どうも皆様、サカナです
二重帝国×ドイツ帝国を広めたい
ってことで書いていきます
作中で出てくる「ドイツ」や「ロシア」はドイツ帝国とロシア帝国など を指しますので、現代のドイツくんたちは関係ありません
やっぱり何が書きたいのかいまいち表せん…雰囲気で読んでください(n回目)
性行為匂わせがあります、ご注意を
◯月×日
とうとう戦争が始まった。
私とドイツさん、そしてアジアのオスマン帝国さんで参戦しているが、相手は覇権国揃いだ。
勝てるかどうか、弱い私にはわからない。
でも、何か意味のあることはしたいと思う。
まずはこの日記から始めて、この地獄を後世にでも伝えよう。
◯月△日
やはり私は弱い。
親しい彼らのために争ったところで、特に意味を為すことはできなかった。
私ができることは一体なんだろうか?
始まったばかりだが、私は早々にリタイアするかもしれない。
日記はいつまで書けるのだろう。
後1ヶ月は持って欲しいところだ。
◯月◯日
今日は最悪だった。
元々この時代に生きることがそもそも不幸であるのだが、 未来はもっとひどいかもしれない。
けれど少なくとも、今の私にとっては最悪だった。
ドイツさんがロシアと仲良くしているという噂を聞いてしまった。
私にとって最悪の国であるセルビアを支援する、あの国。
そんな国が、私たちのドイツさんと仲良くするだなんて。
絶対に許さないが、私に口出しする権利などない。
日記だから言える。私から離れないでほしい。
△月□日
この数日書けなかった分、まとめようと思う。
ドイツさんに噂について問い詰めたところ、あれは根も葉もない嘘であると答えてくれた。
嘘でよかったと安心すると同時に、もっと違う欲が心の隅に蔓延り始めた気もする。
爆破された際にこの日記とペン、愛用の武器たちや私たち自身は助かったが、ドイツさんと野宿して、その思いは一層強まってきた。
後世に残すと言っておきながら、見られるのは恥ずかしいと思うが、ドイツさんに触れたいと思った。
△月◯×日
今日、ドイツさんに恋人関係になりたいと迫ってみた。
とは言っても、半分は冗談だった。
私の目を見ても綺麗だと言ってくれたこの人なら、もしかして。
踏み出せなかった弱い私
だけど、オスマン帝国さんが亡くなってから、死は常に隣だと再認識した。
だから告白した。
明日、返事をもらうことになっている。
ドイツさんは、こんな私でも受け入れてくれるのだろうか。
△月◯☆日
この喜びをなんと表せばいいのか、私にはわからない。
そのくらい喜ばしいことが起きた。
ドイツさんが、告白に是と回答を寄越してくださった。
戦の最中であるというのに、私の頭はありもしない未来で埋め尽くされている。
この戦いは熾烈を極め、やがて私は付いていけなくなる。
そうなれば、死は目の前だ。
だけど、その前に思い出ができてよかったと思う。
彼と子供たちを置いていくことは心苦しいが、それが定めというものだろう。
(中略)
×月☆◻︎日
昨晩はいわゆるお楽しみだった。
いきなり呼び出して押し倒してしまったことだけが反省点だ。
私にもっと自信があれば、素敵な誘い文句の一つでも言えただろうに。
そんな私も受け入れて、下でも抵抗しなかったあの人は、どこまで惚れさせれば気が済むのやら。
戦はやはり激しくなり、ドイツさんの綺麗な体には傷跡がいくつもいくつもあった。
悲しいかな、私たちはもう止まらなくなってしまっている。
昨日が最後の一夜だったとしても、私たちに後悔する資格はない。
(中略)
◻︎月◯日
久々に日記をかいてみた
今日は体の調子が良いものの、手はふるえて文字が上手くかけない。
言葉を発せないから、発しても伝わらなくなってしまったから、文字でしか表せられない。
だが、病人はそれすら困なんなのだ。
私はもうすぐ死ぬだろう、これがきっとさいごの日記だ。
ドイツさんはかわらず見まいに来てくれる
ありがとう、ドイツさん
わたしにゆめを見せてくれて、本当に心からかんしゃしています
日記はここで途絶えている。
コメント
6件
二重とドイ帝の絡み大好き……マイナー助かります… 最後のページ、漢字が少なくなっていて弱っているのが伝わる……表現の仕方が好きすぎます!
マイナー、いいですよね!(この前リクエストに応えてもらった張本人)