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コメント
1件
うわあ、今回もすごく重くて面白かったです…!ポイント制で“価値”が数字で可視化されるの、すごく息苦しいし、当真さんが15ポイントって設定がもう本当に“化け物扱い”で胸が痛くなりました。でも奈央ちゃんの「落とせたら一気に稼げる」って冷静な一言にゾクッとしました。黒瀬くんの無言の資料めくりにも何か考えがありそうで続きが気になります…!🥀
Episode 22「サバイバル試験 」
閉鎖空間試験から数日後。
再び本部の会議室に各隊が集められた。
前回と同じ顔ぶれ。
黒瀬隊も席に着く。
モニターが起動した。
職員が口を開く。
「次の試験、サバイバル試験の説明をします」
資料が配られる。
奈央が素早く目を通し始めた。
「今回の試験も複数日にわたって行われます」
「各隊に拠点が用意されます」
「そこを拠点として生活しながら試験に臨んでください」
職員が続ける。
「各隊員にはポイントが設定されています」
「相手隊員を撃破することでそのポイントを獲得できます」
「ただし撃破された隊員は一定時間、拠点から出ることができません」
「エース級隊員は5ポイント」
「一般隊員は3ポイント」
「オペレーターは1ポイントです」
「ただし活躍によりポイントが変動する場合があります」
三上が資料を見ながら呟く。
「ポイント制か……」
「連続撃破などの活躍によりポイントが上昇します」
「ポイントが高い隊員を落とした場合、より多くのポイントを獲得できます」
水瀬がのんびり資料を見る。
「変動するんですね〜」
「また試験中は定期的にミッションが発生します」
「参加するかどうかは各隊の判断に委ねます」
「成功すれば有利なアイテムや権利を獲得できます」
「失敗した場合はペナルティが課せられます」
「詳細はその都度説明します」
「なお試験中、レーダーは使用できません」
三上が少し眉を上げる。
「遠征想定ってことか」
黒瀬が静かに頷いた。
「見えない相手への対応も見てるんでしょうね」
職員が続ける。
「試験期限は1週間」
「なお各隊の獲得ポイントはリアルタイムで全員に公開されます」
奈央が端末にメモを取りながら頷く。
「今回の試験エリアは複数のゾーンに分かれています」
「森林エリア、廃ビルエリアなど地形はさまざまです」
「各隊の拠点は試験開始後にお知らせします」
「質問はありますか」
しばらく沈黙。
三上が手を挙げる。
「冬島隊のポイント設定だけ違うみたいですけど」
職員が頷く。
「冬島隊は遠征経験者を含む隊のため特別設定になっています」
「当真隊員が15ポイント、冬島隊長が7ポイント、真木隊員が3ポイントです」
室内がざわつく。
三上が苦笑する。
「15ポイント……化け物みたいな設定だな」
水瀬がのんびり言う。
「でも当真先輩相手は嫌ですね〜」
黒瀬はふと冬島隊の方へ視線を向けた。
当真は資料を見たまま動じていなかった。
15ポイント。
それが自分の値段だと言われても、特に気にした様子はない。
その時。
奈央が小声で言う。
「でも逆に言えば」
「当真さんを落とせたら一気にポイントが稼げますね」
三上が苦笑する。
「言うのは簡単だけどな」
黒瀬は答えなかった。
ただ静かに、資料をめくった。