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俺は、今年高校2年だ。1年の時は話す人がいなくて、毎日憂鬱だった。だから、死にたい人が集まる場所に行くことにした。でも、そんな時に友達ができたんだ。
第五話 次があるなんて二度と言うな
そいつの名前が「成海」って言うらしい。
成海「ねぇねぇ、」
成海「あのさ、君ってテスト、学年最下位いじゃん、、?」
成海「先生が教えてやれって言ってて、、」
栗秋「誰、?」
成海「僕は成海。よろしくね」
栗秋「俺は、栗秋。よろしく」
この日から俺たちは友達になった。
成海は本当に良い奴だ。勉強を教えるのも上手い。
成海「だから!ここはこの公式を当てはめればいいの!(笑)」
成海「何回言ったら覚えるんだか、、(笑)」
栗秋「まあまあ」
栗秋「ちょっとづつ覚えればいーの!」
栗秋「成海、教えるの上手いし!(笑)」
成海「はいはい(笑)」
栗秋「成海、、俺、、テスト12点だった、、」
成海「あちゃー、、」
栗秋「せっかく教えてもらったのに、、すまん、、」
成海「まあまあ!大丈夫!」
成海「次があるよ!」
栗秋「そうだな、!」
成海の口癖は「次がある」だった。
俺は成海と約束をした。
栗秋「成海!!俺は目標をたてる!!」
成海「へぇー、どんな目標?」
栗秋「勉強で成海を越す!!」
成海「できるの?(笑)」
栗秋「できるか、できないかじゃない! 」
栗秋「やるかやらないかだ!!」
成海「まあいいや、応援してる!」
栗秋「俺が成海を越すのは時間がかかるから、目標達成する日まで、俺らずっと一緒な!!」
成海「わかった(笑)」
栗秋「約束!!」
栗秋「成海ー!!!」
成海「ん?」
栗秋「見ろ!!32点!!」
栗秋「少しづつだけど点数上がってる!!」
成海「おおー!すごい!」
成海「でもまだまだだね」
栗秋「くそっ、、」
成海「まあ、でも次があるよ」
俺は次のテストに向けて、必死に勉強した。
栗秋「明日がテストだ、」
栗秋「早く帰って勉強して、成海を越すぞー!」
俺が帰ってる途中、踏切の中に男の子がいた。 俺はそれを見捨てるなんて、出来なかったんだ。
だって、成海は俺を見捨てずに、勉強を教えてくれたんだ。
俺は走ってその子の背中を押した。
俺の目から涙が出てきたのを感じた。
栗秋「明日がテストだったのにな、」
俺は心の中で成海の言葉を思い出した。
「次がある」
その言葉に対して、心の中で言い返した。
「次があるなんて二度と言うな」