、別に帰ってても良かったで?」
「いやもう6時やで?もう暗いし、流石に危ないやん。
それにまろは女の子やから。」
「…それはありがとうやけど。」
可愛らしい笑顔に長い髪の毛が良く似合うな、なんて。
そんな恥ずかしいこと言うはずもない。
「ん、これまろのやんな?はよ帰ろ〜!!」
「ありがと…なぁ、アニキ。」
「どうした?」
「アニキさぁ…昨日、女の子と歩いてなかった?」
「えっ」ビクッ
「…図星かよ。」
アニキのことだから多分無理やりなんだけど、断って欲しかったな。
もう付き合って、1年も経つというのに。
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「ちゃ、ちゃうねん!なんか話しかけられて、カラオケ連れてってくれる言うから…」
「そんなん口実。私が話しかけやんかったらそのままラブホ直行やったぞ。」
「らぶッ、!?…まろ、!」
「なぁに?ねえ、私見つけた時悲しかったで?」
「うぐ、ほんまにごめん…」
私が嘘っぽく怒ると悲しそうにシュンとなる癖は昔かららしくて。これは破壊力が強い。
「…アニキ、でも、そんなに怒ってないから。」
「え、ほんま!?…むぐっ」
「そのかわり…今日はアニキがリードしてな?」
「…もしかして、今日も、」
「もちろん。傷んだ心癒してな、あにき♡」
「うぅ…」
アニキはヘタレやから全然率先して動いてくれない。だから普段は私が上で動いてやってる。
ん?なんの事だって?
それはご想像におまかせしときまぁ〜す。
・fine