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👾



ゆっくりと目を開ける 。


ぼやける視界の先にあるのは大好きで 、 本当に大切な相棒の写真 。


そんな貴方を見詰めつつも腕を伸ばす 。


布団と花弁が擦り合っては酷い激痛に遭い、顔を歪める 。


呼吸をするたびに肺や胃に激痛が走り 、 関節がうまく動かず歩けない 、


そんな毎日に嫌気がさし 、 最後に貴方に何か一言を 、 とゆっくり文字を打つ 。



『 今までありがとうな 。 』


送信をしようと 、 ゆっくり息を吐き吸う 。


鈍痛が走りつつも指を動かしては『かちゃ』、なんて音と共に激しい足音が …



👑



最近好きな人との交流がない 。


活動休止はするし 、 会いにくるなって言われるし 、 、


だから今日は家に凸ってみようと思う ! そんな思いつきで軽く走り 。


急いで合鍵を出しきっといるであろう寝室へと走る 。


扉の前に来ては何故か 、 とてつもなく甘い香りがする 。


なんて考えつつも勢いよく扉を開くと同時に口を開き



『 来ちゃっ 、 え 、 ? 』



なんて間抜けな声を出す 。



それもそのはず 、 目の前に広がるのは沢山の紫の花弁と起き上がり顔を歪めている彼だったから 。




👾



痛みで顔を歪める 、 彼が花弁に触れようとする 。


触れようとする 、 ? だめだ 、 彼奴まで巻き込みたくない 、


そんな思いで無理矢理体を動かし貴方を突き飛ばす 。



『 っぅ 、 、 ぅ゛ 〜 、 』



片付けのしていない花弁の中で体を抑え蹲る 。


痛みが引いてきては考えたこと 、 〝俺今醜い、〟 だけで 。


太腿 、 腕 、 顔 、 頭 、 さまざまなところから花が生えてる自身の姿を見られ 、 恐怖で顔が上がらず 。



👑



甘い 、 くらゞする匂い 。 突き飛ばされた痛み 。


そんなことよりも貴方の呻き声を聞きすぐに近寄る 。


そこにいたのは 、 あの 、 元気な彼じゃなく 、 紫の花が生えている彼だった 。


どうしたらいいのか 、 焦り 、 怖くなり 。


震えてる貴方に優しく触れては優しくこちらを向かせて 。


顔半分が花に侵されてる貴方を見て一言 、



『 綺麗 、 』



場を考えることもなく 、 そう呟いて 。




👾



貴方と目が合い 、 そんな言葉を口にされては顔に熱がこもり 。


ほんとに好きだなぁ 、 なんて再認識しては涙が溢れて 。


叶わない恋 、 そんな恋をしてしまった自身へと罰だろうが 、 どんなに苦しくても貴方への想いは変わらず 。



『 好き 、 なんよ 、 』



なんて言葉を溢せば罰のつもりか 、 皮膚を破り腹部へ綺麗なすみれの花が咲き 。


連続で胸の皮膚が破れては心臓に近くなってきたんだな 、 と認識して 。


もう無理なんだ 、 なんてことがわかっては貴方の方を見て 、 微笑み 。



目を閉じた瞬間唇に温かい感触と 、 頭に響く



『 俺も好き 、 』



なんて言葉で 。


その言葉を認識した瞬間 、 体に咲き誇った花が ひらり と落ちていき 。


体が軽くなり 、 視界が綺麗になる 。


体が元通りになっては動かし 、 目を見開く 。


自分の頭に 、 温かい手が乗せられては 、 満面の笑みで貴方に抱きついて 。



『 助けてくれて 、 ありがとう 』


『 どういたしまして 、 笑 』



なんて会話を広げて 。




当たり前のようで難しいこと 、 それを勇気を持って行うのはとても大切なこと 。


バッドエンドっていりますか ??? ((((

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