五条悟の体は震え、背中が不自然に曲がる。無限の呪力が爆発的に放出され、周囲の景色が歪む。五条の顔から宿儺の力が完全に流れ込み、彼の目が一瞬だけ宿儺の顔を映し出す。
宿儺:「フフフ…とうとう完成したか、俺の復活が。俺の力は、これで完全にこの世界に甦った。」
その言葉と共に、五条の目は変わり、宿儺の恐ろしい力が五条の体を完全に支配する。五条の表情は変わらず冷徹だが、内面では五条の意識が消え失せ、宿儺の影が色濃く浮かび上がる。
山本と七海は、目の前で起こっている異常な事態に一瞬立ち尽くす。
山本:「う、うそだろ…!?五条さんが宿儺に…!」
七海:「これは…完全にやられたかもしれない。」
七海は瞬時に冷静さを取り戻し、山本に向かって指示を出す。
七海:「山本、冷静に考えるんだ。五条さんは宿儺の器として使われてしまった。だが、完全に受肉したわけではない。まだ何か方法があるはずだ。」
山本:「方法…それが…!?」
二人は五条を救うため、どうしても手を打たなければならない。だが、宿儺の力が放つ呪力に圧倒され、戦うのは容易ではない。
宿儺の呪力が解き放たれ、無限の力が爆発的に広がる。宿儺の存在感は、世界の呪力のバランスを一気に崩す。
宿儺:「さあ、俺の力を見せてやる。五条悟が隠し持っていた、呪力。これを使えば、全てを滅ぼすことができる。お前たちがどんな手を使おうが、無力だ。」
宿儺は高らかに笑い、空間に呪力を発生させる。瞬く間にその周囲にいる呪霊たちが、宿儺の力に屠られる。
山本と七海は、宿儺の力に圧倒される一方で、今後の行動に対して決断を迫られている。
七海:「宿儺の力を食い止める方法…あるいは、五条さんを救う手段を考えなければ。だが、私たちだけでは無理だ。」
山本:「他に誰か…助けを求められるか?」
二人はしばらく考えた後、七海がひとつのアイディアを思いつく。
宿儺が完全に五条悟の体を支配したことにより、彼の周囲には一気に強力な呪力が集まる。
宿儺:俺はこいつの力を使いこなす。だが、これは序章に過ぎない。私の力は世界を崩壊させ、呪術師として君臨するのだ。
その言葉と共に、宿儺は自身の力を試すかのように呪力を解放する。その力が広がり、周囲のすべてのものが圧倒されていく。
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