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どうも名無しです。これは新シリーズって言う訳じゃ無くて、ただ単に暇な時に短編集なんか書いてみようかなと思い、作って見ました。自分的に、又は皆さん的に気に入った物があれば、コメントして頂けると幸いです。それにより、シリーズ化されるストーリーも出来るかもしれません。自分的にも楽しみです。
それでは、ごゆっくり。
※光の死んだ夏のストーリーの二次創作を含みます。ネタバレ注意となっておりますので、まだ見ていない方は、戻られることをお勧め致します。
暑い暑い夏の頃、俺は引き込まれるように森の中へ入っていったことがある。森の中を通る風は気持ち良くて、涼しいから。凄くいい場所だと思った。
その時だった。遠くでもゆらゆら揺れる白い何かがいることに、俺は気付いた。
「なんだあれ。よく…見えないや。」
目をぎゅーっと細めてハッキリ見ようとするんだけど、中々見えなくて。近くに寄ってでも見に行こうとした時、なにかに目を塞がれ、前が見えなくなった。
「だめだよ。見たら。そーっと後ろを見てご覧。絶対に振り向いちゃ駄目だよ。絶対にね。」
「rd……?」
今日のrdはなんだか変だった。でも、何故か従っていて良かった気がした。
もし、あれを見ていたら、俺はどうなっていたのだろうか。今ではそんなの、覚えてもいないし、想像したくもない。
実は後ろで、rdが化け物を殺して食っていたことなんて、見なかったことにしてしまいたいと、今も思ってるから。
でも、あれは多分、俺を助けるため。
だよね?