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Episode 24「拠点」
案内された拠点は試験エリア内に点在する建物の一つだった。
各隊それぞれ別の場所に拠点があるらしい。
簡易的なベッドが四つ。
料理場。
中央に端末が一台置いてあった。
「これが拠点か」
三上が室内を見回す。
奈央が即座に端末を操作し始めた。
「マップ確認できますね」
四人が覗き込む。
モニターにマップが表示された。
4つのエリア。
廃ビル市街地。
森林区域。
高架道路地帯。
工場区域。
奈央が画面を見ながら言う。
「廃ビル側、かなり入り組んでますね。建物の中も使えるみたいです」
黒瀬が静かにマップを見る。
「こっちは動きやすそうですね」
「森林も隠れやすそうですよ〜」
水瀬がのんびり言った。
「逆に高架道路は嫌だな」
三上が少し顔をしかめる。
「射線通りすぎだろ、これ。当真さんいたら地獄だぞ」
奈央が小さく頷く。
「工場区域、建物自体は多いですけど開けてる場所も結構ありますね」
そのまま奈央が視線を下へ移した。
「各エリアに人数表示がありますね。エリア内に今何人いるか分かるみたいです」
「活動できるのは10時から20時までみたいですね。まだ開始前なので、どこも0人です」
三上が頷く。
「あと2時間で始まるのか」
水瀬がのんびり言う。
「意外と早いですね〜」
奈央が端末を操作する。
「トリオン兵もエリアごとにいるみたいですね。倒すと試験内通貨が貰えるみたいです」
「ミッションクリアでも貰えるって書いてありますね」
水瀬がのんびり覗き込む。
「日用品や食料もここで買えるんですね〜」
「通貨が尽きたら食料も買えなくなるってことか」
三上が少し渋い顔をする。
「トリオン兵も倒しながら動かないといけないな」
奈央が続ける。
「あと撃破された場合、その日は再出撃できないみたいですね」
黒瀬が静かに頷く。
「慎重に動かないといけないですね」
三上が腕を組む。
「漁夫の利を狙う動きも出てくるだろうな」
「戦闘音聞いて寄ってくる隊も絶対いるぞ」
黒瀬が静かに頷く。
「長引く戦闘は避けた方が良さそうですね」
しばらくして。
水瀬がのんびり言う。
「いよいよですね〜」
「そうだな」
三上が少し笑う。
コメント
1件
第34話、読み終えました!拠点の内装からマップの詳細、ルールまで一気に世界観が広がってワクワクしました。特に「高架道路地帯」で当真さんを警戒する三上の台詞、過去の戦いや人間関係が透けて見えてグッときましたね。各エリアの特徴と戦略を考え始める彼らの会話が自然で、チームの雰囲気もよく伝わるエピソードでした。次の展開が楽しみです!