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※第1話を見たほうがわかりやすいです
※荊棘の道は何処へのネタバレ有り
※瑞希がどんどん苦しめられていきます。
なん、で
また…
また、ループしている。
日付を見てもあの日の日付。
起きた時刻はあの日と一緒。
「どういうこと…?」
カレンダーにはボクの文字。
一緒の光景だ。
「……また、行かなきゃいけないの?」
「……でも」
「次は、変わるかも知れない」
ループ2日目。
ボクは昨日、一昨日のように文化祭を楽しんだ。
そして、あの絶望の夕方が来た。
「…そうだ!!!!」
ボクは思いついた。
あの子の手伝いを断れば、自分自身から言える…?
そして、あの子が来て、手伝いを頼まれたが
「ごめん、だーいじな用事があって…ごめんね!!!!」
そう言い、走った。
屋上へと、走った。
そして、屋上への扉を開けた。
「暁山って、男なのになんであんな服着てんだろうな。」
………え
「あ、暁山!?!?!?ごめん…今のは…っ」
前と同じ男子生徒がボクのことを言っていた。
絵名が焦る。
「男…って、瑞希…の……こと…?」
あ、
あああああああああああああああああああっ!!!!!
どうしてこうなるんだ!!!
ハッピーエンドを迎えたいだけなのに…!
どうして何だ!!!!!
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!
ー瑞希の部屋ー
そして、またベットで転がっていると、
絵名からメールが来た。
『瑞希、お願い戻ってきて』
困惑しつつ、ボクは返信を返せなかった。
ボクは寝る前に、
「次はちゃんと、明日になっていますように。」と願った。
チリリリリ、チリリリリ
このアラーム音、
鳥の鳴き声
あの日だ
目覚めると、カレンダーにはボクの文字、
そして日付はあの日。
気が狂いそうだ。
「ねぇ…ドッキリ…なんでしょ…?」
誰も反応しない。
「…うそ」
ボクは、もう二度とあの日から逃げ出せないのだろうか?
…そしてボクは、新たな決断をした。
”文化祭には行かない”と。
ループ3日目。
絵名へ震える手でメールをし、部屋でずっと…ループのことを考えていた。
どうしてあの日でループしたんだ?とか、どうしてループから抜け出せない?と、いろんな疑問が浮かんでいた。
そして、本当ならあのヒミツを言われている時間帯になった時。
絵名からメールが来た。
『ごめん瑞希、』
『瑞希が男って…ほんと…?』
え?
どうして、知ってるの?
おかしい…行ってないのに
…もし、かして
あの男子生徒が、ボクのことを話していて、その瞬間を絵名が見かけた…と、か?
そうじゃなかったとしても、ボクのヒミツを知られてしまったのは事実だ。
なんで
もう嫌だ
どうして…
なんでなんでなんでなんで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!