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猛虎中心SS集

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猛虎中心SS集

2 - 一緒に帰ろう

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2025年05月14日

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近本「どこや、ここ……」

大山「分かんない、けど……かなり不穏な気配はするよね」

近本「そうよな、今までとは空気からして違う」

大山「用心して進もう、何が仕掛けられてるか分からない」

近本「……」

大山「チカ?」

近本「正直……俺ら、ここまでかもな」

大山「……え?」

近本「だって、この先無事でおれる確証なんかない……悠輔、こんな所まで連れてきてしまって……ほんまにごめん。でも、俺がどうなろうとも悠輔だけは絶対に死なせへんから……!」

大山「チカ、聞いて」

近本「……なに?」

大山「一緒に行こう」

近本「……!」

大山「無事に辿り着いて、目的を達成出来たらその時は……チカ、一緒に帰ろう」

近本「……いいよ!」


近本「……って事があってな」

木浪「何かえらく壮大なんだけど」

森下「え!奇跡の復活劇じゃないですか!凄い!」

村上「んで、何の話してはるんすか」

才木「要は大山さんとメシ行く時に近道しようとして、一瞬迷子になったけど無事に行けたよ!って話っすよね?」

大山「そう、それ」

木浪「あー、そういう……」

村上「何でさっきの説明で内容ピッタリ当てれんねん……お前エグいわ」

才木「いや、適当に言った」

村上「適当!?」

才木「で、それどこの店なんすか。教えてくださいよ」

近本「いいよ」

才木「近道も教えて下さいね」

近本「……どうしよかな」

木浪「そこ躊躇うんだ……」

村上「もうよう分からん」

木浪「わかる」

村上「分からんをわかるはややこしいっすわ」

木浪「それもそう」

森下「??」

村上「あっ、こっちは分かってない」

木浪「待って、俺も分からなくなってきたかも……」

村上「せめて木浪さんはしっかりして!?」

近本「悠輔、また一緒に近道しよな」

大山「いいよ」

才木「ええんかい」

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