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〇〇ちゃんは眼鏡をかけている。
黒色のフチが太いおしゃれな眼鏡を。
〇〇ちゃんは昔から目が悪いらしい。
俺はそんな彼女の素顔を見たことがない。
…見てみたいな…なんて
見せてくれるはずもなく…
『…起きてこないな』
今は7時半。今日は二人で出かける予定だ。
彼女は寝起きが悪い。(人のこと言えないかもしれないけど)
俺は部屋に行き起こしに行った。
『ほら〇〇ちゃん、今日は二人で出かける日でしょ』
そういえば起こしに来たのは初めてだ
「んん…すぐおきるからリビングでまってて…」
『って言ってまた寝るでしょ笑』
「…ねない」
「とにかくまってて!」
『はいはい笑』
数分経って〇〇ちゃんが階段から降りてきた。
その瞬間を見た時俺は…
一瞬知らない人がいると思った。
なぜなら…
『…どなたさん?』
「え?私だけど…」
『あぁ…〇〇ちゃんか…眼鏡は?』
「それがなくて…」
〇〇ちゃんが眼鏡をかけていなかったからだ。
〇〇ちゃんは寝室で眼鏡を探していたらしい。
だが見つからない。
そう言うが…俺はとても面白い所に眼鏡があるのを見つけた。
『…かわいっ ボソッ)』
『眼鏡…どうしたんだろうね』
「ないと困るんだけど…」
俺はあえて言わなかった。
「…全然見えない…」
「どこに眼鏡あるんだろう?」
『……笑』
「なんで笑ってるの」
『いや…笑 なんでもない笑♪』
「…ならいいけど」
「んで眼鏡どこぉ?」
「このままじゃ本当に何も見えないよ〜」
『…どこにあるでしょう笑』
「だ〜か〜ら〜なんで笑ってるの?」
『だって…』
俺は頭に付いている眼鏡を取って彼女にかけた
『…こんな所にあるからね』
「…え?頭?」
「まさか寝室でずーっと探してたのにずっと頭の上にあったって事?」
『…そうゆう事』
「……めっちゃ恥ずかしいいい…///」
『ずっと どこ〜って言って探してるの可愛かったな〜♪』
「恥ずかしいからやめて!///」
「…でもまあ、ありがとう」
「おかげで見えるようになったよ」
『どういたしまして♪』
(はぁ…ドキドキした…)
初めて彼女の素顔を見た俺は正直とてもドキドキしていた。
想像の100倍可愛かった。
可愛いとは予想してたけど…あんな可愛いなんて聞いてないよ、〇〇ちゃん。
そして俺は眼鏡をかけた可愛い可愛い彼女と支度をして出かけた。
(もちろんとっても楽しかった)
あの顔は…俺だけの物がいいな…
…なんて考えてしまった。