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敵の仲間ならいちばん考えられるのはイタ王だよね...
こんにちは
早速どうぞ
⚠注意⚠
何でも許せる方のみどうぞ
あれからどれ程の時間が経ったのだろうか。
体感的には、数時間経ったと思うが実際には数十分程度しか経っていないだろう。
何故って?
ふと上を見ると時、雲の動きで、何分時間が経ったのか分かる。余りにも時が経ち過ぎると、目の前に居る敵が、仲間を呼ぶ可能性がある為、早く片付けないと行けない。
仲間を呼ばれては厄介だ。枢軸のボス一人相手だが、私の体力がこのままでは、持たない。
「けほッ…」
呼吸が荒くなって行く。脇腹が痛い。
とにかく銃弾を撃つ手が速い。最初は、避ければ良かったのだが、段々足が重くなっている。
「……………」
だが、休憩なんて暇を与えてくれる筈もなく、何発も銃声音が耳障りに響き、先程から耳鳴りが酷い。
死体が転がっているのを避けながら、攻撃のチャンスを伺う。一瞬だけで良い。少しでも、隙を与えた瞬間、刃で敵の喉を刺す。
その前に、あの拳銃を何とかしないと行けない。
初めて見た特殊な拳銃だ。普通の銃は、あんなに何発も銃弾を撃てない。直ぐに、替えの弾を入れ替えないと、撃てなくなる。
その隙きを、狙って今まで敵を殺してきたが、今回は、やはり一味違う。コレまで戦って来た経験が全く役に立っていない。
「チッ…」
小さく舌打ちをし、レンガの壁を登ったり避け続けるが、コレを続けると体力勝負になってしまう。
そうなれば、戦闘開始から、全く動いていない目の前の敵が、有利だ。
日本刀は長距離戦だと不利だが至近距離だと有利。相手が一秒でも油断をしてくれれば、直ぐに私の思いどうりに行く。
まぁ、その隙きを今作っているが。
「…?」
ニヤリと口角が上がった後、頭の中でカウントダウンを始める。
4…3…2…1…。
ドンッと大きな爆発音が、静かなこの場所を煩く包み込む。
「!?」
相手が驚いていた数秒がチャンス。
瞬きをする暇も与えず、距離を詰め込み拳銃を持っている片手を足で蹴る。銃が、地面に落ちたと同時に、首元を狙う。
「!!」
勝った…!!
「ッ、!?」
一発の銃声音が聞こえ、日本刀が弾け飛ぶ。
待て、何処から銃弾が放たれた?目の前の敵は、拳銃を地面に落としている。
そうなると考えれる可能性は一つ。
「……油断大敵だと父様から言われたでしょ?ボス」
敵の仲間が来てしまった_____
読んで下さり有り難う御座います
それでは、さようなら