TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する


「おはよー凌ちゃん」

「、あ、おはよ」

補習も、残り3日になった。


「凌ちゃん、今日はこっちに座ってもらってもいいかな、、?」

沙羅ちゃんは、私がいつも座っている右隣の席、沙羅ちゃんの後ろの席を指さして言った。

沙羅ちゃんはきっと、私が萩原のことを好きだということにも気づいている。

「、、、うん」

私は少し笑ってそう言い、席をひとつ横に移動した。



「はよ」

「あ、おはよ」

教室に入ってきた萩原が、私が座っている席の横で止まった。

「なんでそっち座ってんの?」

「あ、いや、まあ、なんとなく」

「おはよ萩原くん」

「ああ、おはよ」

萩原はいつも通り、沙羅ちゃんの隣に座った。



1限目は化学だった。


「じゃあちょうど4問で4人だからこの列いこうかー、篠田、花田、池井、本村な。周りの人と相談OKだぞー」


「萩原くん1問目わかる?」

「うん」

沙羅ちゃんが萩原の机で問題を解き始めた。

見ていると辛くなるので、あまり見ないようにした。

「ありがと萩原くん」

沙羅ちゃんは問題を解けたようで、前の黒板に向かった。



「花田」

名前を呼ばれ顔を上げると、萩原が私にプリントを差し出してくれていた。いつも私が萩原に聞くからだ。

他の3人はほぼ黒板に書き終えていた。


書き終えて席に戻ろうとする沙羅ちゃんと一瞬目が合った。

「、、いや、もうすぐ解けるから、大丈夫」




まあ、しっかり間違えていた。

この作品はいかがでしたか?

49

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚