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賑やかな所に来た
ネオン色に輝く看板も見える
「 土方君 、 ちょっと待って」
銀時の方が酔いが少し回っていたのか土方よりも歩くスピードが遅い
「 万事屋 」
土方はそう言いながらポケットに入れていた手を銀時に差し伸べた
「 あ、 ありがと 」
「 いえいえどーも」
「 先、風呂入っていいからな」
「 うん ありがと 」
銀時と土方はホテルに入った
警察的に 酔っている奴をほっぽっとく訳にはいかない という理由を作る
銀時が扉の中に消えていく
「 はぁぁ、 」
なんでこんなやつとホテルなんかに入ってんだ
「 土方君 ? お風呂あがったよ」
「 あぁ 俺も入ってくる」
「うん」
服を脱ぎ、髪と体を洗う
いつもやっている作業
なのにドア越しに万事屋がいることを考えるといつもやっていることのように思えなくなってくる
そんな事を思っていたらあっという間に風呂から上がっていた
万事屋 、起きてんのかな
起きてて欲しい
ちっぽけな願いを心に入れたまま土方は風呂場から出、扉を開ける
寝息が聞こえる
寝た か
そりゃそーだ
万事屋は俺よりも少しばかし酒を飲んでいた
しょうがない事だ
そう思っても土方は自分にそう説得できなかった
「 な、 なぁ万事屋 起きてるか ?」
試しに聴く
何も聞こえない
やっぱり寝たか
「 土方君 あがってたの 」
銀時の声が土方の耳に入ってくる
「 万事屋起きてたのか 」
少し驚いた
寝たと思っていたからだ
銀時が布団を退け、起き上がる
「うん 今土方君の声で起きた」
「 すまなかったな」
「いや、 大丈夫だよ」
「そうか」
ぎこちない会話しかできない
会話に空白がうまれる
「 じ、じゃぁ 寝るか 」
「 土方君はそれでいいの ?」
「 は、? 」
「 わざわざ好きな人をホテルに連れ込んで風呂まで入って じゃぁ寝るか それだけでいいの?」
「 何 言ってんだ それが、 道理だろ」
「 土方君がそれでいいならいいけど」
「じゃぁ、おやすみ」
銀時が布団を被る
「 逆に そんな事していいのか 」
「 そんなことって? 」
銀時が土方の方を向く
「 えっ、 えっちな事だよ」
「その為に俺をホテルに連れてきたんじゃないの ?」
「 テメェはいやじゃねーのかよ」
「 土方君は恋愛した事ないんですかぁ 」
「 うるっせーな 分かんねぇんだよ 」
「黙ってホテルまで着いて来たなら相手も いいよ って言ってるようなもん だろ」
銀時が土方を見ながら言う
「テメっ それって」
「 焦ったいんだよ ほんとに、」
「その言葉 嘘偽りねぇな ?」
「ねぇよ あるわけねーだろ」
「 いいのか ?」
「 いいよ 」
「痛くしないでね」
「 あぁ 頑張る 」
続き書こうか迷ってます🧐