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月島蛍は、いつも通りの静かな放課後を望んでいた。
部活のバレーの練習が終わり、夕焼けの射す校舎の廊下を歩く。
イヤフォンからは静かなクラシックな音楽が流れていた。
だが、音楽の切れ間に、小さなすすり泣きが耳に届いた。
廊下の隅、人気のない資料室の前。
背を丸めた1人の少女が、肩を震わせていた。
それがゆうなとの出会いだった。
続くー