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stgr/868 【好奇心】
ふとケインに興味を持ったトピオが、ジョシュアと一緒にケインの跡をつけるお話。
作者が好き勝手設定を作っている捏造が含まれています。苦手な方は閲覧をお控えください。
ーーーワンクッション
⚠️捏造
⚠️エセ関西弁
⚠️口調・呼び方違いあるかも
⚠️誤字脱字
⚠️解釈不一致かも
ーーー
ーーーside 🧚
”休日にテレビの前で横になるお父さん”みたいなあの体勢。豪邸の庭で草の上に寝そべるケイン先輩を、玄関のドアを少し開けてじっと観察する。
🧚(今のケイン先輩は、寝てる…のかな?)
ケイン先輩に人間と同じ寝るという概念があるか分からない。スリープモードっていうのがあるらしいけど、それは人間の睡眠と同じかな。
🧚「うーーーん」
🕶️「起きて最初に見るのがドアに張り付くトピオなんだよ…。何してんの?」
🧚「マーくん!おはよ〜」
🕶️「おはよ。で、何してんの?」
2階から降りてきた起きたてほやほやのマーくん。パジャマからクッキーブルーに着替えて、眠そうに目を擦っている。
🧚「今ね、ケイン先輩を観察してるの」
🕶️「はい?」
🧚「ケイン先輩のこと全然知らないな〜って思って」
🕶️「ん〜?」
🧚「ほら、今ケイン先輩は寝てるのか否か!って聞かれても分からなくない?」
🕶️「たしかに…ぱっと見じゃ分からないかも」
🧚「でしょ!?マーくんも一緒に観察しよ!」
🕶️「いいね、楽しそう。やる!」
🧚「きたーっ!」
🕶️「大きい声出すとケイン先輩にバレるって」
🧚「やばっ」
2人でやるならクッキーピンクになるしかない!ということで、クッキーピンクに着替えてから今日のクッキー戦隊の任務『ケイン先輩の実態調査』開始!
ーーー
🧚「今のケイン先輩は寝てると思う?」
🕶️「スリープモードみたいなのなかったっけ」
🧚「ある!やっぱりそれかな」
🕶️「いや、分かんない。普通に起きてる説」
🧚「たしかに…!」
さっきと同じように、玄関のドアからケイン先輩を観察する。
🕶️「寝てる時と起きてる時の違いとかあるのかな」
🧚「わかんない…。どこか光消えてたりする?」
ケイン先輩の顔の両横と後ろで光る明るい青。ここから見た感じだといつも通りだなぁ。
🕶️「あ、電話してる」
寝そべっていたケイン先輩はスマホを取り出して誰かと通話を始め、軽いジャンプも挟みながら庭を走っている。先生が通話する時の癖と同じやつ。
🧚「誰となんの話してるんだろ」
🕶️「ブースティングのお誘いとか?」
🤖『お仕事行ってきます』
考えているうちに通話を終わらせたらしいケイン先輩が、無線でお仕事に行く報告をくれた。
🧚「中古車ディーラーのお仕事かも!」
🕶️「こっそり着いてく?」
🧚「あり!」
🧚『了解です!』
🕶️『いってらっしゃいでーす』
車を走らせて行くケイン先輩の少し後をマーくんがフューリアで追う。
ーーー
🧚「なんとか来れたね!」
🕶️「撒かれるかと思った…」
ところどころチェイスルートを使って行くケイン先輩の運転精度の高さに危うく撒かれるところだったマーくんは、ちょっと疲れた顔をしている。
🧚「てっきり中古車ディーラーのお仕事かと思ってたけど、違いそう…?」
🕶️「ね、普段来ないような奥地まで来たけど」
中古車が並べられているわけでも、街に新しく入るかもしれない車が並んでいるわけでもない山奥。道も綺麗にされてないし、本当にお仕事現場?
🧚「人がいない山奥でお仕事…。もしかして……」
🕶️「え、やめてよ。そういう系?」
🧚「いや!ケイン先輩に限ってそんな…」
🕶️「こんな山奥で日も沈みかけてて、人いなくて事件現場に相応しい場所にいるからって、そんな…」
🧚「そんなわけ…」
ただひとつ小屋があるだけで人の気配もない山奥。あとはどこを見ても高い木があるばかり。
ちょっとでも奥に進んだら迷子になりそうなほど霧が濃いのも重なって、不安になってきた。
🧚「ていうか、ケイン先輩は?」
🕶️「え?さっきまでここに車が…ぇ、」
小屋の裏に置かれていた車が、いつの間にか無くなっている。
🕶️「嘘でしょ!?さっきまで、本当にさっきまでココにあったじゃん!」
🧚「見間違いとかじゃないの!?他の場所に置いてるとか!」
🕶️「いやいや、トピくんも見たでしょ!?」
🧚「勘違いかも!」
🕶️「もうケイン先輩に白状して居場所を……あれ、」
無線に手をかけたマーくんが固まった。嫌な予感がして、俺も無線を手に取る。
🧚「………嘘でしょ…?」
🕶️「いない……」
無線には、俺とマーくんの名前しかなかった。
ーーー
🧚「じゃ、じゃあ!電話かけよ!」
🕶️「たしかに!」
スマホを取り出して、ケイン先輩に電話をかける。
圏外
画面に浮かび上がった文字を見て、顔を上げてマーくんと目が合う。
もう一度スマホの画面を見て、もう一度顔を上げてマーくんと目が合う。
🕶️「……おわりだ」
🧚「……どうしよう」
ーーー
すっかり空が暗くなって、フューリアのライトを頼りに周囲を確認することしかできなくなった。ここから移動したくても、どっちから来たのか記憶が曖昧だから無闇に動けない。
🕶️「寒い」
🧚「俺のパーカー着る?」
🕶️「トピくんが寒くなるじゃん」
🧚「俺強いから大丈夫だよ」
🕶️「まぁバカは風邪引かないって言うしな」
🧚「はぁ!?優しくしてやってるのに!」
🕶️「w 気持ちは嬉しいよ、ありがと」
🧚「も〜、無理しないでね?」
🕶️「うん」
昼の暖かさから一転、グッと気温が下がって肌寒くなってきた。マーくんは寒いらしく、パーカーの袖に腕を引っ込めている。
🧚「お腹すいたなぁ…」
🕶️「ホットドッグあるよ」
🧚「えっ!」
🕶️「半分こしよ〜」
🧚「うん!」
マーくんが持っていたホットドッグを半分にして、お腹の足しにする。まだまだ足りないけど。
🕶️「ご飯の補充忘れてた」
🧚「俺も〜…なんでこういう時に限って!」
スマホは当然変わらず圏外、車のガソリンもどんどん減っていく。光も失ったら、とうとうホラー展開になっちゃう。
🎶『オhヨー//ー/ー』
無線越しに、音鳴先輩のおちゃらけた挨拶。
ここの環境がかなり悪いのか、ぶつぶつと途切れ気味な声だった。
🧚『っ音鳴先輩!!』
🕶️『助けてください!』
🎶『なんkぶつぶtしてr?tか、オhyー/ーー//ーーって!』
🧚『ちょ、あの、ガチなんですって!』
🕶️『音鳴パイセンが最後の希望なんすよ!』
🎶『え?w 何nに、kわいyー//ー/っ』
全く危機感を持ってくれない音鳴先輩に、マーくんと必死になって今の状況を説明する。
🎶『あ/〜、なるhdね?迷子nなっちゃっtんd』
🧚『そうです!だから助けてください!』
🕶️『お願いします!』
🎶『tょっとsこd待っとk』
普段となんの変わりもない音鳴先輩がそう言った。さっきまでめちゃくちゃ不安だったけど、急に大丈夫になってきた気がする!
🕶️「なんとかなりそう……てか、俺らの居場所伝えてなくね?」
🧚「あぇ?」
あれこれと喋っていたはずなのに、居場所を伝えずに会話を終えてしまったらしい。
🕶️『会長!場所なんすけど、』
🎶『b所はwかっtるで〜』
🕶️「え?」
🧚『ど、どういうことですか?』
🎶『mうすg着kぅうッ…!アッbネ』
🕶️『あっぶねって言いました???』
🧚『もしかしてヘリで来てます!?』
🎶『当tり前yろ〜?あんn山おkに行kのn車t』
🧚「マーくん、音鳴先輩すごいよ!本当にわかってそう!」
🕶️「マジか…」
しばらく待っていると、パラパラとヘリの音が聞こえてきた。
🎶「来たで〜〜〜」
🧚「音鳴先輩!!!」
🕶️「会長!!」
フラフラした着地の瞬間を、冷や汗をかきながら見届けて無事ヘリに乗り込む。離陸もフラフラした結果、木を超えて飛び始めた頃にはヘリが煙を吹き始めた。
🎶「ふー!ヒリつく〜!!」
🧚「音鳴せんぱぁい!」
🕶️「さすがっすよ!」
🎶「ほんま何しとんねんお前ら〜」
🕶️「すんません…」
🧚「もうしないっす…」
🎶「いや別にw ええんやけどな?」
途中でビービーとヘリが限界の音を上げていたが、なんとか豪邸まで持ち堪えて帰宅完了。
🧚「帰ってこれた〜!!」
🕶️「安心感…」
🎶「ケイーン、帰ってきたぞ〜」
🤖「おかえりなさいませ」
🧚「ケイン先輩いつ帰ったんすか!?」
🕶️「そうですよ!そもそも、何しに出かけたんすか!?」
🤖「いろいろと用事を済ませていました」
🧚「具体的に何をしたとかは…?」
🕶️「教えてくれたりは…?」
🤖「そうですね……秘密です」
結局ケイン先輩には真実を教えてもらえず、そのまま眠りにつくことになった。
ーーー
🧚「今日はヘリで行こう」
🕶️「そうしよう」
翌朝、2人揃って早起きをした。
昨日の反省を活かし、今日はヘリでケイン先輩の後を追う。かなり高度をあげて見失わないギリギリを攻める。
🕶️「あれ、トンネルから出てこない」
🧚「あ!後ろ後ろ!!」
🕶️「やべぇ、いま曲がられたら見失う…!」
🧚「大丈夫!ギリ見えてる!」
ーーー
🕶️「撒かれるかと思った…」
🧚「すごかったね、ケイン先輩!」
🕶️「ね、」
昨日と打って変わって海辺に来たケイン先輩。砂浜に車を停めて、海の方へ近づいていく。
🕶️「何しに来たんだろ」
🧚「海ですること…うーん?」
少し離れたところにヘリを着陸させて、スマホでズームしながらケイン先輩の観察をする。特に何もせず海を見つめているだけだと思っていたら、動物の呼び出しと同じ動きをした。
🧚「え!?」
🕶️「ケイン先輩ってペット飼ってるっけ?」
🧚「知らない…」
現れた猫に注目する。
ケイン先輩の足に擦り寄って甘えている、茶色い毛並みの可愛い猫。
🧚「猫だ!」
🕶️「あの猫、どこかで見た気がするんだけ、ど…」
🧚「…?」
マーくんが口をちょっとだけ開けたまま猫を見ている。たしかに可愛いけど、そんなまじまじと見つめる?
ーーーside🕶️
台風のように過ぎ去ったある日を思い出した。
半グレ時代に取引をした人と同一人物だなんて、とても信じられないほど明るくて賑やかな彼は、よく眠るボスのひとりだった。
『猫見に行かん?』
唐突なお誘いに、彼にこれでもかと笑わされた(元気をもらった)後にも関わらず笑ってしまった。
猫のいない店に案内されたハプニングもありつつ、念願の猫を手に入れた彼は新しく名前を付けた。
『名前変えたよ。“モヌ”』
そう、モヌだ。今ケイン先輩が抱き上げている茶色い猫は、きっと。
🕶️「…モヌ!」
🧚「もぬ?」
なにそれ、と言わんばかりにこちらを見るトピオ。
🕶️「あの猫、蓮さんの飼い猫だったはず」
🧚「え!?もぬっていうの!?」
🕶️「久しぶりに見た…」
🧚「猫飼ってたんだぁ」
🕶️「コウくんと3人でペット飼ってさぁ…豪邸帰ったらモヌが倒れちゃって必死の救助したよ」
🧚「そんなことがあったんだ!知らなかったなぁ」
🤖「こんなところで思い出話ですか?」
どき、と心臓が一瞬止まった気がした。
後ろを振り返ると、綺麗さっぱり忘れていた尾行対象のケイン先輩がいる。
🤖「何してるんですか、昨日から引き続き尾行なんて」
🧚「バレてたんですか!?」
🤖「あんなに良いエンジン音を響かせておきながら、バレていないと思ったんですか」
🕶️「ぅ…たしかに…」
ケイン先輩の実態調査が失敗に終わったところで、モヌが“みゃぁ”と鳴いた。
ーーー豪邸
🧚「そういえば、ケイン先輩はどうして猫とドライブに?」
カーペットの上で寝転がりモヌと戯れるトピくんは、ケイン先輩にそう尋ねる。
🤖「実は、蓮さんから世話を頼まれているんです。あまり起きれないから代わりに面倒を見てくれ、と」
🕶️「そうだったんすね」
🤖「世話と言っても、気まぐれに外に連れ出す程度ですよ。ずっと室内にいては退屈でしょうから」
🧚「なるほど!モヌ可愛いっすね〜」
すっかりモヌに魅了されたらしいトピくん。ケイン先輩から受け取った猫用おやつを手のひらに出して食べさせている。
🧚「食べた!可愛い〜!…お手!」
🤖「それは犬にやるものでは?」
🕶️「w」
ーーー
🎶「ほーん、で、ケインの行き先を突き止めたんか」
🕶️「まさかモヌの世話をしてたとは思いませんでした」
🧚「新しいケイン先輩を知れて満足っす!」
🤖「それならよかったです。…たしかジョアさんもペット飼ってますよね?」
🕶️「はいっ」
🤖「世話は?」
🕶️「はい、まぁ、、はぃ、」
🤖「ジョアさん」
🕶️「ハイ スミマセン」
🧚「www」
🤖「…長期間起きれない時は手伝うので、言ってください」
🕶️「ありがとうございます」
🧚「ちゃんと世話しなきゃダメだよ〜」
🕶️「っw うぜぇ、、」
ーーー
ーーー
ーーーside🤖
🎶「てかケインはなんで行く先隠してたん?アイツらが迷子になった日」
🤖「ふたりが私の観察をすると言ってウキウキだったので、泳がせてみました」
🎶「わっるいロボットやなぁw ちゃーんとビビってたで」
🤖「ハプニングのない尾行はつまらないでしょう」
🎶「まぁそれもそうやな」
🤖「…会長こそ、あの山奥と海辺がモヌの散歩コースだと知っておきながら黙っていたじゃないですか」
🎶「ん?まぁまぁまぁ、アイツらの遊びを邪魔しちゃいかんかな〜って」
🤖「その場合は会長も共犯ですよ」
🎶「ええやん、昨日今日って楽しかったんやし」
🤖「…そうですね。楽しかったです」
ーーー
終わり
コメント
1件
ふたりでこっそり尾行するの、楽しそうで可愛かったです😊 でも山奥でケイン先輩の車が消えて無線にも名前がなくて…めっちゃドキドキしました!ホラー展開かと思ってハラハラ…。音鳴先輩のヘリがフラフラなのも含めて、キャラの個性がしっかり出てて好きです。最後はモヌの話でほっこり。ケイン先輩と会長が「泳がせてた」って共犯なの、ずるいけど微笑ましかったです🤍
#rd
兎ゞ亜 @はじめたばかり
913
#stgr
ポテサラ
888
1,224
ほいっぷ🍰☕️
6,517