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葵side

こう《起きてる?》

葵《起きてる、てか隣にいるんだからLINEじゃなくてもいいでしょ》

こう《えへへ》

葵《ご飯食べに行こ》

こう《うん》


葵「おは~」

こう「はよ」

サタン「遅いねん!」

葵「さーせん」

こう「はよ食べよ」

ピンポーン

こう「誰や?」

葵「宅配かもしれん、見てくるわ」

こう「おう」


あの時、インターホンを確認していれば


葵「はーい!」

グサッ

葵「え、?」

タッタッタッ

葵「あ、これやばいやつや」

ハァハァ

葵「こう〜、来てや」

こう「どうしたって、あーちゃん!?」

葵「えへ、刺されっちゃったわ」

こう「何平然としてんねん!お母さん!!!!」

サタン「なんや!」

こう「あーちゃんが刺された!!!救急車!!!」

サタン「はぁ?!止血するもん探しとき!!今電話するから!!!」

葵「もう、ええで?これ、無理な、やつや笑」

こう「嫌や!今止血するからアホな事言わんといてや!!」

葵「こう、ハグしてや」

こう「そんなん、後でいくらでもしたる!!」

葵「今がええねん,お願い」

こう「ッッッ」

ギュッ

葵「なぁ、こう」

こう「なんや,」

葵「私、こうの彼女になりたかったなぁ笑」

葵「こう、」

゛大好きやで゛

こう「な、なぁあーちゃん?今寝たらアカンって!お願いや!起きてや!!」

サタン「もう来るってよ!!」

こう「お母さん、可笑しいんや、あーちゃんが冷たくなってるんや笑どうしてかなぁ」

サタン「ッッッ嘘や」

救急隊「患者どちらですか!!!」

こう「ここです」

こう「あの、助かりますよね?」

救急隊「ッッッ申し訳ありませんが」

゛もう亡くなっております゛

こう「嘘や、絶対嘘や」

サタン「あんちゃんッッッ」


こうside

お葬式

すず「おねぇッッッグスッ」

しょう「ッッッポロポロ」

こう「うぅポロ」

サタン「この度は,娘葵の為に遠い所から足を運んでいただき誠に感謝しております」

それから色々あって


すず「……」

しょう「……」

こう「……」

生きた心地がしなかった

朝、LINEを交わしながらふざけていたのに

あん元気やったんのに

おにぃとすずはずっと黙っとるし


葵「おーい!そんなしゅんとしとったら成仏出来へんなぁ」

すず「あーちゃん?!」

しょう「ホンマにあーちゃんやのか?」 

葵「うん、あんたら三兄弟は私の分まで頑張って生きいや、しわくちゃのじぃちゃんになったらこっちにおいでや、それまでの辛抱や」

葵「待ってんで、じゃあな!」


すず「ほんま、あーちゃんは笑」

しょう「よし!あーちゃんの分まで頑張って生きるで!!」

こう「あぁ」


拝啓、あーちゃんへ


俺はあなたのを、゛愛していました゛

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