テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
前回の続きからです!
(看護師1)「自分の母親が不治の病なんて…」
(看護師2)「ちょっと!」「あまりそういうこと言わないの!」
(みこと)【なんか今日、噂話多くない?】
私の母は数年前からある病にかかっている。その病が医者でもわからないような奇病なのでまあ、今のところ治す術なんてない。
(みこと)「ただいま」
(女)「やだ〜」「ちょっと〜」
(父)「いいじゃんかよ〜」
(みこと)【あのクソ親父また家に女連れ込んでんのかよ】
(父)「お、なんだみこと」「帰ってたのか」「ちょうどいいや」「なんか、飯作ってくれ」
父もこの通り、母がもうダメだからと毎日のように愛人を連れ込んでいる。
(みこと)【私の親、だいぶ毒親だよね】
「わかった」【でも、逆らえない私も私か…】
少なくとも、母の病がわかるまで家は、普通の家庭だったと思う。
(みこと)【今日のご飯、あれでいっか】
(みこと)「お父さんー」「できたよ」
(父)「あ、みこと悪い」「父さんやっぱ外で食べてくるな!」
(みこと)【は?もう作ったんだけど】「わかった」
(父)「よし!じゃー行こ!」
(女)「えーいいの?」「娘さんご飯作ってくれてんじゃん」
(父)「いーのいーの」「聞き分けがいい子だから」「それよりさ〜最近いいイタリアン見つけてさ〜」「〇〇ちゃんも好きでしょー?」
(みこと)【きも、】「これ、どうしよう」「明日のお弁当でいっか〜」
なんとなく、しんどくなったときは空を見る
空には星というものがあって、昔の人はそれに名前をつけてたらしい
(みこと)「星か…」「いいな〜一回見てみたい」
空のことを考えるときは気持ちが楽になる。見たことなんてない青空や夜空いっぱいに輝く星々を考えることは私にとっての唯一の楽しみだ。
空のことを考えると呼吸が楽になる。
私はこの狭い狭い病室から出たことなんてない。空なんて見たこともない。多分これからも見れない。でも、自分の部屋の何倍も大きい空のことを考えると、呼吸がしやすくなる。
(未菜香)「空、見てみたいな…」「もし見れたら、空色で絵を描くの」
そんなことを考えるのが私の唯一の楽しみだ。
終わりです!
なんか、保存できてなくて…上げ直しました!
次回も見てくれたら嬉しいです!