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春。
藝大に通ってもうすぐ2年。
あの日、藝大に受かった俺と
落ちてしまった桑名さん
でも俺は桑名さんの方が藝大にふさわしかったんではないかと思ってしまう、
「……予備校の電気ついてんな」
いるはずもないとわかっていながらも、ついつい寄ろうと思ってしまう
「あれ、八虎やん!」
懐かしみのある声が響く。
「!!橋田!」
橋田悠、同じ予備校だった
「なんでお前いんの!?」
「俺、最近特別授業受けとんねん。
お前は?桑名さんにでも会いに来たん?」
当たらずとも遠からずな言葉にタジタジ来てしまう。
「行こうや」
「……ああ」
そうして、予備校への階段を登った
第二話へ続く