コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「何とか一命は取りとめました。ですが魔力が完全に尽きたこととあの傷は…しばらく目は冷まさないかも知れません。」
「そうか…深登がまた狙われたか。アクア、ロゼ。スイが帰ってきたら屋敷の周りを警戒しろと伝えてくれ。あと不用意に外に出ないこと。」
「かしこまりました」
「おいっ!なんでお前が守れてないんだよ!」
「ハルト…、」
「ハルト、その気持ちもわかるけど今はダメよ」
「っ母さんはどうも思わねぇのかよ!」
「思うに決まってるでょう、でも今1番悔しくて悲しいくて心配しているのはカイトくんよ。」
「っ!」
「カイト様深登さんは…」
「大丈夫、気絶してるだけだ。」
「カイトくん、この子は?」
「ルナ、血は繋がってないが俺と深登の娘だ。」
「始めまして。ルナと申します。」
「こんにちはルナちゃん私はかぐや、深登の姉よ。こっちはハルト、私の息子よ」
「かぐや様、ハルト様これからよろしくお願いいたします」
「うん!よろしくねルナちゃん。カイトくんルナちゃんとお話してもいい?」
「あぁ、敷地内なら構わない」
「ありがとう、ハルトも行くわよ」
「あぁ…」
「深登…深登…深登っ。起きてくれよ。そうしないと俺っおかしくなるっ」
「カイト…様…」
「深登…?深登…深登!」
「何回呼ぶんですか」
「何回でも呼ぶ。呼んでやる。だから俺の所にいろ。居なくなるな。絶対に死ぬな…」
「カイト様、泣いてるんですか?大丈夫ですよ。私は死にません、私はカイト様が絶対助けてくれるって知ってますから。だからカイト様絶対に死なないでください」
「当たり前だ。俺は冷酷の魔王だぞ?」
「私は純愛の魔王です」
「そうだったな」
「2人とも大変!」
「どうしたのお姉ちゃん」
「それが隣国のレオナルド王国が勇者たちの召喚を行って成功していたみたいなの!それも約1年前に」
それって私が来た時期と…
絶対何かがおかしい。
都合が良すぎるし、私もなぜこの世界に来たのかわかっていない。シアの娘だから死に戻りの能力を持っていたから。
理由は定かではない。
「レオナルド王国と何か関係があるのか?」
「それが勇者たちがあなたたち魔王を倒そうと旅に出たらしいの!」
「状況は把握した。ハルトを読んできてもらえるか」
「わかったわ!」
「これで屋敷の襲撃も辻褄が会う訳だ。」
「はい…」
「深登目を覚ましたのか良かった」
「ハルト、心配かけてごめんね」
「いやいい、今はそれどころじゃないらしいしな」
「うんありがとう」
「それでハルト深登、恐らく国から招集がかかる。それまでに魔王招集を行う。」
「承知した」
「わかりました。準備します」
「深登はいい、まだ傷も完全に癒えていない。」
「ご心配ありがとうございます。ですが私は死んでも生き返りますから。」
「そうだが1度深登を亡くしたら俺が耐えられない」
「カイト様…」
「おいコラ2人だけじゃないんだぞ」
「ご、ごめん!」