テラーノベル
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第一話
【べらんだで。】
夜風に当たりたい。変にそんな気持ちになった。ベランダに出てみた。
「……気持ち、」
夜風が当たって気持ちいい。
ふと、隣の部屋のべらんだに目を向けると、
「ぇ。」
酒を飲んでる男がいた。
「……」
その男も少し僅かに目を見開いた。
「ぁ、ッ、すいませ、」
謝って目をそらすと
「……ん、いる?」
急に何かと思い、男の手に視線を移すと、梅酒が入ったコップをこちらに差し出していた。
「ぇ、ぃ、いや俺、まだ、未成年、なんで、」
ぎこちなく断ると
「ふーん、……俺高二。君は?」
……高二……高二、、
「こっ、高二… .ᐟ.ᐣ」
思わずでかい声が出た。
「ははっ、うん、高二。君も?」
笑った。
なんだろう、なんていうか…なんか凄く、
綺麗だった。
「…おーい?」
声を掛けられて我に返る。
「ぇ、ッ、あ、俺も、高二、」
そう返事をすると、
「じゃ、二十歳なったら最初に飲もうぜ。」
とか言ってきて、なんかすごい
「….ᐟ.ᐟ うん、.ᐟ.ᐟ」
心に刺さった。
「へっ、約束な。」
小指を出してきた。急な出来事に体が強ばる。
「へっ、、? ……や、約束、、」
ゆっくりと小指を出す。
あっちが半ば強引に絡めて、指切りを交わした。
それが初めてのあなたとの出会い。
「……名前なに」
急な質問、
「へ、う、うり、」
「うり、、うりか、いい名前じゃん、うりね、よろしく。」
復唱するように俺の名を言ってそう微笑みかける。
「あ、あなたは、、」
恐る恐る聞く、
「俺?俺は、ゆあん。」
ゆあん。いい響きだ。
「ゆあん、、ゆあん、、ゆあん、くん、、よろしく、」
さっき、あな、、ゆあんくん、が、復唱した理由が少しわかったような気がした。
一日目
そこで会話がおわる。なんか、
「楽しかった、かも、、」
って思えた、
【べらんだで。】
ことは@学校面倒くさい
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え ー た ん !
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コメント
1件
うわあ、夜風のベランダで偶然隣同士の出会い…しかも「二十歳になったら飲もう」って、すごく甘酸っぱい響きですね。年齢を聞いて「高二」って声が大きくなるシーン、思わず笑っちゃいました。指切りまでしちゃうところ、まだ会ったばかりなのに不思議と距離が縮まる感じが伝わってきて、心が温かくなりました。ゆあんくんの「名前なに」の聞き方も自然で、こういう偶然の出会いって物語の始まりにぴったりだなあ。続きがすごく気になります!