森に住む無口な少女

夢主｢ごめんなさい。なんでだろう。初対面なのにこんなに沢山話しちゃった。｣

伊作｢夢主はその日からずっと1人で生きてきたんでしょ？誰の助けも借りずに。だから誰かに助けて欲しかったんだと思うよ。だから初対面の僕にこんなに話してくれた。ありがとう。｣

夢主｢……………そう。…………なの。？…｣

伊作｢そうだよ。｣

夢主の目から涙がでる

夢主｢なにこれ｣

伊作｢君がずっと我慢してきた涙だよ。｣

夢主｢ダメよ。涙なんか出しちゃ。情けない。｣

伊作が夢主を抱きしめる

伊作｢小さいのによく頑張ったね。泣くことは悪いことじゃないよ。｣

ガサガサ

伊作｢留三郎？｣

夢主｢?!｣

伊作の後ろに隠れる

留三郎｢伊作があまりにも遅いから何かあったのか心配で来たんだよ｣

伊作｢え？あぁありがとう！そ、そのぉさっきの話聞いてた？｣

留三郎｢あぁ聞いてた。｣

夢主｢?!｣

留三郎｢夢主で名前合ってるよな。お前俺についてこい｣

伊作｢ちょっと留三郎！何するんだよ！？｣

留三郎｢夢主の村へ行くぞ｣

夢主｢なんで｣

留三郎｢夢主が住んでた村？ってとこの1番偉い奴をぶっ倒しに行くんだよ｣

伊作｢争いは良くない！って言いたいとこだけど今は留三郎に賛成かな☆｣

夢主｢私は行かない｣

留三郎｢夢主も来い。そうやって嫌なことから逃げてばっかな自分も嫌だろ？｣

夢主｢……でも｣

留三郎｢でもじゃない！ほら行くぞ！｣

夢主｢今から？｣

留三郎｢当たり前だ！｣

伊作｢まって！夢主髪ボサボサで可愛い顔が見えないからタカ丸に髪を切ってもらおうよ！｣

留三郎｢確かにあいつ髪ボサボサな奴見ると髪を綺麗にしたくなるからな｣

伊作｢でしょでしょ！決まりね！ほら夢主行くよ！｣

夢主｢うん。///｣

留三郎｢ほら夢主俺の背中に乗れ！｣

夢主｢え？｣

留三郎｢な、何となくだ！///は、早く乗れ！｣

夢主｢うん。ありがとう///｣

伊作｢あぁ夢主だけずるい！僕も疲れたからおんぶしてほしいのに！｣

留三郎｢変なこと言うな///｣

夢主（？）

留三郎｢よし行くぞ！｣

タカ丸さん探し〜

留三郎｢自己紹介が遅れたな俺は食満留三郎！伊作と同じで忍術学園ってとこに通ってんだ！

伊作は善法寺 伊作って名前でとてつもなぁく不運だ！

って伊作はもう自己紹介したのか？｣

伊作｢あれしたっけ？｣

夢主｢？｣

留三郎｢お前達なぁまぁいい夢主の自己紹介も頼む｣

夢主｢名前は夢主苗字は無い欲しくない。

あとはぁ話すことない｣

留三郎｢確かに夢主の過去話したからそれで十分か｣

夢主｢ねぇ留三郎と伊作って付き合ってんの？｣

留伊｢は、は?!///｣

夢主｢あれ？違うの？｣

留三郎｢違う！///｣

伊作｢違うよ！///｣

留三郎｢たっく何を言いだすかと思ったらお前なぁ///！｣

伊作（夢主が急に変なこと言いだすから心臓めっちゃバクバクしてる///）

夢主｢なんかすいませ〜ん｣

夢主（ラブラブすぎやろこれで付き合ってないとかヤバ）

暗い私の前に面白くて見てて飽きない神様のような2人が私を助けてくれました。

人と関わらずに生きようと決めてたのに私は人と関わりたかったんだなと気づきました。

お母さん今私はとても幸せです。