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🥯🧈🌿𓈒𓏸
コメント
4件
すごい!バチバチに早起きでびっくりです😂😂とっても嬉しいです!ありがとうございます😊
1コメ‼️ 早くみれました‼️ 続き楽しみです❗️
【キャプション】
liは博多の男の子やんね、真っ直ぐ思うこと言うことは曲げないよねってことでだいぶ書きすぎた。お母さんなrzくんと思春期の長男なliみたいになっちまったな。
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《💫💛視点》
ハンドルを握りスマホを眺める。
「すぐ向かう」とみかさから回答が返ってきてから全然出てこないロゼと心音に焦りが募る。
といってもまだLINEが来てから2分程度。車に流れている曲はまだ1曲目の2番目だった。自分の焦りが態度に出てるのが分かり訳もわからなく苛立ってくる。
とにかくと深呼吸をしてみれば予想以上に息が吐き出され、嫌な空気が車内に立ち込もる。自然と出た舌打ちに、とにかくそれを繰り返し無理矢理心を落ち着かせた。
しばらくしてバタバタと体育館から出てくる人が見えた。ロゼだ。心音を抱き上げてるようで、2人きりのそれに疑問を感じつつ扉を開け、外に出れば安心したようにロゼは顔を緩めた 。
背負われている心音は力無くロゼにもたれかかっていて顔は見えない。
後部座席のドアを開ければロゼは心音を奥に乗せるため、車に足をかけた。
rz「ありがとうらいと。まじ助かった」
li 「……心音もしかして、泣いとる?」
rz 「ちょっとね。色々爆発したんだろうな体調もだけど。メンタル的にも…」
li「そっか、」
心音の目の下に伝う涙の跡が目に映って胸がギュッとキツくなる。あまり直視はしたくなくてすぐに運転席へと座り前を向いた。
ちゃんと見ていないから知らないが、みかさから心音が倒れたとLINEが送られた時は心臓が大きく音を立てた。心配で震えるのと同時に、なぜそうなるまで言わなかったのかとイライラもした。
俺らのこと信用していないのかと、我慢していいことなんてないのにと。
でもわかってる、これは心音に対してじゃない俺に対してだ。何も気づけなかった何もできなかった自分への。
ぎゅっと手の力が強くなる。後ろで位置についた2人を見てアクセルを踏み込んだ。
rz「らいと、事故らないでね」
li「するわけないやろ」
強く握った動作か、それとも俺の表情をみてなのか優しく言うロゼに視線を逸らす。
rz 「…ハンドル壊れそうなんだけど、ボクドキドキシチャウヨ」
li 「いやゴロリやめてー」
ふざけるロゼについ笑いがこぼれ落ちて力が抜ける。笑い過ぎて逆に事故りそうと呟いたロゼを見てイライラがどうでも良くなってきた。
気にしたところで状況が変わるわけじゃない。とにかく早く、病院まで届けようと考え改めたら気が楽になった気がした。
何もできんかった。
少しトイレに寄っていたらどうやら心音が倒れたみたいで荷物を持ってきたみかさから受け取って話を聞いた。泣くみかさに助けたメルトにロゼに、介抱しとるらぴすと聞いていれば何も出来てないのは自分だけだった。
正直心音に対して違和感は感じていた。
そう俺は心音の不調に気づいていた。
心音にバトンを渡したあの瞬間、やけに苦しそうなしんどそうな顔が見えて少しだけ動揺した。
手元なんて目に映らなくて心音の手が緩んでることにも気づかず顔を見ていた。
そしたらあの様だ。
転がっていくバトン。爆笑が起きる会場に、同じように焦ってバトンを追いかける心音。みなが盛り上がりその楽しさに気のせいだと思い込んだ。
声をかけんかったんは、俺だ。
いつも元気でノリも合うあいつを心配するのが馬鹿馬鹿しいというか、俺ららしくないと逃げたのもある。
わからんかった、心配する方法とか心音を気にかけることとか。今までそんな感じじゃなかったから。
だから、今もずっと心音の顔を一度も見ることができていない。
あいつがいつもの調子じゃないことに直面なんてしたくなかったから。
走らせた車はすぐに病院に着いた。
都内の中でも少し混んだそれは違反ギリギリのスピードで数分で到着した。
rz「心音、病院ついたよ」
ロゼが後ろで優しく声掛けするのが聞こえて、鍵を抜いて運転席から降りる。
保険証とか上着とか諸々手に持って待っていればぐったりとした心音はロゼにかかえられるわけではなく肩を借りて立っていた。
抱き抱えられなくて大丈夫なのかそんな驚いた感情が顔に出ていたのだろうか。ぼーっとした心音と目が合うと、少し微笑まれた。
li「は?…」
またイライラする感情にギュッと拳を握りしめて抑えた。
((こういう時ぐらい頼れや。))
下唇を噛み締める様子にロゼが困ったように笑い、名前を呼んでくる。その場に立ち尽くしていた俺はその声にやっと2人の後を追っていった。