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……
憂鬱な朝が始まった。
君に殺されてから数ヶ月、数年、数億年が経った。
今も殺されただなんて実感していない。
然し、君が此処に居ないのならば…
地獄に堕ちたのだろう。
俺の名はグルッペン・フューラー。
嘗て仲間達と愉快に生きていた。
然し、俺以外の仲間は先に彼奴に殺され……
自ら、君の手で俺を殺してくれ、と頼んだ。
其れからは天国で楽しく過ごしている。
ut「グルちゃん?どしたん?」
gr「…嗚呼、すまない。考え事だ」
ut「それなら良かった…またトン氏に殺されるで」
gr「もう死んどるわ」
ut「せやったな」
他愛も無い会話で笑える仲間、とは此奴らの事だろう。
此奴は鬱。別名、大先生と呼ばれている。
女を騙して遊んでいた屑だが、大先生と皮肉でも
呼ばれるぐらいには人望がある奴だ。
少し話に出たのがトントンと言う者。
無能には容赦が無く無慈悲だが、優しいし仲間思いな
奴だ。まぁ力は強いし怖いし怖いが
tn「あ、グルッペン…お前何サボってんねん」
gr「噂をすれば何とやら」
ut「グルちゃん、ご愁傷様」
gr「思っとらんやろこの屑」
ut「煩いわ脳内御花畑の戦闘狂」
tn「どっちも駄目やろ」
gr/ut「ナイスツッコミ」
ut「流石スターリン」
tn「黒歴史」
gr「ある意味今はスターリンだわ」
tn「俺まだ生きてるんで」
gr「何言ってんだこいつ?」
中身が無さそうな会話だ、と自分でも呆れてしまう。
然し、どうするか
gr「…はぁ」
tn「珍しいな、グルさんが溜め息なんて」
ut「せやなぁ」
gr「いや…彼奴についてな」
ut「そっかぁ……グルちゃんは頑張らなあかんもんな」
gr「全く、どっかの屑にやって欲しいものだ」
ut「何処やろな」
tn「お前しか居らんやろ」
ドガン”ッッッ!!!!!
gr「…珍しいな、喧嘩を始めたか」
tn「久々やなぁ…」
ut「とんち、目が死んどる」
gr「まぁ、あの二人じゃ天界を破壊しかねん」
gr「ましてや神様に許可を得た館だからな…」
tn「止めに行こか」
ut「れっつごー」
gr「おー」
tn「気の抜けた掛け声やな」
其の儘馬鹿らしい会話を続け乍音が聞こえた場へ
向かった。