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#らっだぁ
忠犬🦴

2,648
このR18魔人の私がなんとnot R18です。
でも見てくれるとうれしい。
トンデモ歪みに巻き込まれるkinと精神がちょっと幼めjoa+αのおはなし。
ではどうぞ〜
今日、868にしては珍しく5人も起きている。5人だ。ケインとレダーとジョアとトピオと音鳴である。
5人いれば何だってできる。皆そう息巻いていた。
ot「珍しいな〜5人もおるで!」
tpo「何でも出来ますよ!5人揃えば!」
kin「そうですネ」
客船からリグまでの受注は全て取られていたため、アーティファクトを受注することになった。
受注者はやはり音鳴である。
ld「じゃあ〜音鳴!構成決めて?」
ot「ぇ゙、俺が??」
ld「当たり前だろ、お前がリーダーだ」
うーん、と少し考えて。メイン守備をケイン、ヘリがレダー、トピオとジョアで遊撃ということになった。
そうと決まればすぐさま準備だ。銃と弾、ifaksとクスリを少々。後は乗り物を用意すれば終わりである。
ld「準備終わったー?」
kin「何時でもオーケーでス」
tpo「ラーク組、準備完了です!」
ot「じゃあ始めまーす!」
音鳴の朗らかな開始宣言が無線に響いて、アーティファクトが始まった。
受注者の音鳴とメイン倉庫守備のケインで、周りの心無きを華麗(少なくとも音鳴は華麗とは言えなかったが)に殲滅していく。
当に順調。皆そう考えていた。
ピコピコピコピコッ
ld「あれ?音鳴?」
ot「俺生きてる、これケインやな。何か凄い音鳴ったで!バチバチッみたいな」
音鳴は見ていた。ケインがヘッショで抜かれて、頭に何か青白い光のような閃光が走ったのを。
ピコピコピコッ
ld「あ、ケインだww」
joa「ケイン先輩、ドンマイです!」
珍しい。彼が心無きの殲滅でダウンしてしまうなんて。
まあまあ、たまにはこんなこともあるさ、何しとんねん、等々考えることはあったが、中断することは無く。
ケインをノアチェンバー、主治医に託して強盗を続行した。
結果利確成功で大勝利。全回収とはいかなかったが5個のアーティファクトを回収し、逮捕者ゼロだった。
丁度終わった頃、音鳴の電話に着信が。主治医からだった。
noa「もしもし、音鳴さん?」
ot「はーい、どうしました?」
noa「あのーケインさんを治療したんですけど、様子がおかしくて。ずっとぼーっと立っているんです。◯◯◯◯番地にいるので、どなたか迎えに来れる方とかいらっしゃいますか?」
ot「あー…?わっかりました。あざます!」
noa「はいー、失礼します!」
そういえば無線で声が聞こえないと思った。しかしケインのやつ、どうしたのだろう。
ot「あのー誰かさ、◯◯◯◯番にケインがいるんだけど、迎えいけるやついる?」
joa「あ、俺めっちゃ近いっす。行きます」
丁度近くにいたジョアが言われた番地へ向かう。しかし音鳴、大事な部分が報告できていなかったのである。
ジョアが行ってみると、松葉杖を着けたケインが、歩道で立ち止まっていた。
joa「ケインさん、帰りますよ」
声を掛けてみる。しかし反応は薄く、ただこちらに顔を向けてくるだけで何も言ってくれないし車にも乗ってくれない。
joa「ケインさん?どうしました?」
kin「…貴方は誰ですカ?」
joa「…え?」
何のジョークだ一体。頭の中に一気に?が広がる。
joa「いやいやいや、冗談キツいっすよケイン先輩w」
kin「先輩?貴方は警察なんですカ?」
joa「いやいや、はい?ギャングですよ!何言ってるんですか!」
kin「私は警察でス、貴方の先輩ではありませんヨ」
joa「…は?」
冗談にしては本気すぎる。一体どうしてしまったのか。何故こんなことになったのか。
時はアーティファクトが始まった直後に遡る。メイン守備のケインは心無きを殲滅していた。
その時。
パァン!バチバチッ
kin「ッ!?」
無の空間から弾丸が飛んできた。避けることは出来ず、頭にもろに食らってしまった。
ボディの力が一気に抜ける。何だこれは。いつものダウンとは違う、ボディが硬直して動かなくなっていく。
何とか指先に力を込めて無線を連打する。
ピコピコピコピコッ
ld「あれ?音鳴?」
ot「俺生きてる、これケインやな。何か凄い音鳴ったで!バチバチッみたいな」
ピコピコピコッ
ld「あ、ケインだww」
joa「ケイン先輩、ドンマイです!」
何とか伝わったが、これ以上意識を保っていられないようだ。
ケインはそのまま意識を手放す、つまりシャットダウンしてしまった。
再起動された彼が最初に見たものは、ノアチェンバーの顔だった。
noa「大丈夫ですかー?ケインさん?」
顔を覗き込んでいるが、何故私が個人医に起こされているのか。
私は警察なのに。
状況が処理しきれずフリーズしていると、ノアチェンバーが誰かに電話を掛けていた。
しばらくすると、ピンクの花柄のシャツを着た白髪の男が私を迎えに来た。…誰だ。私のデータには無い。
誰だと聞くと、その男は酷く驚いたようだった。しかも私のことをギャングの先輩と言ってくるではないか。
…一体、この男は何なのだろうか。
kin「送っていただかなくて結構でス。自分で帰りますかラ」
松葉杖を突きながら徒歩で帰ろうとする。
joa「!、ちょ、ちょっと!」
急いで車から降りてケイン先輩の腕を掴む。
ケイン先輩は特に驚いた様子もなく、掴まれた腕をただ見つめていた。
joa「も、もしかして…記憶喪失ですか…?」
kin「…少なくとも貴方と働いていたというデータはありませんネ」
joa「そんな……」
kin「…もう良いですカ?」
掴んでいた腕を振りほどかれる。
そんな、嫌だ。折角一緒のギャングに入れたのに。憧れる先輩を見つけることが出来たのに。
ケイン先輩のことを、好きになったのに。
本人の無意識のうちに、体が動いていた。
kin「ッ……」
ガシャアアアンッ!
ジョアが勢い良くケインに飛びかかる。そのままケインは後ろに仰向けに倒れ、金属と石のぶつかる鈍い音が歩道に響く。
ジョアは倒れたケインに馬乗りになって、今にも溢れそうな涙を必死に堪えている。
joa「ッなんで……スンッ…なんでそんなこと言うんですかぁッ…」
堪えきれず、ぽろぽろと大粒の涙が溢れ出す。頬を伝い顎を伝い、ぽたぽたとケインの顔に雫が垂れる。
joa「だって…だってッ……いっしょにいっぱいはんざいしたじゃないですかッ…グスッ…せっかくかぞくになれたのに…スンッ…ひどいですッ…なんでいまさらけいさつにもどるとか言い出すんですかッ!」
ぐしぐしと腕で目を擦るが、涙は止まることはなく一層勢いを増していく。
joa「いやだッ…いかないでくださッ……けいんせんぱぁ゙いッ!!!」
わーん、と大きな声を出して泣き出した。ケインの首の裏に手を回し、項の部分に顔を埋める。
ケインはフリーズして抱きつかれたまま動かない。少しして地面に付けていた腕を上げ、ジョアの背中の上を迷うようにうろうろした後、背中に手を乗せてぽんぽんと優しく叩く。
首に回っている腕が一層強く締まる。
kin「…分かりましタ、分かりましたかラ。一緒に帰りましょウ。
─────────ジョアさン」
ld「帰ってこないな、あの2人」
tpo「ですね、道に迷ってるのかなぁ」
ot「あの2人に限ってそんな事ないやろ」
既にアーティファクト強盗が収束してから15分は経っている。しかしダウンしたケインと迎えに行ったジョアだけが帰ってこない。
カチャンと玄関で鍵の開く音が響く。同時に、誰かの啜り泣く声が聞こえてきた。
ソファに座っていた3人が何事かと玄関に向かうと、ケインがジョアを抱き上げていた。正確に言えば、ジョアがコアラのようにケインにしがみつき、ケインは手で落ちないよう支えていた。
ld「ええ???何があった???」
kin「話せば長くなるのですガ、後で話しまス。今はこのままにしておきましょウ」
ot「お、おん…」
tpo「まーくん?!?!どうしたの?!」
kin「トピオさン、静かにしてください」
話している間もジョアはぎゅっとケインに抱きついたままで、テコでも離れない様子だった。
時々しゃっくりをしながら、呻き声のような泣き声を上げている。
その姿は正にぐずった子供そのものだった。
ケインがソファに座って、肩にジョアの頭を預けさせて背中をさすったり頭を撫でたりして落ち着かせる。ゆっくり、ゆっくりと正常な呼吸を取り戻していく。
完全に泣き止んだと思った時、ケインのマイクにすうすうと寝息が聞こえてきた。
ld「落ち着いた?」
kin「どうやラ、泣き疲れて寝てしまったようでス」
ld「ww、ほんとに子供じゃん」
kin「…そうですネ」
ld「タオルケット持ってくるわ」
kin「はイ」
数分後、タオルケットを持ってきたレダーがジョアを寝かせようとケインから引き剥がそうとする。
kin「店長、そのまま私ごと掛けちゃってくださイ」
ld「え、いいの?動けなくなるけど」
kin「…今日はいいでス。ジョアさんが自然と起きるまでこのままデ」
ld「ふーん…なんか本当にママって感じだな、お前」
kin「…そうかもしれないですネ」
ジョアをケインごとタオルケットで包む。
ケインの服はジョアの涙で濡れて冷たいはずなのに、何故か今だけは寒いと感じなかった。
ジョアの温かい肌が、ケインの冷たい装甲に密着して熱が伝播する。
人とはこんなにも温かい生き物なのか、と感じた。
そのままジョアはしばらく眠り続け、起きた時は素早くケインに土下座した。
ケインから事情を知った他の3人は皆爆笑して、良かった良かったと安堵の声を漏らした。
ジョアの顔は、恥ずかしさからか暫く真っ赤になっていたとか何とか。
自分の文章を読み直すといっつも「こんなこと書いたっけ🤨」ってなる。
つまり自給自足できてる、コスパ良。
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