ATTENTION
nmmn(Irisの💎🦊×💙🐱様)
BL
時間軸バラッバラ(つまり下手)
下手くそなくせに長い
𝕃𝕖𝕥’𝕤 𝕘𝕠
side-🥂if💙
💎 っはぁ、はぁ……いふくんッ…///
知られちゃいけない。
🥂 っは、ほとけっ……///
知られたら、こんな風に居られなくなるから。
皆を失望させちゃうから。
だから、これは俺たち2人の秘密。
お互い秘密を守って、2年。
2年もの間、関係が続いている。
でもその度に、ふとしたときに、頭によぎる。
_もしメンバーにばれたら。
なんで言ってないのか、?
言ったらどうなるか分かったもんじゃない。
この国は、まだ…俺たちみたいな少数派には生きづらい。こんなことを思うのは、我儘だろうけど。
そんな事考えたくなくて、その考えを振り払ってきた。
考えたら、怖くなるから。
今は1秒でも長く、ほとけの近くにいたい。
それだけだった。
ほとけも同じ事を思っている、と…当たり前だ、と…そう思っていた。思っていたかった。
ある日、いつもより早くないこに呼ばれた。
急ぎの会議でもあるのかと、その時は深く考えずに事務所へ足を運んだ。
この時の俺は、
_幸せが崩れるなんて、知りもしない。
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side-🦊-hotoke-💎
なんの根拠もないくせに、絶対大丈夫と思ってしまう。
バレた時のリスクを考えてても、別れられない。
僕も、彼も、お互いを愛しているから。
ビジネス不仲というのは、本当にビジネスでやっていて、本当の本当は、お互い…たくさん愛しあってる。
でも、バレた時のリスクや、その後を考えたら…
_そろそろ潮時だ、と嫌でも考えるんだ。
いふくんから連絡が来るたびに、お互いを愛し合うたびに、
ああ、早く止めないといけないのに
って考えがぐるぐる。
どう考えたって、この関係をやめられるわけないのに。
結局、自分を守るために…
別れたい、とは言えない。
だから、行動を起こした。
付き合い始めた頃に、
「僕たち、付き合いますっ!」
と言えたら、どれだけ楽だったんだろう。
それを拒んだのは、いふくんだった。
なんでかは、わからない。
…いふくんが傷付くかもしれない。
でも、バレてしまってリスナーの皆や、メンバーの皆を傷付けたくもない。
ないちゃん達なら、もしかしたら認めてくれるのかもしれない。
そんな淡い期待を持って、
しょうちゃんに連絡をする。
_なんて伝えるべきか。
そんなこと考えてたら、また、覚悟が鈍るかもしれない。
拙い文章を打って、消して、打って、
しょうちゃんに連絡したのは、覚悟を決めてから1時間半たった頃だった。
「しょうちゃん、話したいことがあるんだ
今週の日曜日、○○って所に来れないかな?」
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side-💜初兎🐰
\ピロン/
スマホが鳴る。
今は朝の5時くらい。
🐇 あ”ぁ?こちとらゲーム三昧で眠いんじゃ…っていむくんやん
いむくんは僕の兄弟みたいな存在だ。
眠い目をこすりながら、スマホを手に取る。
彼には似つかわしくない、生真面目な感じのメッセージが送られていた。
🐇 あー…今週の日曜日?予定はないなぁ、
なんかあったのか、と思いながら文字を打つ。
「○○な、ええで!」
すぐに既読と、返信が来た。
「ありがとう!(((o(*゚▽゚*)o)))」
可愛らしい顔文字。いむくんらしさ全開で、思わず僕は笑ってしまった。
_この後伝えられる衝撃の事実に、この時の僕は気付く由もない。
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side-🥂if💙
コンコン
🥂 …ないこ、?
🍣 まろ…、入って
いつもと変わらない、VOISINGの会議室。
いつもと変わらない、ないこの声色。
でも、なんか息苦しい感じがした。怖かった。
内心びくびくしながら、ないこの向かいに座る。
パイプ椅子が、ガシャンと、やけに大きな音を立てる。
この息苦しさを消したくて、俺から話す。
🥂 …話って、何…どうしたん…、?
🍣 まろさ…、…
🍣 俺に、…俺たちに、隠してること…あるよね?
🥂 …………ぇ……、?
目の前が真っ暗になる。
頭は真っ白になる。
_バレた?
誤魔化したくて、乾いた笑いを漏らす。
🥂 …ははッ、俺は…なんも隠してへんよ…
自分でもわかるくらい、情けない声だった。
🍣 ほとけっちと付き合ってるのが、嘘だってこと?
🥂 ……ッ、!?
🍣 本当なんだね……なんで、教えてくれなかったの?
🥂 それ、は……
嫌われたくないから。
そんな理由で、と思われるだろうか…。
でも、本当に…怖いんだ。
口の中が乾く。上手く声が出せる気がしない。
ライブの時より、告白の時より、緊張していた。
🍣 …別に無理に、とは言わない。でも、まろの口からも聞きたい。
🥂 ……は?
まろの口から「も」?
ということは…つまり_
🥂 …ほとけが…、ないこに…?
🍣 正確に言うと、しょうちゃんかな
聞くと、初兎伝いに話されたという。
つまり、ほとけが初兎に俺らの関係を話した、ということだ。
🥂 ッなんで…、だよ…
もしかして、ほとけは…俺との関係が嫌だったのだろうか。
そんなこと考えたくないけど、1度頭に出てきてしまえば、ずっと考える。
🍣 …まろ、
🥂 …ッ…ポロポロ
🍣 きっと、…ほとけっちは…ッ
🥂 …ッあ”、ぅ…ポロポロ
ないこの慰めを自身の嗚咽がかき消していく。
なんで、?
俺のこと、好きじゃなかったの?
俺の一方通行だったの?
そんな考えに脳が支配される。嗚咽になっていく。
🥂 ッな”んで、…!ほどげぇ…!!ポロポロ
🍣 …ッまろ…、!ギュッ
ないこが俺を抱きしめる。
やめてよ。優しくしないで。
もっと悲しくなるじゃん。
ああ、
やっと「愛された」と思ってたんやけどなぁ、
コメント
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もっと自身の在り方をオープンにできる社会になるといいな、