ふまもとです
両片思い
よにのとミセスがでます
自衛どうぞ
れっつごー
Hum side
初めは、知り合いの友達程度だった
でも、
映画の話をもらって
会ってみたら
惚れてしまった
可愛らしい笑い方に
可愛らしいアヒル口
サラサラの髪の毛に
優しすぎる性格
全てがドンピシャで
大好きになってしまった
でも、
でも、
彼は
みんなの注目の的で
きっと君は振り向いてくれないんだろうと
幾度となく枕を濡らした
ああ
「、、好きだ、、」
________
「おーい、風磨ー!!」
山田くんが声をかけてくる
ほっといてくれてもいいじゃないか
「、、、」
「またかよー!、、俺先輩だぞ?」
「友達っていってたじゃないすか」
「そーだけど、、!」
よにのの部屋で、毎日のように項垂れてる
自分の気持ちに気づいてから
彼が欲しいのと、
きっと無理だという感情が
頭の中を埋め尽くす
「また、大森くんのこと?」
「、、、?」
あれ、?
今、、
なんて、、?
「、、、え?」
「ん?大森くんのことって聞いたんだけど、」
え、、
「な、なんでしってんすか!!!!////」
「分かりやすいんだよ、お前は」
奥からニノさんがでてくる
分かりやすいって、、、
「そんな顔にでてます、、?」
「山田、こいつ分かってないぞ」
「ほんとですね、他人の失敗には敏感なのに」
2人がくすくす笑っている
「真相の部屋とよにの見比べてみな」
「顔の緩みの差が尋常じゃないから」
えぇ、、、
そう思いながら、スマホを取り出し2つを見比べる
「ほんとじゃん、誰だよこれ」
「お前だよ」
「ま、そんだけ分かりやすかったら他の人にバレてるかもね」
ヤバぁ、、
「大森くんにバレてなかったらいいんだけど、、、」
今はバレて引かれる方が堪える
せっかく手に入れた映画のW主演という話も終わるまで、穏便に過ごしたい
心に蓋をした方がはやいと気づいてしまえば、もう最後
この感情を見えないようにした方がいいと思ってしまう
諦められたらいいものの
「くるしいなぁ、、、」
鼻の奥がツンとする
あの子を思い出すたび愛おしさがます
好きになってしまった自分がいやになる
そう、悶々としていた
「、、、や、つ、、い、、に、」
ニノさんが呟く
「、、なんていいました?」
「、いやなにも」
、、変なの
Mtk side
今までに自分を嫌いになることがあっても、
これ以上になったことはなかった
風磨くんを好きになってしまったのだ
僕のことを優しい目でみてくれて
お兄ちゃんみたいで
演技や歌になると凄くかっこよくて
でも、、
もちろん、風磨くんに言えるはずがない
このご時世、
そういう偏見がなくても
誰もが認めてくれるわけじゃないのだ
自分の気持ちを殺そうとして
自分に嘘をついても
風磨くんが好きなのは変わらない
「、気づかなければよかったのに、、」
「声に出てるよ、元貴」
「、、?あぇ?出てた?」
「そりゃもうがっつりと」
最悪、、、
「なにをそんなに悩んでんの?」
「別に、特に何も無いよ」
嘘
「本当に?」
「うん」
嘘、、
もうこの気持ちは表に出さないと決めたんだ
「ま、元貴が考えてることが菊池さんってことくらい分かってるけどね」
、、、?
、、、は
「は、はあぁぁぁ!!!////」
「な、な、なんっ、、でっ!?!?」
なんでバレてんの!?
「分かりやすいよ。真相の収録あった後に会うとすっごいニコニコしてるし」
そんなに、、///
「風磨くんにバレてないよね、、」
せっかく頂いた、主演の席を手放したくない
自然と涙が出てくる
「くるしいなぁ、、、」
「、、、」
気づかなければ、出会わなければ
なんてifを考えても意味はない
「、、ど、、だ、、」
?
「なんか、言った、?」
「、、なにも」
静かに若井が部屋をでる
部屋に僕の鼻をすする音が響く
まるで、僕を責めるように
「お疲れ様です、ニノさん」
「おつかれー若井」
「お疲れ様です、藤澤さんも」
「お疲れ様ですぅ、山田さん」
部屋のなかに、菊池も大森抜きのよにのとミセスがいるという、なんとも異質な組み合わせが集まる
と言っても、ただの居酒屋の個室なのだが
「何飲むー?」
「あ、俺ノンアルで。涼ちゃんは?」
「じゃあ、ビールで」
「おけー、山田は、、ビールだな」
「勝手に決めないで下さいよ、まあビールですけど」
「うい、注文するよ」
ニノさんが店員に注文してくれる
「お待たせしましたー!ノンアルと、ビール3つでーす!!」
店員が持ってきてくれる
「じゃあまずかんぱーい!」
「「「かんぱーい!!」」」
みんなが一斉に飲む
ふぅ、、
今日集まったのは他でもない理由があるからなのだ
ニノさんが、おもむろに話し始める
「さて、本題にはいろうか」
「はい」
「うちの風磨は周りにバレてすことすら気づいてなかったよ」
「、、、元貴もです!」
「やっぱりかぁ、、」
なぜ、こんなにもあの人たちは鈍いのだろう
「鈍感と鈍感ですね、、」
「、、元貴、菊池さんには絶対ばれたくない感じ出してました」
「風磨もだよ!!」
「どっちも引くタイプかよ」
「進展するみこみないじゃないですか」
そう、今回4人で集まった理由は元貴と菊池さんのこと
これが、両片思い、、
ハヤクツキアエッ( ‘-’ ꐦ)
そう考えてもあの人たちは自ら行動しないので
俺らで策を考えているわけだ
「でも、どう背中を押せばいいんですかね、」
「うーん、、」
まあ、そう簡単に案がある訳ではないが
「、、例えばですけど、」
「僕が大森くん、若井さんが風磨を好きになったということにして、取られたくなかったら先にとれよ、というふうに鎌をかけるっていうのは、、どうでしょう、」
「それで、告りますかね、、」
「ま、やってみて無理だったら、他の案を練るか」
こうして、2人の恋を後押しする計画が始まった
Hum side
「はぁ、、、」
「おーい、ため息ばっかつくなー」
そりゃため息もだしたくなるよ
毎日、
大森くんのことを考えると胸が痛い
「、ねぇ」
「なんすか」
「俺さ、、」
「大森くん好きなんだよね」
「告ろうと思ってて」
、、、え
告るって、、
成功したら付き合うってこと、、
なんで!、、
「大森くん可愛いよね」
山田が話す口調は本物で
本当に大森くんが取られる気がした
「風磨が告らないなら、俺のこと応援してよ」
、、、
、、や、、だ、
、嫌だ!
「嫌です、俺が告ります、、!」
大森くんは俺の癒しで愛おしくて大好きなんだ
取られたくない!!!
「早めにしてね」
何も考えず、外へ飛び出す
「はぁ、はあっ、!お、もり、くん!! 」
Mtk side
カタカタカタカタカタカタカタ
部屋にパソコンを鳴らす音だけが響く
仕事をしている方が楽だ
風磨くんを考えなくてすむから
「ねー元貴ー」
「うっわぁぁぁぁあああ!!」
「めっちゃビビるじゃんwww」
「ちょ、若井!!」
いきなり出てくるなよ
「ごめんてww」
ほんとにびっくりしたぁ、、、
「で、どうしたの、?」
「あぁ、俺好きな人出来たんだよね」
恋バナしにきた、と笑う君
、、へぇ
若井に好きな人ねぇ、、
、、、
、なんか嫌な予感がする
「へぇ、誰を好きになったの?」
「菊池さんって、凄くかっこいいよね」
、やっぱり、、!
「菊池さんが好きなんだよね」
僕の方が早くから好きだったのに
いやだ、取られたくないな、、、
でも、この気持ちは、、捨てるって、、
「元貴も好きなんでしょ、告白しないの? 」
「、、引かれたくない、、」
ポロッ
自然に泣いてしまう
泣かないと決めたのに、、
「僕の、ほうが、ふま、くんの、ことすき、なの、に、、、」
「遅いなぁ、!」
「やっと言葉にしたね」
「来てるんでしょ!」
ガチャ
「すいません、、」
「、、、え?」
なんで、、ふまくんが、、ここに?
泣かれているところを見られたくなくて
必死に目を擦る
目元は赤くなっているが、、
「ど、どぅした、の?ふ、まくん、、?」
静かに近づいてくる
ふまくんが手を上げる
スリ
ふまくんの親指が僕の目をなぞる
「、泣くくらい、どうしたの?」
あ、
幸い、好きといったのは聞こえてなかったらしい
「なんでも、ないよ、、」
声が掠れる
お願い、!
バレないで、、
君が幸せになるためなら、
僕のことはどうでもいいから、、
「ふま、くんこそ、、ど、した、の、?」
「、、自分の気持ちに、嘘つくの、辞めようと思って、!」
、、、え
「好きです。付き合ってください」
嘘、、、ほんと、。?
仕事のしすぎかな、、
ふまくん、が、ぼくなんかに
こくはく、するゆめ、なんて
かなわないなら、みせないでほしいのに
「えへへ、、やだなぁ、、こんなしあわせな、ゆめ、、さめたく、ないなぁ、、」
止まったはずの涙がとめどなく溢れてくる
ギュッ
「俺の一世一代の告白、夢にしないで欲しいんだけど、」
ふまくん、、あったかい
、、ほん、もの、?
「ほんと、にぃ?ぼくの、こと、、」
「ほんとだよ」
「ぼくの、こと、すき?」
「大好き。愛おしすぎてヤバいくらい」
かなっちゃった、、
「返事、聞かせてほしいな」
「あ、ぁ、、、よろ、こんで、、///」
その瞬間にふまくんの顔が綻ぶ
「大好き、愛してる」
強く、僕を抱きしめてくれる
「あり、がとぉ、、泣」
「話終わったー?」
「、、、ニノさん!?!?、山田くん!?」
「そーそ、拗らせ長かったね」
「涼ちゃん!?若井まで!?」
「影から見守ってた僕らを褒めてください」
え、、
それって、、
『ふまくんも、ずっと、僕のこと、、』
わかった瞬間に顔が赤くなる
見せたくないとみんなから顔を背ける
「ちょっと、大森くん、なんでそっち向くの」
「、、だって、、はずかしくてぇ///」
「はは、かわい」
、、なんか、ふまくん甘くない!?
「自分のものになった瞬間デレデレになるのすごいな」
「ほんとですね、片思いが長すぎたか」
そんな話を聞きながらふと思いたつ
大森くん、ってなんか、遠くない、?
今まであんまり気にしなかったけど、恋人になって、苗字呼び、、
「ん?どしたの、大森くん、」
「やだ」
「、、、?」
「大森くん、って呼び方、やだ!」
「元貴って、呼んで!」
自分でも、今すごくわがままをいっている自覚はある
でも
元貴って、よんでほしいじゃないか
「ふふ、いいよ、元貴」
「へへ///」
幸せってこういうことなんだろうな
ずっと考えてたことがすんなり消えていく
嬉しくて仕方ない
僕はずっときみの傍にいたいから
僕のこと、すきでいてね
(終)
付け足し
「甘々すぎじゃないですか?」
「タガが外れてるなぁ」
「早く幸せになってほしかったですよ」
「打ち上げでも行きますか」
その後4人で打ち上げに行きましたとさ
その頃2人はお家に、、、
ふまもとでした
菊池さんも大森さんも一途な気がするし、
自分の解釈は大森さんツンデレなので( •̀ω•́ )✧
読んで頂きありがとうございました┏○ペコッ
まだリクエストは募集してます
それではまたぁ バイバイッ
コメント
12件
ふまもと最高すぎました✨️
リクエスト答えて頂きありがとうございました〜!!! マジで最高です!!!
やーーーはーーー!あるぶさん!!! 更新ありがとうございます♪ やっぱり私の好みご存知ですよね?ってくらいどタイプでした🤭🤭💖 元貴くんと風磨くんの恋に周りが手助けしてくれるなんて…素晴らしい環境🙃🫶🏻 ちなみにちなみに!あるぶさんと同じくで私も元貴くんはツンデレだと思っております🙋🏻♀️🩷