話続けたいのに文才無さすぎて続かない。
誰か助けて。続き書いて。冗談じゃなくてほんとに。
文才なんかありません。
案の定駄文。駄文。
cpはどこかに記載してます。
主はにわかです。解釈違いがあると思います。
※ご本人様には関係ありません。
学パロ
キャラ崩壊注意
健全だったはずなんだけどな…
『夢追先生…好き、好き、大好き…♡』
『ねえ、いいでしょう…?僕もう十分”待て”しましたよ?♡』
「もうやだ怖いこの子!!!!!!!」
何故僕が一回り以上年下の男子高校生に迫られているか。
事の発端は少し前…
「どーしよ、これ…」
溜息を吐きながら、机の上に置かれた小瓶を見遣る。小さく惚れ薬と記されたそれは、今まさに僕の悩みの種である。
先日、この高校で社会科の教師をしているハヤトと、彼の自宅で飲んでいた。そのときの気になる人がいる、というハヤトの発言から、酔っているのも相まってそういうサイトに辿り着き、二人ともその場のノリで即購入してしまったもの。そして注文個数を間違えたため、大量に届いた。
ビタミン剤と間違えて学校に持ってきていたことに今ようやく気がついたのだ。
「最近あんま寝てなかったし、あたし疲れてんのかなぁ…」
錠剤と液体を間違えるとか普通ありえないだろ。同僚達に言われた通り、ちゃんと寝るべきだった。
小瓶をつつけばその中でゆらゆらと揺れる透明な液体に、また一つ細く息を吐き出す。
学校にこんなのを持ってきていると知られたら、変人だらけのこの学校だ、絶対すぐに広まってしまう。何故か教師生徒問わず奇才や社会不適合者予備軍が集まりやすいこの私立高校で、僕なんかの噂が広まるのか、という話ではあるが、割とまとも枠な僕の噂はなんか分からないが広まりやすい。本当になんでだ。
まあ、不幸中の幸いと言うべきか、今は放課後。明日から夏休みで部活もない。場所は生物室。要するに、見つかったりする確率はかなり低い!!
「あ、でも、剣持さん来るんだっけ…」
剣持さんと、とある約束をしていたことを思い出す。
僕が夏休みに出した課題。それを早めに終わらせたいから、放課後に一緒に取り組んで欲しいとのことで。
「…真面目、だなぁ…..」
たまに奇行に走ることを除けば、真面目ないい子。勉強熱心で飲み込みが早いのは非常に助かる。他の生徒にも是非見習って欲しい。本当に。
まあ、そんな彼のことだ。見つかったとて、無闇に言いふらすことはしないだろう。あっても引かれるくらい…いやそれもそれで結構心にくるが。
「まだ時間あるし、お手洗い済ませとこ〜」
惚れ薬は置いていてもいいだろう。生物室にある怪しげな薬品なんて、誰も触らないし、ましてや飲むことなんてないはずだし。
荷物はそのままに、生物室を出てトイレに向かう。
夜何食べようかなーとか、そういえば今日放課後の最終見回りって当番僕だったよなとか、ほんとどうでもいいことを考えながら廊下を歩く。
この時、薬を持っていけば良かったと後で後悔するとは知らずに。
「あれ、」
お手洗いを済ませて戻ってくれば、部屋の中には既に剣持さんがいた。予定よりも少し早いが、彼の性格だし不自然ではない。
「剣持さん。待たせてごめんね?すぐにはじめ…..剣持さん?」
振り向くことなく、立ち尽くしたままの剣持さんに違和感を覚えて、名前を呼ぶ。
おかしいな、いつもならすぐに気づいて挨拶してくれるんだけど…
そう思いつつすぐ側までいけば、剣持さんが急にバッと振り向いた。挙動不審すぎてちょっとびっくりした。
「け、剣持さん…?」
『ゆめ、おい…先生…?』
「うん…?」
『夢追、先生…夢追先生…』
『好きです!!!!!!!』
「うん???」
目の前のこの人はいったい何を言っているんだ??
「ぇ、あ、まさか…」
嫌な予感がしながらも、薬を置いていた机を見遣れば、空になった小瓶が無造作に置かれている。
「まじかぁ…」
え、これ飲んじゃったの?剣持さんが?
惚れ薬ってほんとに効果あるんだぁ…
現実を受け入れたくなくて、脳内でどうでもいいことを考える。
考えてみてほしい、いつ薬の効果が切れるか分からない中、放置することは出来ないし、副作用的なのが出るのかも分からない。普通に剣持さんの身体が心配になる。
そして、これがバレたら僕の立場はどうなるか。故意ではないといえ、怪しげな薬品を教え子に飲ませることになったのだ。免職かな。胃が痛くなってきた。
『夢追先生…♡ねえ、聞いてますか?』
妙に甘ったるい声で名前を呼ばれて、抱きつかれるのに動揺する。普段の剣持さんが見たら発狂ものでしょ、これ。
「ぇ、あー…うん、聞いてる聞いてる」
適当な返事を返しながら、やんわりと体を離して、少し遠ざかる。
やばい、相手が悪すぎる。
彼のバックにいる人を思い出してみてくれ。本当に人間か怪しい幼馴染に、吸血鬼、天使。その他にも警戒すべき人物が多すぎる。 剣持さんに手を出しても出されても、確実に殺される。
特に例の幼馴染である伏見ガクさんと剣持さんは、最早熟年夫婦か?ってくらい仲が良いのだ。カップルどころか夫婦扱いされている2人の間男にはなりたくない。薔薇に挟まるモブだろこれ。
なんならハヤトだってそうだ。この前剣持さんと話してるだけで不機嫌になってたぞ。
『どうして逃げるんですか…?僕のこと嫌い?』
「いや嫌いじゃないよ!!大丈夫!!ちょっとびっくりしちゃっただけ!!!」
離れた途端に泣きそうな顔をされて慌てて訂正する。そうしたら、納得はしてくれたようで。
『よかった…』
と呟き、また距離を詰められそうになる。
「待って!!剣持さんステイ!!!」
またくっつかれるのはまずいと思い、つい大きめの声を出す。ぴたりと剣持さんの動きが止まった。
若葉色の瞳がゆらゆらと不安げに揺れるのをみて、少し罪悪感が湧くがこれは仕方のないことだと自分に言い聞かせる。
とりあえず今の剣持さんの状態を話して本人に納得して貰うか?いや納得出来るものなのか。でもしてみないことにはな…このままだと僕がもたないし。
「あのー、よく聞いてね?」
「剣持さんはここに置いてた惚れ薬を飲んじゃって、一時的に僕のことが好きにな」
『違います』
かなり食い気味に否定され、真っ直ぐに見つめられる。さっきのような甘い熱を孕んで輝く瞳とはまた違う、強い意志を持つような、どこか怒りや悲しみを感じる瞳。
それを前にして、僕はひたすらに困惑していた。
「ゃ、あの、?」
『僕は貴方が好きです』
ベタな告白の言葉が鼓膜を揺らす。それと共に、その音色の持ち主はどんどん近づいてくる。柔く制止の声を放つが、今度は聞く耳を持ってはくれない。
『惚れ薬なんか関係ない』
「ね、聞いて、剣持さ」
ぐっと腕を掴まれてホワイトボードに押し付けられる。その手とは反対側、顔のすぐ側にとんっと手が置かれる。
『どうしようもなく好きなんです、夢追先生。僕以外見ないで、触れないで、触れさせないで。…お願い。』
少し動けば触れ合ってしまえる距離で見たエメラルドは、これまた胃もたれしそうなほど甘い欲と、仄暗い不安や独占欲が綯い交ぜになったようで。
「ちょっ、と、待って剣持さん」
透き通った宝石に見つめられて、自然と視線が下へ下へと落ちていく。
「気持ちは嬉しい、けど。でもゆめおなんかがそんなの…」
『…なんか、じゃない』
「へ?」
『…そんなことを言うのであれば、こちらにも手はあります』
いつの間にやら、いたずらっ子のような笑みを浮かべる剣持さんに嫌な予感が背を伝う。
剣持さんの綺麗な唇が耳のすぐ側まで近づくと、男性にしては高く、まだ幼さを残す声がするりと奥まで入り込む。
『僕がどれだけ貴方が好きか、貴方が認めるまで伝え続けますから』
ここまでの流れを経て、ようやく話は冒頭へと戻る。
好き、愛してる、可愛い、綺麗、数々の言葉を剣持さんに囁かれ続けもうとっくに頭がパンクしそうになっている。惚れ薬の効果だろうというのは理解しているが、ここまで言われると本当に好きでいてくれてるのではと錯覚しそうになる。
「ねえ、剣持さん。ほんとにそろそろ離れて…だめ、だめだから…」
『いいじゃないですか、まさかお預けにするつもりですか。ねえ?』
『翔…♡』
「ひぅ…っ」
あ、これ漫画とかで見るやつだぁ、なんてどこか他人事に考える。そういえば最近読んだ百合漫画もこういうシチュエーションだったな、と。
それでも耳の奥に砂糖を溶かしこんだように甘ったるい声がとろりと流れ込んできて、腰の辺りがぴりぴりと痺れる。
『先生、耳元で囁かれるの好きですよね』
「いや、違う、違うから…」
必死に顔を逸らして逃げようとしても、流石運動部と言うべきか、はたまた自分の非力さ故か、腰に回された手や縫い付けられた腕はビクともしない。
『夢追先生』
「ん、?」
『好きです。愛しています。…僕は貴方が欲しい。』
「…剣持、さん…..」
目を瞑って、と言われて大人しく従えば、少し荒い息遣いが段々と近づいてきて、ゆっくりと唇が触れ合った。
何度か角度を変えて行われたそれが、少しづつ長くなっていく。ついに息が吸えなくなって口を開けば、待ってましたとばかりに舌が入り込んでいく。上顎を撫でられ、歯列をなぞられ、舌を吸われる。頭に酸素が行き届かなくなってくらりとして、生理的な涙で視界が滲んだ。
「…ん、…ふっ…ぁ…ッ…..」
いつの間にか剣持さんの制服をぎゅっと握り締めていた手で、胸を叩く。
そうしてようやく、口が離れる。最後に惜しむように短く口付けられて。
「…はっ…は…ぁ…ッ」
腰が抜けたのか床に倒れ込みそうになるのを、剣持さんに支えられる。
『続きしましょ、翔さん…♡』
重くなっていく腰と滲む視界の先に、爛々と輝くエメラルドがあった。
「…ぁ…“…は、ふ…ッ…..♡」
腕の中で嬌声混じりの荒い呼吸を繰り返す先生を、ブレザーを敷いた床に、壁に背を預ける形で座らせる。未だに意識は宙ぶらりんなのか、口の端から涎を垂らし、甘く蕩けた紅玉は焦点があっていない。
いつもの爽やかな好青年は何処へ行ったのか。ぐしゃぐしゃに乱れた服を整えることもせず、されるがままになっている。
『…….流石にやりすぎか…』
この状況を作り出した張本人である僕、剣持刀也は乱れに乱れた目の前の想い人を見て苦笑する。
そうしていたのも一瞬で、流されやすいこの人にも非はあるだろうと少しばかり思い直す。誰にでもあんな態度とっていたら、僕がしなくたって他の誰かに喰われていたぞ、と。
この学校には、チャンスが転がり込んできたら、迷うことなく貴方を手に入れようとする輩ばかりいるのだから。
夢追先生は気づいていないんでしょうね、色んな人から向けられている好意に。
まあ、かくいう僕だって例外では無いのだが。
持っていた未使用のタオルを、今さっき作ったぬるま湯につけてから夢追先生の体を拭く。先程の行為のせいか、体に触れる度にか細い声を漏らしている。
…流石にこの前はこの人の鈍感さに驚いたな。
一週間程前の昼休みのことをふと思い出した。
僕と夢追先生が話しているときに、僕らに向けられた視線。執着すら感じるそれの元を辿ると、加賀美先生が此方を、いや、僕を睨みつけていた。 酷い妬みのような、最早殺意さえ感じるそれに、少し恐怖したのを憶えている。
それでいて、夢追先生を見つめる瞳は酷く穏やかで優しい、愛おしいものを見るようなもの。あからさま過ぎる好意。
遅れて気づいた夢追先生は、それをあろうことか。
「ハヤト、剣持さん好きだもんね」
僕が剣持さんが話してるといつも不機嫌になっちゃうんだよね、怒られる前に行ってくるね、と困ったように笑って、加賀美先生の元に駆け寄る夢追先生に挨拶すら返せなかったのが記憶に新しい。
何故あれに気がつかないのだろうか。
昼休みになれば全ての誘いを断り、真っ先に貴方に会いに来ているあの人の好意に。あの脳筋ゴリラが周りを牽制するかのように物理的な距離を縮めていることに。
本当に自分に向けられる好意に鈍感な人。それは自己肯定感の低さ故か、はたまた他の理由か。どちらにせよ、それまでも愛おしいのだからどうしようもない。
体を拭き終わってタオルを机の上に置けば、かつん、と指が小瓶に当たった。
『ぁ、』
地面に打ち付けられる寸前でキャッチする。
小さく惚れ薬と書かれた小瓶。その中に入っていた透明な液体は、数時間前に僕が飲み下したものだった。
『ほんとに効くのかな、これ』
僕はもうとっくにこの人に惚れている。そのため、効果の有無はよく分かっていない。
途中で理性がトんでしまって襲った上、つい盛ってしまったことからも、精力剤のようなものなのだろうか。好きな相手に飲ませて既成事実を作ってしまえるという点では惚れ薬なのだろうか。
というか、どうしてこれを持っているんだ。惚れさせたい相手がいたのか。何処のどいつだ。僕じゃ駄目なのか。
居た堪れなくなり、小瓶を適当に放って、いつの間にか心地良さそうな寝息を立てている彼に抱きついて。そのまま薄く色づいている唇に少々乱暴に口付けた。
『僕以外見ないで。』
懇願に似たそれを吐き出しても、疲れて眠っている彼は身を捩るだけ。
仄暗い独占欲が渦を巻いた。
いくら貴方が僕の気持ちを否定したとしても、必ず認めさせるから。いつかきっと惚れさせるから。誰にも渡さないから。
早く僕のものになってくださいね。翔さん。
嘆願するように、彼の真っ白な手の甲に短くキスをした。
コメント
7件
めっちゃ良かったです!ym受けあんまり無いので嬉しい。もしよければこの話の続き書いてもらいたいです!あと、他の人が攻めのym受けも書いてもらいたいです!希望が多くてすみません🙏よければお願いします。
相互になるにはコメントであっているか分からないんですが、コメントでよろしいのであればぜひ相互にならせて頂きたいです。kgymのえっちぃの読んでみたいためぜひお願いします。もしコメントにしない方が宜しかったら申し訳ございません🙇♀️
ついにタイトルが適当になってきた。 最初ymが攻めなの書こうって言って書くのに、何故か受けになってる。 誰か暇な人このcp書いてくれないかな。そもそもymの小説あんま無い気が。 途中のえっっなのは書きたいけど書けないから誰か書いて欲しい。他力本願。やる気が出たら書く。(書かない)