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⚠︎依存
「ロシアがいないと、生きられない」
そう気づいたのは、
ロシアが少しずつ“元に戻り始めた”頃だった。
笑う回数が増えた。
眠れる夜が増えた。
俺がいなくても、呼吸が乱れなくなった。
それが、怖かった。
🇷🇺「今日は一人で出てくる」
その一言で、胸の奥が冷たくなる。
🇺🇸「……俺は?」
思わず漏れた声に、ロシアは少し困った顔をした。
🇷🇺「アメリカは、来ても来なくてもいい」
その“普通っぽさ”が、 俺には刃物みたいに突き刺さった。
ロシアは、俺がいなくても生きられる。
でも俺はーー
ロシアの不安を支えているつもりで、 いつの間にか、 俺の存在理由は“ロシアに必要とされること”だけになっていた。
夜、戻ってきたロシアを抱きしめる。
強く。
俺から離れないように。
🇷🇺「……アメリカ、苦しい」
その言葉で、はっとした。
でも、腕は緩まなかった。
🇺🇸「ごめん。でも……」
声が震える。
🇺🇸「お前がいないと、俺死にそう」
ロシアの身体が、ぴくりと固まった。
🇷🇺「……それは、違う」
優しい声だった。
だから余計に、残酷だった。
🇷🇺「生きる理由を、俺にしちゃだめだ」
その瞬間、理解した。
ああ、俺は――
ロシアを救いたかったんじゃない。
“一緒に沈んでいたかった”だけだ。
🇺🇸「……なあ、ロシア」
喉が詰まる。
🇺🇸「死ぬことが赦されるならさ」
ロシアが、ゆっくり俺を見る。
🇺🇸「俺は、お前と世界を終わらせてもいい」
それは命の話じゃない。
社会でも、未来でもない。
“ロシア以外を全て捨てる”という意味の死。
ロシアは何も言わなかった。
ただ、そっと俺の額に手を置いた。
🇷🇺「……それは、死じゃなくて」
🇷🇺「依存じゃないか」
その一言で、
胸の奥が静かに崩れ落ちた。
ロシアは、俺を抱きしめ返さなかった。
でも、突き放しもしなかった。
それが、最後の救いで、 最後の絶望だった。
――ロシアは生きていく。
――俺は、ロシアの影として残る。
死ぬことが赦されるなら。
俺はきっと、もう死んでいる。
でもそれでも、
ロシアの隣にいられるなら。
それを“愛”と呼ぶことだけは、
最後まで、やめられなかった。
そして、俺にとっての救いは、もうロシアしか残っていなかった。
これで、「死ぬことが赦されるなら」完結です!ここまで読んでくれた皆様ありがとうございます!!
最後は、アメリカがロシアに依存してしまいましたね。
てことでではまた!
コメント
2件
タイトル回収!!! 神!取り敢えず神です! いままでロシアが依存してた感じなのに 最後、アメが依存してんの好き!!!!!!