九年前……夏
「神奈川から北海道に転校して来た鈴木夏寿也(すずきかずや)っていいます。よろしく〜」
笑顔でゆるゆるとした挨拶をした夏寿也。そして休み時間になると男子三、四人が夏寿也に話しかけていた。
「夏寿也くん神奈川から来たんだ!神奈川ってどんな感じ?」
「都会?」
次から次へと色々な質問が来る。
「おいおい笑一人ずつ喋れって。聖徳太子じゃねぇんだから笑」
色々な質問に夏寿也も困っていたが、夏寿也も逆に質問し始めた。
「ねぇ、この辺って少年野球チームってある?」
「あぁ、あるよ。夏寿也くんって野球やってるんだ!」
「うん、やってる」
そう話していると一人の男子が話に割り込んできた。
「お前、ポジションどこだ」
と夏寿也に聞いてきた。
「俺はセカンド。あなたは、?」
夏寿也は質問にあっさり答えた。
「俺は戸田翔(とだしょう)だ。右投げ右打ち。ポジションはピッチャーだ。道央リトルに入ってる」
「道央リトル!?俺もそこに入りたい……!」「じゃあ今日の放課後入団テストに来い!」「うん!」
そうして夏寿也は翔の居る道央リトルの入団テストを受けることになった。
コメント
1件
なんか後半読みずらいです..... すみません😥