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僕の最期と君
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・🦊彡主人公
・病み
・地雷彡はお戻りください。
・ご本人様とは全く関係ありません。
僕は、9月1日に自分を殺す。
生きていることが苦しいから。
いつもは作り笑顔を浮かべてみんなに大丈夫だよって嘘をついてる。
でも、今日は本当の自分を見せよう。
みんなと会える最期の日だから。
2025年8月31日 P.M.21:45
桃「続いては~?いれいすからのお知らせ!」
青「今日も凄いお知らせあるで~!」
赤「今年はお祭りだ~っ」
僕は今日ずっと無言のままだった。ファンミで遊んだゲームも楽しそうにせず、
皆から話題を振られても無視。メンバーは「寝てるのか~?」と
笑いながら誤魔化すけれど、後から言われるだろうな。
配信中、コメント欄を見ると、僕のことを心配しているというコメントで半分が埋め尽くされていた。
暫くしてお知らせが終わった。
そして僕は口を開く。
桃「今日はちょっと早いけどこの辺で…」
水「終わる直前になってごめんなさい、僕から一つ良いですか?」
青「お前らしくないじゃん、どうしたんだよ」
水「無期限活動休止します。」
白「え、ライブ…は、出るよな?」
水「出ません。ごめんなさい」
桃「ちょ、え…」
メンバーがわかりやすく困っている。
でも、これでいいんだ。
2025年8月31日 P.M.22:30
桃「一旦、皆ファンミお疲れ様…」
赤「ねぇ、ライブどうするの?」
桃「…ほとけっち、ほんとに良いの?」
水「良いよ」
黄「お前のこと待ってくれるリスナーさんがおるんやで?会いに来てくれる子たちが…」
水「…、みんなと出会えて僕楽しかったよ。ないちゃんありがとう」
桃「ねぇいむ。明日だよね、あの日って」
水「…笑、うん」
白「もしかして、」
青「…自殺者が一年の中で一番多い日。」
白「やんなぁ…」
赤「…ねぇ、一言だけ良いかな?」
水「うん」
赤「…りうらのこと笑顔にしてくれてありがとうね。いむと歌えて、出会えて嬉しかった。」
水「此方こそだよ、」
白「…止めたりはせぇへんけど、いむくんとまた歌いたい。やから次会うときも活動しとってや」
水「僕のこと見つけてね。」
黄「…次も、かっこいいほとけ見せてな」
水「…うんっ」
青「…っ、ほとけの分も俺らで頑張るから」
水「いふくんらしくない、笑。頑張ってっ」
桃「…、いむ…っ」
水「ないちゃん泣いてる?」
桃「泣くでしょ、そりゃ…」
水「次会えたときも僕のお世話してね笑」
桃「分かった…っ」
2025年9月1日 P.M.22:30
風が涼しい時間。僕はビルの屋上に立って地面を蹴った。
10階から体を捨て意識が遠のいてゆく。
目を瞑ろうとしたとき、微かにピンク色の何かが光った気がした。
¿「いってらっしゃい。」