注意事項
・この作品はwrwrd様の二次創作です。
・本人様とは関係ありません。
・検索避けに協力してください。
・軍パロです。
・酒(酔っ払い)要素があります。
───────────
談話室に集まる。
窓から差し込む夕日に黄昏ながら、特に喋りもせず、ただただ、集まっているだけ。
俺は、カップにコーヒーを注いで、皆に渡した。
tn「ほい、徹夜お疲れさん」
kn「tnこそ、お疲れさん」
zm「んまじ疲れたぁぁ…」
tn「お疲れさん」
コーヒーを受け取ると、2人は口に注いだ。
目の下のクマが目立っていた。
tn「ciも、新人なのに徹夜お疲れさん」
ci「…」
ciはこくりと頷き、コーヒーを受け取った。
彼は、新人である。
非常に無口で、誠実な可愛らしい新人だ。
だが、無口なのもあって、皆とは少しの距離を感じさせられる。
ci「…」
肩をつんつんと触られて、振り返る。
ciが、こちらを見つめてぺこりとお辞儀をした。
そして、談話室を跡にした。
ありがとう…とでも言ったのだろうか。
zm「ciって、どんな声なんやろ??」
kn「ほんま喋らんよな、アイツ」
zm「まあ、だからこその可愛さを感じるよな」
kn「いや分かる」
徹夜で頭がおかしくなっている2人は、真顔で語り始めた。
俺は…俺だけは、ciの秘密を知っている。
彼は、根っからの無口ではない。
1度、彼と飲み会をした時、彼は酒を1口飲めば、顔を赤くして酔ってしまった。
その時だった。
彼は、物凄い勢いで俺に喋り始めた。
内容は確か…自分だけが弱いとか、先輩の存在が遠いとか。
愚痴やら、嫌味やらだった。
それも驚いたが、なにより、とても喋るもんだから、言葉が出なかった。
ciは、酔っている時のことは覚えていないらしい。
ci、本当は無口を演じてるのではないか…と考えてしまう時が多々ある。
───────────
sn「皆〜、酒買ってきたよ〜」
snが酒を片手に談話室へやってきた。
時刻は夜の1時。
いつもの、徹夜同盟(?)の仲間がいた。
俺、kn、zm、ciの4人だ。
酒をコップについで、皆に渡す。
ツマミも机に置いた。
tn「snは食べないん??」
sn「俺はやる事があるからね〜」
zm「意味深やん」
sn「なに??掘られたいって??」
zm「言ってません」
snは微笑んで、去っていった。
…あ。ciが酒を1口飲んだ。
これは、皆にバレちゃうな。
まあ、ええか。
ci「…、」
tn「ci、美味い??」
試しに尋ねてみた。
ciはこちらを向いて、笑顔でこう言った。
ci「うまぁい!!」
それを聞いて、2人はこちらを驚いて見た。
zm「えッ…しゃべっ…!?」
kn「ciぉ…!?」
ci「うまぁい…もっと、たべるぅ〜!」
ciはコップの中身を飲み干した。
顔はすでに真っ赤だ。
tn「コイツ、酔うとよう喋るで」
zm「そうなん!!」
kn「ほへ…!!」
2人は興味深くciを見ていた。
ci「tnっ、これ、うまいよお」
俺にツマミを渡してきた。
笑顔で受け取り、口に入れる。
ciは笑顔でこちらを見ていた。
tn「うん、美味い」
ci「せやろぉっ??」
きゃっきゃっと喜び、今度はzmに渡した。
zm「…う、美味い…けども、」
ci「うまいなぁっ、しあわせやなぁっ」
ぶんぶんと頭を振りながら、喜ぶci。
いつも無口である彼を、ここまでにしてしまう酒の力に尊敬するよ。
まあ、これがきっと、彼の本当の姿なんだろうな。
kn「ci!!俺にもくれ!!」
ci「はぁい〜、あーん!!」
knの口に、指ごと入れた。
kn「ん”ぐッ…げほッ、」
少しむせながらも、つまみを頬張る。
きっと、変態野郎が居たら、何か企むだろう。
だって、ciは可愛い(?)から。
ci「おいしいやろぉ〜、んへへぇ〜」
tn「ci、飲みすぎや」
ci「やぁだ!!もっろ…のむぅー!!」
次々と酒を体内に入れ込むci。
これ以上は、明日に影響してしまう。
それに、彼はこの姿を隠しているということは、何か考えがあるのだろう。
皆にあまりバラしたくない。
ci「んへっ…、うまぁ、」
zm「でも、なんでci、いつも無口なん??」
問いをなげかけたのはzmだった。
ciはスっと表情を変えて、zmを見た。
zm「…悪いッ、変な事聞いたかもッ、」
ci「ぅーん…、」
ci「きらいなんよねぇ、このじぶん、」
ciは自信に手を当てて、そう告げた。
kn「なんで??俺はすげぇ好きやで」
ci「…んー、うざがられるんよ、」
「ぐんがっこー…のとき、それでハブられとったしぃ、」
眼鏡を外したと思いきや、頭をワシワシと掻き始めた。
よく見ると、ポツポツと涙が落ちていた。
ci「…それから、かくすようにしてん、」
「こうすれば、ハブられへんし、」
tn「俺は、どんなお前でもハブらんよ」
ci「…うそかもしれへん、」
tn「現に、俺はもうそのお前を知ってるからな」
そう言うと、ciは我に返ったように目を見開いた。
そして、ワナワナと震えながら、談話室を飛び出した。
酔いが覚めたのだろうか。
knとzmがこちらを見ていた。
zm「…なぁ、大丈夫なん、??」
kn「…知ったら、あかんやつ、??」
tn「えーの、隠す方が精神的に辛いやろ」
俺は、ciの自室に向かう。
彼の自室の扉を開けると、床にへたりこんでいる彼の姿があった。
肩を抱いて、頭を撫でた。
ci「…、はなれろ…」
tn「俺、お前のその声好きや」
ci「…どうせ、ハブるくせに、」
tn「前から知っとったよ」
「お前が本当はおもろいやつって」
「まあ、元々おもろかったな」
ci「…??」
tn「ふはは、そうやわ、マジおもろいわ」
ciの背中をパスパスと叩きながら笑う。
彼はぽかん…としていたものの、すぐに吹き出した。
ci「ぷははっ、なに!?!?急にどしたん」
tn「ほんまおもろかったわ…ふふ、」
ci「人の顔みて笑うとか、最低やぞ、ははっ」
2人で背中を叩きながら笑う。
tn「はー…その方がええと思うわ、」
ci「…どうだか」
tn「あのお前を知ってしまった俺からすると」
「無口演じとるお前はマジでおもろいで」
ci「笑い事ちゃ「ふははははッッ」
ciが何を喋っても、笑えてくる。
こいつ、過去を背負いすぎだろ。
ci「やめッ…笑かすなやッ、んへへッ、」
tn「それはこっちのセリフやッ、んはははッ、」
ciの暗かった自室に明るい笑い事が響く。
それはそれはうるさいと思う。
でも、段々と明るく照らされていく。
朝日だ。
ci「あッ…もう朝か、」
tn「はー…笑った笑った、」
ci「ほんま、なんやねん、んふふ、」
tn「これからそれでいけよ」
ci「どうしよっかな〜」
tn「じゃねぇと、笑うぞコラ」
ci「ふははッ、怖すぎぃ〜」
扉を開けて、廊下に出ると、皆が居た。
わっとciと驚くと、皆が笑いだした。
kn「お前ら朝っぱらから笑いすぎやろ!!」
zm「ひひひひッッ、ciおもろい!!」
ut「なんやねんッ、可愛ええやつやな!」
sho「ふははッ、俺とも遊ぼーぜ!」
kn「ンア”“ー”ー”ー”ー”!!!!」
knが雄叫び(笑)を上げながら、廊下で転がっていた。
皆も、腹を抱えて笑っていた。
その光景を見て、俺らも笑っていた。
ci「んはははははッ!?!?」
tn「ふはははッ、やめろやッ!?!?」
これは毎日が滑稽で面白い、幹部達のお話。
ナンジャこら
コメント
16件
ゔううううう… ほんと好き、、お酒弱いのも好き……
ciくんお酒弱いの可愛いですよね🫶 最近ciくんの沼にハマってます🫠🫠 まじでここちゃん神作品多すぎて毎日見返してます笑 ciくんの笑い方とてつもなく好きです🫶 ここちゃんの作品も大好きです😖💞