47日目
なーん、本当可愛い!!
冬弥くんありがとう!!!!!
さ…誰かの病室に遊びに行ってみようかな
……瑞希の病室、行こっかな。
あ、なーんはお留守番ね!
絵名
スタスタと廊下を歩く。
誰も居なくてちょっと怖いけど、これくらい ー
__その時、腕をガシッと掴まれる。
ビックリしすぎて声を上げそうになったがギリギリの所で抑えた。
「……絵名」
掴んできたのはまふゆだった。
少し、不気味に見えた
『な、何…離して……』
何故か凄く怖くて、嫌な予感がした。
「……病室、来てくれる?」
まふゆの声は静かな廊下に響いた。
…ま、まぁ……遊びに行くならまふゆの病室でもいっか。と思い、まふゆの病室に行く事になった。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
扉を開けると、目の前には衝撃な光景が広がっていた
血らしき物が付いたカッター、少し赤く染っているベッド、小瓶には赤い液体が入っている。
そして__
まふゆはカッターを取り、手首を少し切る。
『は……!?っ、何してんのよ!!』
私が声を荒らげるのも無視して、まふゆは傷口から垂れてくる血を飲んだ。
『は、は…、?』
私は困惑して上手く情報を飲み込めない。
『……辞めなさいよ、!! 』
私がカッターを取り上げて、床に投げる。
それでもまふゆはお構い無しに血を瓶に入れ、水と混ぜて飲んだ。
苦しそうな表情をしながらもニコッと笑っていたのが凄く怖かった。
『……な、何のつもりよ…私にも同じ事をやれって、!?』
「……ちがうよ。…絵名、貴方が初めて」
『は…?』
「…そんな反応、する人が」
まふゆはじりじりと私に近付いてくる。
『何何、嫌…!』
私がギュッと目を瞑る。
……それでも何も起こらないため、目を開けると、まふゆの姿は無かった。
『……は、、?何処、行ったのよ…』
私が後ろを振り返ると__
__カッターを握ったまふゆが立っていた。
「…遊ぼっか……」
『いやぁぁああぁぁああ!!!!』
私は扉を開け、全速力で自分の病室まで走った。
「……ふふ、」
「…これで、私は……私の事を…皆、」
「嫌ってくれるよね?」
コメント
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嫌われたかったの…?