ん?あぁ、お客さん?ごめんごめん
気づかなかったんだ。許してくれ。
君がここにいるってことは…ファンタジーとかそういう系が好き?
今回は魔法もんだから嫌なら今帰りな。
はい、ここ残った人に説明しまーす。
これから行くところはとーっても危険でーす。
でも、見るだけなら怪我なんてこれっぽっちもしませーん。
なので大人しく僕についてきてねー。
うん、じゃあレッツゴー!
あ、今回は説明だからあんまり進まないよ。
真っ青な雲ひとつない晴天。
だけどやっぱり私はこの晴天が嫌い。
いつか雲で隠れるのなら、わざわざ晴れなくていい。
「鬱陶しい…」
『ピーピー、至急、現地へ行け』
「はぁ…呑気なもんだよなぁ、君たち…」
住民は危険にさらされているのにな。
起こすかな…
あぁ、めんどくさ
嫌々思いながらも寝室のドアを開ける。
そこにあるベットの上には、4人…いや、3人と1匹が寝ていた。
「…イラ」
すやすや寝てる3人と1匹を見てると腹が立った。
「!」
我ながらいいことを思いついてしまった。
早速準備の為、キッチンへ向かう。
フライパンとおたまを取り出すと、静かに寝室へ入った。
ガーーーーン!!!
「おわああぁぁああ!?!?」
「なになになに!?!?」
「怪物が攻めてきた!?」
「すやぁ…」
みんな大声をあげて急いで起きる…はずだった。
なんで?なんでお前だけ起きない!?
鼓膜破れるくらい大きい音出して起こしたんだけど!?
……待ってこいつ耳栓してるクソ
「ライ〜…お前何すんだよ‥」
「人生最悪の目覚ましだったわ…」
「なんでこいつ寝てんの?」
「耳栓して寝てたからじゃないの?」
「ライ、こいつの耳栓とるからもっかいやって」
「うん」
1人が耳栓をとって机に置く。
「せーの」
ガーーーーン!!!
「わあぁぁぁーーーーーー!?!?!?」
うるさ。
「耳栓とったの誰ーーーー!?」
「俺ーー」
「お前のせいで耳おかしいんだけど!?」
「知ってまーーす」
「うざ…ww」
ははは…まじでうざいな…
なんて言ってる場合じゃないな、仕事だ。
「仕事持ってきた」
「最悪から最悪」
うるさい黙れ。
「どこ方面ー?」
「あー…多分東方面じゃないかな」
「じゃ、俺行くわ。あっちらへん炎系の怪物多いからな」
「もう一つの西方面は?」
「じゃあ私行く。あそこ平地だから私得意だよ」
あーありがたい。東と西は面倒だから。
「南、北はねぇのか?」
「うん」
「オッケー、よろしく頼む」
「了解。昼前には帰る」
2人が仕事で家を出た。
死にはしないと思うが…気をつけてくれ。
『モンスターキラー』は、今日も命をかけて戦う。
「…てかウヅキ寝た?」
「あ」
キャラクター紹介
主人公 ライ・シリティア
・身長1.5mの13歳。女の子。
・職業はモンスターキラーで、冷静。
・猫を3匹飼っていて、名前は「光」「空」「霜」。
・魔法使いで、魔法は「造形幽霊魔法」。
パチ・スチリーナ
・身長1.6mの16歳。女の子。
・職業はモンスターキラーで、おおらか。
・母がパリチェラ、姉がリェラで、2人とも行方不明。
・魔法使いで、魔法は「本の召喚魔法」。
ウヅキューナ・アリス
・身長0.35mの1歳。男の子。
・職業はモンスターキラーで、お調子者。
・人の言葉がわかる天才な白猫で、あだ名はウヅキ。
・魔法使いで、魔法は「絵の具魔法」
ディーシュリ・アラン
・身長1.75mの478歳。幽霊。(男)
・職業はモンスターキラーで、面倒くさがりや。
・何年も前に死んで、たまたまライたちと会ったらしい。
・魔法使いで、魔法は「悪魔の契約」
イラ・アフェネクタン
・身長1.78mの162歳。幽霊。(男)
・職業はモンスターキラーで、しっかり者。
・何年も前に死んで、ライと会った。あだ名はイラン。
・魔法使いで、魔法は「金貨決定魔法」
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