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新人くんが無口って本当??

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新人くんが無口って本当??

1 - 新人くんが無口って本当??

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2023年11月08日

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注意事項

・この作品はwrwrd様の二次創作です。

・本人様とは関係ありません。

・検索避けに協力してください。

・軍パロです。

・酒(酔っ払い)要素があります。

ワンクッション



























───────────

談話室に集まる。

窓から差し込む夕日に黄昏ながら、特に喋りもせず、ただただ、集まっているだけ。

俺は、カップにコーヒーを注いで、皆に渡した。

tn「ほい、徹夜お疲れさん」

kn「tnこそ、お疲れさん」

zm「んまじ疲れたぁぁ…」

tn「お疲れさん」

コーヒーを受け取ると、2人は口に注いだ。

目の下のクマが目立っていた。


tn「ciも、新人なのに徹夜お疲れさん」

ci「…」

ciはこくりと頷き、コーヒーを受け取った。

彼は、新人である。

非常に無口で、誠実な可愛らしい新人だ。

だが、無口なのもあって、皆とは少しの距離を感じさせられる。




ci「…」

肩をつんつんと触られて、振り返る。

ciが、こちらを見つめてぺこりとお辞儀をした。

そして、談話室を跡にした。

ありがとう…とでも言ったのだろうか。

zm「ciって、どんな声なんやろ??」

kn「ほんま喋らんよな、アイツ」

zm「まあ、だからこその可愛さを感じるよな」

kn「いや分かる」

徹夜で頭がおかしくなっている2人は、真顔で語り始めた。


俺は…俺だけは、ciの秘密を知っている。






彼は、根っからの無口ではない。

1度、彼と飲み会をした時、彼は酒を1口飲めば、顔を赤くして酔ってしまった。

その時だった。

彼は、物凄い勢いで俺に喋り始めた。

内容は確か…自分だけが弱いとか、先輩の存在が遠いとか。

愚痴やら、嫌味やらだった。

それも驚いたが、なにより、とても喋るもんだから、言葉が出なかった。

ciは、酔っている時のことは覚えていないらしい。

ci、本当は無口を演じてるのではないか…と考えてしまう時が多々ある。











───────────

sn「皆〜、酒買ってきたよ〜」

snが酒を片手に談話室へやってきた。

時刻は夜の1時。

いつもの、徹夜同盟(?)の仲間がいた。

俺、kn、zm、ciの4人だ。

酒をコップについで、皆に渡す。

ツマミも机に置いた。

tn「snは食べないん??」

sn「俺はやる事があるからね〜」

zm「意味深やん」

sn「なに??掘られたいって??」

zm「言ってません」

snは微笑んで、去っていった。

…あ。ciが酒を1口飲んだ。

これは、皆にバレちゃうな。

まあ、ええか。


ci「…、」

tn「ci、美味い??」

試しに尋ねてみた。

ciはこちらを向いて、笑顔でこう言った。

ci「うまぁい!!」


それを聞いて、2人はこちらを驚いて見た。

zm「えッ…しゃべっ…!?」

kn「ciぉ…!?」

ci「うまぁい…もっと、たべるぅ〜!」

ciはコップの中身を飲み干した。

顔はすでに真っ赤だ。

tn「コイツ、酔うとよう喋るで」

zm「そうなん!!」

kn「ほへ…!!」

2人は興味深くciを見ていた。

ci「tnっ、これ、うまいよお」

俺にツマミを渡してきた。

笑顔で受け取り、口に入れる。

ciは笑顔でこちらを見ていた。

tn「うん、美味い」

ci「せやろぉっ??」

きゃっきゃっと喜び、今度はzmに渡した。

zm「…う、美味い…けども、」

ci「うまいなぁっ、しあわせやなぁっ」

ぶんぶんと頭を振りながら、喜ぶci。

いつも無口である彼を、ここまでにしてしまう酒の力に尊敬するよ。

まあ、これがきっと、彼の本当の姿なんだろうな。

kn「ci!!俺にもくれ!!」

ci「はぁい〜、あーん!!」

knの口に、指ごと入れた。

kn「ん”ぐッ…げほッ、」

少しむせながらも、つまみを頬張る。

きっと、変態野郎が居たら、何か企むだろう。

だって、ciは可愛い(?)から。


ci「おいしいやろぉ〜、んへへぇ〜」

tn「ci、飲みすぎや」

ci「やぁだ!!もっろ…のむぅー!!」

次々と酒を体内に入れ込むci。

これ以上は、明日に影響してしまう。

それに、彼はこの姿を隠しているということは、何か考えがあるのだろう。

皆にあまりバラしたくない。

ci「んへっ…、うまぁ、」

zm「でも、なんでci、いつも無口なん??」

問いをなげかけたのはzmだった。

ciはスっと表情を変えて、zmを見た。

zm「…悪いッ、変な事聞いたかもッ、」

ci「ぅーん…、」






ci「きらいなんよねぇ、このじぶん、」

ciは自信に手を当てて、そう告げた。

kn「なんで??俺はすげぇ好きやで」

ci「…んー、うざがられるんよ、」

「ぐんがっこー…のとき、それでハブられとったしぃ、」

眼鏡を外したと思いきや、頭をワシワシと掻き始めた。

よく見ると、ポツポツと涙が落ちていた。

ci「…それから、かくすようにしてん、」

「こうすれば、ハブられへんし、」

tn「俺は、どんなお前でもハブらんよ」

ci「…うそかもしれへん、」



tn「現に、俺はもうそのお前を知ってるからな」






そう言うと、ciは我に返ったように目を見開いた。

そして、ワナワナと震えながら、談話室を飛び出した。

酔いが覚めたのだろうか。

knとzmがこちらを見ていた。


zm「…なぁ、大丈夫なん、??」

kn「…知ったら、あかんやつ、??」

tn「えーの、隠す方が精神的に辛いやろ」

俺は、ciの自室に向かう。

彼の自室の扉を開けると、床にへたりこんでいる彼の姿があった。

肩を抱いて、頭を撫でた。

ci「…、はなれろ…」

tn「俺、お前のその声好きや」

ci「…どうせ、ハブるくせに、」

tn「前から知っとったよ」

「お前が本当はおもろいやつって」

「まあ、元々おもろかったな」

ci「…??」

tn「ふはは、そうやわ、マジおもろいわ」

ciの背中をパスパスと叩きながら笑う。

彼はぽかん…としていたものの、すぐに吹き出した。

ci「ぷははっ、なに!?!?急にどしたん」

tn「ほんまおもろかったわ…ふふ、」

ci「人の顔みて笑うとか、最低やぞ、ははっ」

2人で背中を叩きながら笑う。


tn「はー…その方がええと思うわ、」

ci「…どうだか」

tn「あのお前を知ってしまった俺からすると」

「無口演じとるお前はマジでおもろいで」

ci「笑い事ちゃ「ふははははッッ」

ciが何を喋っても、笑えてくる。

こいつ、過去を背負いすぎだろ。

ci「やめッ…笑かすなやッ、んへへッ、」

tn「それはこっちのセリフやッ、んはははッ、」

ciの暗かった自室に明るい笑い事が響く。

それはそれはうるさいと思う。

でも、段々と明るく照らされていく。

朝日だ。


ci「あッ…もう朝か、」

tn「はー…笑った笑った、」

ci「ほんま、なんやねん、んふふ、」

tn「これからそれでいけよ」

ci「どうしよっかな〜」

tn「じゃねぇと、笑うぞコラ」

ci「ふははッ、怖すぎぃ〜」


扉を開けて、廊下に出ると、皆が居た。

わっとciと驚くと、皆が笑いだした。

kn「お前ら朝っぱらから笑いすぎやろ!!」

zm「ひひひひッッ、ciおもろい!!」

ut「なんやねんッ、可愛ええやつやな!」

sho「ふははッ、俺とも遊ぼーぜ!」

kn「ンア”“ー”ー”ー”ー”!!!!」

knが雄叫び(笑)を上げながら、廊下で転がっていた。

皆も、腹を抱えて笑っていた。


その光景を見て、俺らも笑っていた。

ci「んはははははッ!?!?」

tn「ふはははッ、やめろやッ!?!?」







これは毎日が滑稽で面白い、幹部達のお話。








ナンジャこら

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