僕は、小さい頃から虐められていた。
上履きに画鋲、物を隠される、
これが日々毎日続くであろう事だった。
モブ 「おら!ボコッ」
天 「……っ、」
何でよ、僕、何もしてないじゃん。
そうして過ごしている内に、彼奴らは、
カッターやナイフを使いだした。
僕もさすがにやばいと思って、
あの、
”悪魔の力”を使ってしまった。
モブ 「何………すんだよ……」
モブ2「お前……魔女だろ!」
天 「え?違うよ!魔女なんかじゃ……」
モブ3「うるっせぇ!グサッジャキッ」
天 「い”っ……」
天 「はぁ、はぁ、」
それから数年経っても
”魔女”の異名を消してくれる事は無かった。
だから僕は、もう我慢をやめたかった。
だけど、そんな事なんて出来ない。
何もされてないのに人を殺すのは、理不尽だし自分がされていた事と一緒だ。
何をしたらいい、僕は
どこで生きればいい?───
そんな事を考えながら今日もいじめにあって
モブ2「はは!いい気味だぜ!」
その時、
天 「っ!?クラッ」
いきなり誰かに眠らされ、
連れてかれた。
更にいじめがエスカレートするのだろうと
もう飽き飽きしていた。
暫くして目が覚めた。
天 「ここ、は?」
? 「まあ、私はAとでも名乗っておきましょうか」
? 「ここは力の制御が出来ない、メンタルを鍛える部屋です。」
天 「え……??」
その時目の前に現れたのは僕の家族。
両親や妹、お兄ちゃん、お姉ちゃんだった。
天 「助けてくれるんだ……!!」
ドクンッ
その瞬間、ほんとに制御がきかなかった。
パチンッ
全員倒れた。死んだ。
天 「ひっ、……きゃぁぁぁあ!!!」
それから何年か、10歳くらいまでか、
人を目の前で殺すという物が続いた。
もうボクは、感情なんて無かった。
辛いって思ってるはずなのに───
もう、悲しい楽しいなんてない。
その時、
? 「他のお客様です……か、あ!」
? 「やっと試練終わりましたね。」
天 「……。」
? 「最後になのっておきます。私、有咲でございます。」
天 「あ…………りさ……?」
有 「ええ。そうですわ。」
有 「それでは、また何時かお会いしましょ」
僕は新しく謎の人に飼われた。
その人は、光?って言ったっけ?
すごく優しくて、人と言うものを教えてくれた。
光 「あのね、天使ちゃん。」
光 「他人の言葉なんて、簡単に受け入れなくていいの。だけどね。私のこの言葉は信じてね。」
天 「うん、分かった。」
それからちょっとだけ、過ごして…
光は目の前で殺された。
ほんとに死んでしまう少し前には、
光 「その目の傷……可哀想に…」
光 「この顔隠しをあげるわ。」
光 「だから私の事、私言った事、忘れないでね。」
また、失った。
もう失いたくない。
天 「だからこの顔隠しがあるんだ。」
覚えてるよ。光。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!